はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Ripple社 CTO「ITバブルと同様、仮想通貨市場の”真の勝者”は予測できない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Ripple社CTOの見解
RippleのDavid Schwartz氏は、XRP(リップル)価格がBTC価格と連動している理由に言及。市場が直面する最大の課題について独自の見解を述べた。An Altcoin Trader’s Handbookの著者は、イーサリアムに関してデカップリングの可能性を指摘した。

Ripple社CTOの見解

仮想通貨市場のオンランプ、取引所、プラットフォーム、取引ペアの増加に伴い、ビットコインの価格は仮想通貨市場全体の上昇・下落に強く相関している。

An Altcoin Trader’s Handbookの著者であるNik Patel氏は以下のように書いている。

仮想通貨市場がピークを付けた2018年1月以降、アルトコインはBTCに対して90%以上、BTCはUSD(米ドル)に対して95%以上下落している。これは、BTCの価値自体が約85%失われたことを意味している。

また、Nik Patel氏による最新の分析結果では、時価総額2位のイーサリアム(ETH)は、ビットコインとの相関関係から離脱するかもしれないことを示している。ETH/USDの短期的な動きはビットコインと密接に関連しているが、もしビットコインが一歩下がって、少なくとも数週間の間に13,900ドル(151.3万円)以下に落ち着くのであれば、ある程度のデカップリング(相関関係の乖離)が起きると思う。

アルトコインがさらに成熟し、持続可能なユースケースと顧客の存在が証明されるまで、投機家はどちらが繁栄し、生き残るかを見分けられないようである。

最近のTwitterのスレッドで、RippleのDavid Schwartz CTO(最高技術責任者)は、”XRPがビットコインとなぜ連動してるのか”と、”スタートアップが優位性を競っていた初期のインターネットの時代と比較して、仮想通貨市場がどのように違うのか”について、以下のように説明している。

XRP価格がBTC価格と連動している理由は、他の仮想通貨と同じ理由だろう。

かつて多くの人が検索エンジンが大きな収益源になるかどうかを模索していた頃、ITバブルを経て「Google、Ask Jeeves、Excite、Altavista、Yahoo」のような企業が市場の勝者になるかどうかを判断することはできなかった。仮想通貨市場のテクノロジーも、市場に普及するか否かをすぐに判断することはできない。

少なくとも私はそう思っている。市場が直面している最大の問題は、暗号技術が金融や決済を混乱させるのか、それとも失敗するのかということだ。

銀行との提携で決済ネットワークの摩擦低減へ

Ripple社のソリューションは、国境を越えた決済分野をターゲットにしている。これは伝統的な金融システムが5日かけて決済のための資金を提供するために、世界中の様々な現地通貨で巨額の現金を保管する必要があることに対する改善策となっている。

銀行は、R3のグローバル・ネットワークのようなブロックチェーン・プロジェクトを試行して提携関係を結び、ブロックチェーン・テクノロジーを活用して分散プラットフォーム上でデジタル資産を取引することで、数秒以内に決済を処理し、手数料を減らし、摩擦を低減していくことになる。

CoinPostの関連記事

リップル社出資「XRPバンキングアプリ」を公開 |銀行界とデジタル資産の橋渡しに
米Ripple投資部門の出資を受けるスタートアップXRPL Labs社が、開発中のXRPバンキングアプリのデザインを公開した。「母親でも使いたくなるように」設計したデザインと、今後の計画を示した。
ビットコインとの相関性から見る投資戦略 XRP(リップル)にも重要な事例に|バイナンスリサーチ調査
仮想通貨取引所バイナンスの市場分析部門が、2019年の第2四半期における仮想通貨の相関性に関するレポートを発表。ビットコイン(BTC)との相関性から、多くの投資戦略が見えてきた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/11 木曜日
17:15
コインチェックがソラナ(SOL)の取扱いを開始
コインチェックがソラナ(SOL)の取扱いを開始。販売所・取引所・つみたてに対応し、1万円購入で抽選1万円分のSOLが当たるキャンペーンも実施中。
16:47
ブータン都市GMC、金裏付けトークン「TER」発行へ ソラナ活用
ブータンの特別都市GMCが、金を裏付け資産とする国家支援型トークン「TER」をソラナ基盤で発行。DK Bankが販売・保管を担い、同国のデジタル経済戦略を加速させる取り組みとなる。
16:33
仮想通貨取引所ジェミニ、CFTC承認で予測市場参入へ
仮想通貨取引所ジェミニがCFTCから予測市場運営の承認を取得。関連会社ジェミニ・タイタンを通じて二者択一式イベント契約を提供する。カルシとポリマーケットが急成長する予測市場で、競争が激化している。
14:58
仮想通貨業界トップ、米CFTC新設諮問会議に参加へ
米CFTCが「CEOイノベーション評議会」を設立し、クラーケンやジェミナイなど仮想通貨業界トップが参加。デリバティブ市場の構造変化やトークン化について議論。仮想通貨担保のパイロットプログラムも開始。
14:06
レイヤーゼロ(ZRO)とは?スターゲートの使い方・バイバックの仕組みを解説
レイヤーゼロ(LayerZero)の仕組みやZROトークンのバイバック、スターゲートを使ったブリッジ方法を初心者向けに解説。Stargate買収の背景やリスクまでわかりやすく紹介します。
12:05
イーロンのスペースX、146億円相当のビットコイン移動 IPO関連か?
イーロン・マスク氏率いるスペースXが約146億円相当のビットコインを移動した。10月から毎週大規模な送金を継続しており、IPO計画との関連が注目されている。
11:49
トム・リー氏、「イーサリアムは既に底打ち」 先週690億円相当を購入
ビットマイン会長トム·リー氏が、イーサリアムは既に底入れしたと発言。同社は先週、約4億6,000万ドル相当のETHを購入し、10月以来最大規模の買い増しを実施。今後10~15年間、ビットコインよりもイーサリアムの将来性に期待を寄せている。
11:49
FRBの慎重姿勢でビットコイン反落 2026年の利下げは限定的か
FRBは25bpの利下げを決定したが、パウエル議長の慎重姿勢を受けビットコインは下落した。2026年の追加利下げは1回との見方が広がる中、グラスノードのデータは実現損失が1日5.5億ドルとFTX崩壊時並みの高水準を示す。機関投資家の本格参入で4年サイクル終焉論も加速。
11:04
米大手9行が仮想通貨企業を排除 通貨監督庁が是正へ
米通貨監督庁(OCC)は、JPモルガンなど大手9行が2020-23年に仮想通貨企業を含む合法事業者へのサービスを業種理由で制限していたと発表。「金融の武器化」と批判し、違法行為には司法省照会も検討。トランプ政権下で「デバンキング」問題の是正が加速。
11:00
ビットコイン9.4万ドル急騰からの反落、FOMC利下げ後に軟調な動き|仮想NISHI
FRBの25bp利下げを受け、ビットコインは一時9万4000ドルまで上昇したものの、その後反落。X-Bankアナリストの仮想NISHI氏によると、デリバティブ市場でのロング解消による売り圧力が現物買いを上回っている。欧米機関投資家のクリスマス休暇入りを控え、年末にかけて軟調基調となるリスクを指摘。
09:19
ストラテジー社、ビットコイン保有企業の扱いめぐり書簡 MSCI指数除外案に反対表明
ビットコインを蓄積するストラテジー社がMSCIの指数除外案に反対意見を提出。仮想通貨保有50%以上の企業を除外する提案に対して、様々な観点から異論を唱えている。
09:11
Superstate、株トークン化の新サービスをローンチへ
Superstateは、株式をトークン化する新サービスを発表。上場企業が仮想通貨イーサリアムやソラナのブロックチェーン上で株式を新たにトークン化して、投資家に直接発行することができる。
07:40
ビットコインの買い増しなどを計画 米Strive、最大約780億円を調達へ
米Striveは、最大約780億円相当の株式を発行・販売する契約を締結。調達資金は仮想通貨ビットコインの買い増しやビットコイン関連商品への投資などに使用すると説明した。
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧