はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

プロがビットコインを無視できなくなる水準は「現時価総額の5倍」米投資家らが議論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインへのさらなる資金流入へ
「プロの資産管理担当者は、価値がどこまで高まればビットコインに投資するか」米著名投資家が投稿した内容をきっかけとした議論をまとめた。

投資対象としてのビットコイン

ポッドキャストで人気を博す投資家Preston Pysh氏が行った「プロの資産管理担当者が、仮想通貨に投資をしなかったことで責任が問われるのは、価格がどの水準に達した時か?」と質問を投げかけたツイートが話題になっている。

Pysh氏は、ツイート投稿の背景として、リスク調整後の収益を示すグラフで、ビットコイン(BTC)、米国の株価や不動産、ゴールド(金)などを比較して説明。グラフにて、収益パフォーマンスが最も高い水準で推移しているのがビットコインであることを示した。

現時点では市場規模が極端に小さい市場であることから、一概にパフォーマンスの比較対象には不適切な事例、今後どの時点まで時価総額が増加すれば、既存の金融商品とポートフォリオを争うか、気になる方は多いだろう。

本ツイートでは「現在は多額の資金が55歳以上の人々によって管理されている。そのような人たちが従来のポートフォリオ管理を30年行い、伝統的な金融商品を専門にしてきたことを考えると、思い切ってビットコインに投資できる人はほとんどいないと思う。しかし、ビットコインの時価総額が1兆ドル(約107兆円)が基準となり、考えを変えざるを得なくなるだろう」というコメントが寄せられた。

Pysh氏はこのコメントに対し、完全に同意すると返信。時価総額がこの水準に達するには、ビットコインの時価総額が現在の約5倍になる必要があり、価格を5倍にすると、ビットコインは5万ドル(約535万円)になる必要があるとした。

2019年4月ごろから、ビットコインの価格は上昇傾向にある。米中貿易摩擦や香港情勢の激化、英国のEU離脱など世界情勢の先行きが不安視されていることで、ビットコインに資金が流れていると指摘が相次ぎ、逃避資産性への関心が高まった。

しかし、出来高や市場規模の観点から、資産価値の変化を見る見方がある一方で、リスクオフには機能できず、金融市場の受け皿にはまだなり得ていないと見方も強くい。そういった意味でも、今後の規模拡大は重要な役割を担うことになる。

コメントの中で、規模拡大要因に上がったのは主に2点で、来年5月には控える半減期と、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社Intercontinental Exchange(ICE)が設立したBakktが予定するビットコイン先物の提供だ。

ETFを含め、市場が変化する材料が出てくるか、5倍もの市場規模拡大には、多方に足がかりが必要となりそうだ。

CoinPostの関連記事

機関投資家マネー流入でプレミアム発生か 米グレースケールのビットコイン投資信託
機関投資家が、米大手仮想通貨投資ファンドであるグレースケール・インベストメンツのビットコイン投資信託に多額の資金を投資している。リサーチも行う仮想通貨メディアCrypto Briefingが、専門家の意見を元にその理由を分析した。
Bakkt、カストディサービスの入出金開始を正式発表 9月にBTC先物提供を控える
Bakktが正式にカストディサービス(ウェアハウス)の入出金を開始した。予定していた日程通りにサービスが開始され、先物提供へ向けた準備が進んでいる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧