はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米Bitfinex、隠蔽疑惑の8.8億ドル回収へ テザー問題で重要進展

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米Bitfinex、隠蔽疑惑の8.8億ドル回収へ

Bitfinex社の親会社iFinex Inc.は、南カリフォルニア セントラル地区裁判所に証拠開示の申請書の提出を行なった。

申し立てたを行なった開示申請は、Global Trade Solutions AG(別名Crypto Capital)にBitfinex社が信託した8.8億ドル(約950億円)を回収する為のもの。これまで同資金は銀行に凍結されたと主張していたことから、顧客資産を隠蔽したとの指摘がニューヨーク州司法当局から行われていた。

Bitfinex社は、当時利用していたCrypto Capitalが政府機関によってポーランドやポルトガル、イギリス、アメリカの銀行口座が差し押さえ、又は凍結されたと主張しており、少なくとも2018年12月から同社にある8.8億ドル(約950億円)の資金を引き出す事ができないとしていた。

同社は資金を回収する為、これらの国で法的手続きを検討または開始しており、今回の開示申請も一連の流れに該当する。

これらの資金は、テザー(Tether)は管理する顧客資産を利用・隠ぺいしたとして、ニューヨーク州司法当局がテザー裁判で指摘していたもので、裁判の争点にもなっていた。iFinex側から証拠開示の申請書を提出に動いたことは市場においても重要な動向となる可能性がある。

iFinex Inc.は、同社との決済業務関係にあるCrypto Capital及びその他企業に係る8.8億ドル(約950億円)の未回収資金について、2019年10月18日付けで南カリフォルニア、セントラル地区裁判所に開示申請を提出した。

同社は、TCA Investment Bancorp and Trust Company (TCA Bancorp.)の副社長のRondell “Rhon” Clyde Monroe氏の法廷召喚と宣誓供述書の作成、書類の提出を求めている。

ブリティッシュアイランド諸島籍の企業であるiFinex社による申請は米連邦法、 合衆国法典28編1782条(a)に基づき申し立てており、海外に於ける裁判の支援に米裁判所での開示手続きが認める事を可能にする。

よって申請が認められれば、海外での裁判に宣誓供述書及び書類の提出が可能になる。

8.8億ドル(約950億円)の資金保管先と内訳は以下の通りだ。

Monroe氏とTCA Bancorp社が保有する3億6百万ドル(約332億円)は米検察当局の詐欺容疑で捜査対象となっているReginald Fowler社所有の英G.T.S Resources Limited.社にある。

その他3億5500万ドル(約385億円)は、ポーランドの銀行2億1800万ドル(約240億円)はポルトガルの3つの銀行にあるとされている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
05:00
ハイリキが注目される理由│次のエアドロップ機会は?利用方法・リスクを解説
Hyperliquid(ハイパーリキッド:ハイリキ)のエアドロップ情報と特徴を解説。HYPEトークンの価格高騰要因、次回エアドロップの参加方法、流動性提供(HLP/Vaults)の仕組み、投資リスクまで詳しく紹介します。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧