はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ホンダと米GM、ブロックチェーン活用する電気自動車の共同研究開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ホンダとGMはEVを共同開発、ブロックチェーンで電力情報を記録
国内の自動車大手ホンダと米ゼネラル・モーターズが電気自動車を活用してスマートグリッド実現に向けた共同研究を始めることがわかった。電力の情報をブロックチェーンで記録することでコスト削減を図る。

ホンダとGMがEVを共同開発、ブロックチェーン技術活用へ

現在、国内大手自動車メーカーのホンダとゼネラルモーターズ(以下GM)はスマートグリッドと電気自動車(EV)の研究においてブロックチェーン開発を推進するコンソーシアMobility Open Blockchain Initiativeに参加している。

電気自動車の開発において、安定した電力の供給や電力のその他の用途について研究することは非常に重要である。

スマートグリッドとは、通信に制御機能を付け加えた電力ネットワークを形成する通信網で、次世代電力ネットワークとして再生可能エネルギーの促進と共に注目されている。

ホンダとGMが開発する電気自動車では、このシステムにブロックチェーン技術を導入することで発電所や家庭用の太陽光発電から電気自動車に安定した電力の供給において、いつ、どこで、どれだけ電力を蓄えたか、もしくは戻したか、を追跡することが可能になるという。また、インフラ事業者も管理コストの軽減がはかれる。

この開発状況について、日経は次のように説明している。

多数の電気自動車を都市の電力網に接続するシステムは実験段階にある。その理由の1つは、移動中の車の中で、バッテリーの状態(充電中か放電中かを問わず)を知ることが難しいことだ。

ホンダとGMはすでに北米市場向けに電気自動車の電池の共同開発を行なっており、GMは昨年その主製品であるEVシボレーボルトを約2万台も販売した。またホンダは今年ヨーロッパで電気自動車の販売を開始する予定になっている。両社はバッテリーの充電と電力制御に関する専門知識を次世代のスマートグリッド(次世代の送電網)開発に向けてEVの生産を促進していく構えだ。

両社は最終段階として、電気自動車とスマートグリッドでエコシステムの構築を目指している。新しい収益源となるため、今後も両社は意欲的に開発を進めていくだろう。

一方、スマートグリッドの開発は日本の状況にも関係していると考えられるだろう。大きな地震など自然災害などの被災地では停電の中での生活を強いられることもあり、こういった不測の事態に対応するために電気自動車が適しているとする見方もできる。

今回の取り組みはあくまで共同研究という形だが、今後両者から新しいサービスが展開された場合、ブロックチェーン技術が様々な分野においてコスト削減と効率化につながることが示されるだろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年9月最新】
2025年9月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧