はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

VISAがブロックチェーンエンジニア募集 リップル、イーサリアム、ビットコイン関連業務の経験を重視

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

VISAがブロックチェーンエンジニアを募集

金融・決済大手のVISAがブロックチェーンエンジニアを募集していることが分かった。求人情報の中では仮想通貨リップル、イーサリアム、ビットコインなどのブロックチェーン・分散型台帳に関わる業務に携わったことがある者が理想的であると明記された。

イーサリアムとブロックチェーンアーキテクチャで経験を積んだ開発者を募集。候補者は、分散型アプリケーションを開発・リリースしたことがあり、リップル、R3、イーサリアムやビットコインのブロックチェーン、Solidityの作業経験があることが望ましい。

Solidityは、イーサリアムのスマートコントラクト開発の言語。一方、R3のCordaは、民間企業向けのオープンソースブロックチェーンプロジェクトだ。

表記順に意図があるかは定かではないが、リップルやR3が表記順で先に位置していることに注目する声もある。

ブロックチェーンエンジニアの募集

本求人は、VISAのコマーシャル決済部門での職位であり、このグループは企業間(B2B)決済イノベーションの管理や、グローバルな非カードベースの決済イノベーションなどについて取り組んでいる。

チームが重点的に取り組んでいる5つの優先分野は以下の通り。

  1. ブロックチェーンベースのクロスボーダー決済プラットフォーム
  2. 近時決済
  3. 企業のデジタルIDを作成するためのエンタープライズIDスタンピング
  4. Go-langでのHyperledgerチェーンコード開発
  5. 分析とデータの可視化

企業間(B2B)の決済をブロックチェーンで

候補者の具体的な仕事内容としては、B2Bでブロックチェーン技術と分散型台帳を活用した新しい決済レールを構築することだという。

VISAは2019年にブロックチェーン技術による国際決済ネットワーク「Visa B2B Connect」を本格的にローンチしており、これに関わる職務と見られる。コルレス銀行ネットワークの代替手段となるもので、Linuxのブロックチェーン「Hyperledger Fabric」を採用している。

すべてをブロックチェーン技術で構築しているわけではないが、送金手数料や時間効率化の部分で、分散台帳技術を活用している。

銀行間のダイレクトな取引を可能にすることで、従来の国際決済プロセスの煩雑さを解決しようとするものだ。

イーサリアムなどの作業経験を有するエンジニアを募集することは、VISAが仮想通貨を決済システムに組み込もうとする動きを予期させるものだが、実際にプロジェクトが仮想通貨ブロックチェーンを活用するのかどうかは明かされていない。

「VISA仮想通貨チーム」立ち上げも

VISAは、2019年に「VISA仮想通貨チーム(VISA Crypto Team)」を構築するとして求人募集していた。

その際に候補者は仮想通貨エコシステム内で製品戦略を実行し、VISAリサーチチームと密接に協力してフィンテック業界に新製品を提供すること、さらに仮想通貨がこれからの個人の支払いにどのような影響を与える可能性があるか、深く理解することが求められていた。

VISAは昨年11月に米国で中央銀行向け「デジタル法定通貨」の特許を申請しており、CBDCへ適用できるものとして考案されているようだ。申請書類では「イーサリアム」という言葉が頻出し、この製品で使われる可能性もある。

関連:VISA、「デジタル法定通貨」の特許申請  イーサリアムの利用も検討か

VISAは現在、仮想通貨分野の事業を本格的に展開させるスタート地点にいるようにみえる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧