はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨暴落続く/全体的な暴落の中BTCとETHのドミナンスは上昇傾向に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アジア圏で規制報道相次ぐ
中国は以前から取引所禁止は行なっていましたが、投資家は海外取引所やOTC取引で継続して取引を行なっていたため、今回の報道の影響は大きく、市場全体の時価総額のマイナスは37兆円規模となりました。
ドミナンス(市場占有率)ではBTCとETHが上昇
市場全体で価格が暴落していますが、仮想通貨の中ではBTCとETHの下落率が他の通貨より低く、ドミナンス上では上昇傾向にあります。

アジア圏で規制報道相次ぐ

仮想通貨の大暴落から反発して回復を望む声も大きかったのですが、今回のアジアショックは想像以上の売り圧力となりました。

事の発端は韓国の法務部長官が突如言及した取引所閉鎖方案に関するものでしょう。

この発言は、法務部が独自に行なったものだとした上で、韓国政府の公式見解として『禁止はせず、不法取引などを適正な形で対処するために法整備を進める』と発表しました。

しかし韓国市場が圧倒的なプレミア市場(世界平均価格からの乖離が見受けられる市場)であるため、世界価格を押し上げる存在であったことから法務部の発言の影響力は絶大なものでした。

この法務部の発言に対する韓国政府の公式見解に市場が安堵した直後、市場の回復を待たずに、中国政府の禁止事項強化の報道が行われた事で、価格下落に拍車をかけた形となりました。

しかしこれらのネガティブニュースは、中国の禁止強化で止まらず、本日も多くの報道が仮想通貨市場を駆け巡っています。

連続して続くものなのか、もしくは政府間の動きが裏で繋がっていて行われているのかはわかりませんが、今年に入ってからより各政府もしくはアメリカの各州の動きが活発になっている印象を受けます。

本日の大きなニュースとしては、仮想通貨時価総額20位に入っていたビットコネクト(BCC)を提供していた取引所が、米テキサスとノースカロライナ州から停止通告書を受け、取引所の閉鎖と貸付業務停止を行うと発表しました。

この発表と、仮想通貨市場の下落の影響を合わせて受けた形となり、約94%の下落を記録し、大暴落となりました。

取引所BitConnectが閉鎖/BCCが約94%の価格下落を記録
ビットコネクト社の取引所「BitConnect」が閉鎖した事により、昨日最高値約36,000円を記録していた仮想通貨ビットコネクト(BCC)は、1日で約2,100円まで大暴落し、約94%の価格下落を記録しました。

仮想通貨市場の推移

市場全体の時価総額の推移として、最高値を更新した1月7日の約8300億USD(約92兆円)から本日の約5000億USD(約55兆円)で約41%の下落を記録、今回の暴落で仮想通貨市場から抜けたお金は日本円換算で約37兆円となりました。

時価総額を基準にした市場占有率(ドミナンス)を見ると下落率の比較を行うことができます。

この大暴落が市場全体で起こっている中、ビットコインとイーサリアムは比較的他の通貨の下落率より低いことからも、ドミナンス自体は上昇していることがわかります。

オレンジ:BTC /グレー:主要通貨以外の通貨 /濃い青:ETH

市場全体から抜けているお金が多い中でも、多くの取引所で基軸通貨とされるビットコインやイーサリアムに移動する動きが起こっていることがわかります。

ビットコインのドミナンスに関しては、XRP(リップル)が大幅な高騰を記録し時価総額がビットコインの2分の1になるまで成長を遂げた時点で、過去最低値(32%台)を記録しています。

現在でもビットコインと他のアルトコインの格差は縮まって来ていますが、このような暴落時には価格が下がっている中でも基軸として採用される通貨が強い傾向にあることが見て取れます。

今後の市場

このような市場全体の下落は今までも数多く起こっており、人によっては冷静に市場を分析し投資に向けて動いている人も多いかもしれません。

新規投資家の参入が相次いでいた時期での大暴落は、今後にも影響が懸念されますが、現在起こっている各国の規制は仮想通貨市場の発展には必要な事であり、不正取引やマネーロンダリングの排除は世界規模での課題と言えます。

4月のG20の会議は世界規模の仮想通貨規制の話し合いの場として注目されていますが、それまでに各国で独自の法整備はより正確な形で行われていくのではないかと予想されています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/31 土曜日
13:40
イーロンがDOGE退任、火星移住計画に本格着手
イーロン・マスク氏が政府効率化省を退任し、壮大な人類火星移住計画を発表した。スペースXは2026年無人ミッション開始、その数年後に人類居住地建設を目指す。
10:40
113億円増資でビットコイン追加購入へ、 ブラジルのメリウズ社
ブラジルのフィンテック企業メリウズが仮想通貨ビットコインの追加購入を目的として、最大113億円の株式公開募集を発表。現在320.25BTCを保有。
10:05
ビットコイン現物ETF、500億円流出で10日連続の純流入が終了
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFから29日に500億円が純流出し、10日連続の純流入が終了した。一方イーサリアム現物ETFは9日連続で流入が継続中だ。
09:35
Livepeer、Upbit上場発表で2倍以上高騰 AI動画処理技術の新発表も追い風
仮想通貨の老舗プロジェクトLivepeerがUpbit上場発表で価格が2倍に急騰。同時発表のPOKTは6倍超の暴騰を記録。AI時代の動画インフラ構築発表も好材料となる。
08:30
米シャープリンク、1400億円調達でイーサリアム大量購入へ
米ナスダック上場のSharpLink GamingがSECに10億ドル規模の株式発行書類を提出。調達資金の大部分をイーサリアム購入に充当予定。
08:15
Sui上のDEX「Cetus」、凍結した攻撃者の仮想通貨を移動へ
Sui上のDEXのCetusは、攻撃者に盗難された仮想通貨について、凍結した分を移動する特別なトランザクションを実行するための提案がガバナンス投票で承認されたと発表。今後の計画を説明している。
07:50
ビットコイン・イーサリアム・XRP続落、トランプの対中貿易発言で市場混乱
トランプ大統領の新たな対中貿易発言を受け仮想通貨市場が急落。24時間で8億2700万ドル超のポジションがロスカットされる事態に。
07:20
ビットコイン大口投資家、2日間で2万BTC追加購入=アナリスト
仮想通貨ビットコインの大口投資家が過去48時間で2万BTCを購入。取引所からの流出増加と併せて相場回復の前兆となる可能性が浮上。
06:40
米SEC、ステーキング報酬付きETF申請受付 実現可能性高まるか
REX SharesとOsprey Fundsが米SECにステーキング機能付き仮想通貨ETH・SOLのETFを申請。SEC規制緩和により実現の可能性が高まる。
06:10
FTX、第2回で約50億ドルを返済開始 仮想通貨市場に与える影響は
破綻したFTXが第2回債権者返済50億ドルを開始。仮想通貨取引所コインベースは前回と異なりステーブルコイン配布で市場への影響変化を予測。アルトシーズンの流動性源として期待。
05:40
トランプメディアが約3500億円調達完了、ビットコイン財務戦略開始
トランプメディアが機関投資家50社から24億ドルを調達。手取り23億ドルでビットコイン財務戦略を実行し、米上場企業最大級の仮想通貨保有企業を目指す。
05:01
仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選・実績と評判で徹底比較
投資のプロが選ぶ仮想通貨取引所おすすめランキング最新版。IEO投資、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、ソラナ(SOL)など人気銘柄の取扱いやユーザー評判を初心者目線で徹底比較。
05/30 金曜日
17:22
ライブピア(LPT)の特徴と将来性、おすすめ取引所
ブロックチェーンで動画配信を効率化するLivepeer(LPT)の仕組みや特徴、AI機能、将来性、リスクをわかりやすく解説。
16:47
1億8400万件のログイン情報が流出、マルウェアで収集か=報道
サイバーセキュリティ研究者が1億8400万件のパスワード流出を発見。暗号資産ウォレット、銀行、SNSなどの認証情報が漏洩。2FA設定など今すぐ実施すべき対策を紹介。
13:45
「富への21の道」、マイケル・セイラーがビットコイン長期保有を推奨
米ストラテジー社のセイラー会長がラスベガスのBitcoin 2025で基調講演。ビットコインを「完璧な資本」と位置づけ、企業・個人投資家に長期保有戦略を提示。コンプライアンス重視の投資手法にも言及。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧