TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

前回のビットコイン(BTC)下落時に大口クジラが「押し目買い」 Coinbaseの仮想通貨投資データを用いた指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クジラはビットコインを「押し目買い」の傾向
Coinbaseが提供を開始した投資データから、先日のビットコイン価格下落時にトップ10%の大口投資家の多くが「購入」していたことが判明した。海外で投資シグナルとして話題になっている。

クジラはビットコインを「押し目買い」の傾向

米大手取引所Coinbaseが新たに公開した3つのトレードシグナルから、先日のビットコイン価格下落の中で大量のビットコイン保有者の多くが「買い」でポジションをとっていたことがわかった。

米Coinbaseは、『仮想通貨投資家に質の高いトレードを』とのスローガンを掲げ、仮想通貨保有量がトップの投資家の動向や、ユーザーが売却や送金をするまでの仮想通貨の保有期間などの動向データの公開を行なっている。

関連:米コインベースが投資活用データを提供

新シグナルの1つ「トップホルダー・アクティビティ(トップ投資家の動向)」にて、Coinbaseのビットコイン保有量がトップ10%にあたるユーザーの内67%が、先日の下落相場の中で「買い」でポジションをとっていたことを示していたとアナリストのLarry Cermak氏が指摘した。

このシグナルは、Coinbaseの特定の仮想通貨の最大保有者を分析し、過去24時間にポジションを売買したユーザーの数を明らかにしたものだ。

ビットコイン価格は1万ドルを割る急落を記録したが、日本円建て100万円付近で急反発して価格を復調させていた。

データプラットフォーム「Alternative.me」が提供する「恐怖と欲望指数」でも、ビットコインが30万円付近まで下落した2018年12月と同水準に当たる「極端な恐怖」まで市場のセンチメントが低下しており、投資家心理が底をついた可能性を示唆していた。

なお、同指数はビットコインが急ピッチな高騰で150万円の値をつけたタイミングで、「高い欲望」を示す95に達しており、相場の反落ポイントを示している。

関連:仮想通貨市場のセンチメントが買いを示す「極端な恐怖」に

Coinbaseのシグナルの利用方法

上述のもののほかにも、新たなシグナルとして「Typical hold time(ユーザーが売却や送金をするまでの仮想通貨の保有期間)」と「Popularity on Coinbase(人気仮想通貨動向)」の2つが公開されている。また、各価格の相関性のデータも提供も開始した。

現時点で、Coinbaseが日本居住者からの取引を許可していないため、アカウント保有者になるためのハードルが高く、日本人の多くは同指数の利用ができない状況にある。Coinbaseは日本のライセンス取得に動いていることがわかっているため、その動向次第ということになりそうだ。

「Typical hold time(ユーザーが売却や送金をするまでの仮想通貨の保有期間)」は、ユーザーが資産を売却あるいは他のウォレットへ送金するまでの日数の平均を示すもの。

「Popularity on Coinbase(人気仮想通貨動向)」は、何人のユーザーがどの通貨を保有しているのかをランク付けして可視化する。24時間で更新されるため、そのタイミングでどの通貨が買われているか、現物として保有している通貨の動向を把握することができる。

今回データの参考例にあがった、トップ投資家の動向も、これまでの漠然としたいた情報とは異なり、通貨残高を可視化するため、予期せぬ通貨変動時の投資家の動向を把握できるとして、米国では大きく話題になっている。

各指数の更新タイミングは異なるが、投資に利用できるとして、短いスパンでの情報更新が行われている。

CoinPostの関連記事

仮想通貨業界に巨大カストディアン誕生 Coinbaseが大手Xapo社を買収で|総ビットコイン(BTC)の4%まで拡大する可能性も
米コインベースカストディが、大手Xapo社を、5500万ドル(約58億円)で買収。仮想通貨業界に巨大カストディが誕生する。その重要性とは?
米Coinbaseが2通貨目のステーブルコインを上場 USDT問題は一旦保留か
米Coinbaseが、USDCに続く2通貨目のステーブルコインとしてDAIの上場を発表した。未だUSDTの上場は保留とする同社の動きは、市場で巨大需要を有するUSDTシェアに変化をもたらしうる動きとなった。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/22 金曜日
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧