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Google Play、NFTの活用を公式に認可 アプリストアのポリシーを更新

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

開発者の事業をサポート

アプリストアの「Google Play」は12日、ブロックチェーン基盤のデジタルコンテンツをアプリやゲームの中で取引するための新しい方法を提供するため、ポリシーを更新したことを発表した。

ユーザーが所有できるコンテンツで従来のゲームを再構築したり、NFT(非代替性トークン)の報酬を作ってユーザーとの関係を深めたりできるようにすることが目的。創造的なアプリ体験が発展し、開発者の事業をよりサポートできるようになることを期待していると述べている。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

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これでNFTなどのデジタル資産を公式に活用できるようになる一方、Google Playは、ブロックチェーン技術が発展を続けるにはユーザーの信頼を維持することが最も重要であると指摘。各アプリには、トークン化したデジタル資産について透明性を高くすることを求めた。

例えば、アプリやゲームがデジタル資産を販売したり、ユーザーがトークン化したデジタル資産を稼ぐことができるようにしたりした場合、開発者はそのことを明確に公表しなくてはならないと説明。また、ユーザー保護の観点から、プレイや取引から得られる潜在的な報酬を促進したり、誇張して説明したりしてはいけないと述べている。

他にもギャンブルなどに関する別のルールに従うことも要求。要件を満たしていないアプリは、購入時点ではNFTの価値が明確にわからないような仕組みを導入することを禁じた。これは例えば「ガチャ」と呼ばれるような、ランダムにアイテム等を付与する「ルートボックス」という方式を導入してはいけないという意味である。

Google Playは、ブロックチェーンや暗号資産(仮想通貨)に対し、徐々に考えを軟化させてきている。2018年には仮想通貨マイニングアプリの提供を禁止。また、2020年には、ビットコイン(BTC)が獲得できるパズルゲームアプリが一時ストアから削除され、再びダウンロードが可能になったこともあった。

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今後の計画

今回の発表では、パートナーの成功がGoogle Playの成功であると説明。今回のポリシー更新は、アプリやゲームの開発者と話し合ってフィードバックを反映させたものであるとした。

そして、これからも、ブロックチェーン技術を使った事業の構築をサポートするために開発者に協力していくと述べている。次は二次流通の市場などについて、アプリ体験のサポートをより良く行えるように、業界のパートナーと話をしていくと説明した。

今回の発表には、ブロックチェーン関連企業から歓迎の声が上がっている。ポリシーを更新するためにGoogleと協業してきた「Reddit」の幹部は以下のようにコメントした。

ポリシー更新の目的は、ユーザーからの信頼を高めたり、責任を持ってブロックチェーン技術が使用されたりする公正な環境を作ること。

明確なガイドラインを作ることで、ユーザーは情報に基づいた決断を行えるようになる。

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