永久優先株「STRE」で約620億円を調達へ
ビットコイン(BTC)保有企業として世界最大のストラテジー(旧マイクロストラテジー)は3日、ユーロ建ての永久優先株(ティッカー:STRE)を350万株発行し、最大3億5,000万ユーロ(約620億円)を調達すると発表した。調達資金はビットコインの追加購入および運転資金に充てる。
STREは年10%の累積配当を持つ優先株で、未払い分は四半期ごとに複利で加算される仕組み。上限金利は18%と高く、同社は資本コストを上回るリターンをBTC運用で狙う構えだ。
ストラテジーは10月末時点で計64万1,205 BTC(時価約10兆円)を保有。3日には397 BTC(約4,500万ドル)を追加購入した。これまで同社は普通株や複数の永久優先株(STRK、STRF、STRD)を活用し、段階的にBTC保有量を拡大してきた。
BTC買い増し戦略を継続
10月30日に発表された2025年第3四半期決算(7〜9月)では、純利益が28億ドル(約4,313億円)と、前期の100億ドルから減少した。BTC価格の上昇ペースが鈍化し、企業価値とBTC保有額を比較する指標「mNAV倍率(企業価値÷BTC保有額)」は約1.2倍(2023年3月以来の最低水準)に低下している。
同様の資金調達手法は日本でも見られる。東証スタンダード上場のメタプラネット(3350)は10月、永久型優先株式による資本調達を発表。普通株の希薄化を抑えつつ、上限6%の配当で長期資金を確保し、BTC購入に充てる仕組みを導入した。同社は30,823 BTCを保有し、「日本版ストラテジー」とも呼ばれる。
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