CoinPostで今最も読まれています

コインチェックの仮想通貨ハッキング事件でロシア系ハッカー関与か|朝日新聞が報じる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインチェック事件にロシア系ハッカー関与か
昨年1月、コインチェックから巨額の仮想通貨がハッキングされた問題に関する新情報として、ロシア系ハッカーが関与した疑いがあると朝日新聞が報じた。国連安保理の報告書では、北朝鮮の関与が指摘されていた。

コインチェック事件にロシアのハッカー関与か

朝日新聞の報道によれば、2018年1月に発生したコインチェックハッキング事件で、ロシア系ハッカーとの関連が指摘されているウイルスが発見された。

複数の捜査関係者による新たな情報では、ハッキング事件の際にウイルス感染から秘密鍵を盗み出したコインチェック社員のPCから検出されたのは、ロシア系ハッカーの間で使用されていたウイルスだったという。

2018年1月、国内最大手の取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨NEM(ネム)が不正流出し、大きな社会問題となったが、現時点で犯人検挙には至っていない。

なお、今年1月に掲載された産経新聞の報道によれば、ハッカー側が盗難したNEMをダークウェブで資金洗浄(マネー・ロンダリング)して得たと思しきビットコインが海外交換所に持ち込まれ、少額を現金化しようとした形跡が確認されている。

有力視されていた北朝鮮説

これに先駆け3月26日、ロシアのセキュリティー企業でウィルス対策ソフトベンダーのKaspersky Labは、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス(Lazarus Group)」の最新傾向に関するレポートを公表した。

国際連合安全保障理事会(安保理)の報告書でも、北朝鮮が米国をはじめとする厳しい経済制裁を逃れるべく、国家ぐるみのサイバー攻撃で外貨の不正取得を行なっていることを断じている。

懸念されているのは、北朝鮮のサイバー攻撃を総括する「偵察総局」の存在で、ハッカー集団ラザルスがコインチェックハッキング事件にも関与したと指摘されたほか、韓国の取引所「Bithumb」や「Yobit」のハッキング事件でも同グループの関与を指摘している。

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引所コインチェックにも攻撃を仕掛けた「ラザルス」の攻撃手法|露セキュリティー企業が対策方法を解説
ロシアのセキュリティー企業Kaspersky Labは北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が昨年11月から取り入れている新たな手法を指摘するレポートを公表。ハッキングの対象になりやすい仮想通貨企業に注意と対策を呼びかけた。
仮想通貨関連法案が衆院で可決、取引所ハッキングリスクに備えた投資家保護策など
「暗号資産」への呼称変更、仮想通貨不正流出時の利用者保護やレバレッジ規制などの規制強化策を盛り込んだ、資金決済法と金商法の改正案が衆院本会議で可決した。重要ポイントをまとめた。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
13:10
米ウォーレン議員、中国系仮想通貨マイナーによるスパイ活動を懸念
米国のウォーレン議員は、ビットコインなどを採掘する中国系仮想通貨マイニング事業者が国家安全保障にもたらすリスクを指摘した。
10:20
大統領候補ケネディJr氏、米政府のビットコイン積立を提唱
ケネディJr氏は、米大統領に当選した場合、政府が財務資産として仮想通貨ビットコインを毎日購入し積み立てるようにすると話した。
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金基金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア