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世界4大会計事務所EY、イーサリアムの匿名化ツールを公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

EY、イーサリアムブロックチェーンの匿名化ツールを公表
世界4大会計事務所EYは、イーサリアム上で匿名取引を可能とする新プロトコルをリリース。同社が提供するブロックチェーン・プロダクトのセキュリティやプライバシー保護の向上に向けた匿名性の強化が目的か。

EY、イーサリアムブロックチェーンの匿名化ツールを公表

世界4大会計事務所の一つであるアーンスト・アンド・ヤング(EY)は、イーサリアム上での匿名取引を可能とする新たなプロトコルをリリースした。

そのプロジェクト名は「Nightfall」で、今週金曜日にGitHub上で公表されている。

GitHub上の説明によれば、同プロジェクトの目的は完全なプライバシー保護を可能とする手段を提供するとのことだ。

GitHub上には、以下のように記述されている。

Nightfallはスマートコントラクトとマイクロサービスを統合したもので、zk-snarkのツールキットであるZoKratesを利用することで、ERC-20およびERC721トークンのイーサリアム・ブロックチェーン上での取引を完全に匿名の状態で行うことが可能となる。

これは実験的ソリューションであり、まだ頻繁に改良が行われている。

zk-snarkとは、ゼロ知識証明を利用することで、匿名化を可能とする仕組みだ。Zcash(ジーキャッシュ)もこのメカニズムを利用している。

ゼロ知識証明とは、ある情報が正しいものであることを、その情報自体を明かすことなく証明する手法のこと。つまり、zk-snarkを利用すれば、送金者、受取人、送金額などの取引内容を第三者に明かすことなく、その取引が不正でないことを証明することができる。

ブロックチェーン・プロダクトへの注力

先日には、アーンスト・アンド・ヤングの企業向けブロックチェーンが、アジアのワイン企業Blockchain Wine社とワイン専用の独自プラットフォーム「TATTOO」に導入されることが明らかになっている 。

シンガポールからアジア市場を中心にビンテージワインを販売する Blockchain Wine社は、ブロックチェーン技術を基盤とした デジタルソリューションのTATTOOワインプラットフォームを導入することで、世界への事業拡大を図っている。世界4大会計事務所の一つで世界各国でプロフェッショナル・サービス事業を展開するEYが企業向けに開発した「EY OpsChain」で開発されているとのことだ。

EY OpsChainは、企業がサプライチェーン管理を簡素化し、デジタル契約、共有在庫および物流情報、価格設定、請求書発行、支払いをシームレスに統合できるように設計されており、これまでに食品や飲料をはじめとする製造業、ヘルスケア、金融サービスの分野でのユースケースがある。

「Zcash」の開発者でありCEOのZooko Wilcox-O’Hearn氏は、「セキュリティやプライバシー保護の観点から匿名性は重要だ」とコインポストのインタビューにて語っている。

EY社は、前述したように様々な分野でブロックチェーン・プロダクトを提供しているが、中には多くの機密情報を扱うものもあるため、セキュリティやプライバシー保護の観点から匿名性の強化に乗り出したものであると推測される。

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