MCDの発行開始
複数の資産で担保できるステーブルコイン「Dai」(Multi-Collateral Dai 以下:MCD)が、MakerDAOのシステム上で発行可能な状態になった。MakerDAOのトークンであるMaker(MKR)のステークホルダー達が15日、管理者投票を行い開始を決定した。
MCDは上述したように、複数の種類の担保を裏付けにして発行できる「Dai」。まず担保に利用できるのはイーサリアム(ETH)とBasic Attention Token(BAT)だ。MCDへの移行に合わせて、Daiを所有するユーザーが、変動利率に基づいてDaiで預金金利が得られる仕組み(Dai Savings Rate)を導入する。
MCDが発行可能になったことで、Daiは2種類存在することになるため、1つの資産を担保にする以前からあるDaiの名称を「Sai」に改名。MCDがDaiの名前を引き継ぐという。システムもユーザーの利用も、最終的には完全にMCDに移行する予定だ。The BlockのアナリストMatteo Leibowitz氏は「Maker財団の複数のメンバーは数カ月での移行を示唆しているが、正確な日程は明らかになっていない」と説明している。
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