はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マイナーの大量電力消費問題、仮想通貨に寛容なジョージアにも波及 政府が規制強化を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ジョージア政府、規制強める意向示す

ジョージア北西部に属するアブハジア自治共和国が、マイニングに関する規制を強化する方向性を打ち出した。政府ウェブサイトで、マイニング規制に関する内容を公表した。

アブハジア自治共和国の総理大臣や経済省や内務省、教育省などの代表が出席する会議で、電力網に関する内容が討議された。

会議では、一部の違法運営を行うマイニング業社が大量に電力を消費している事例が議題に挙げられ、規制を強めるとの見解で各代表が一致した。今後はマイニング企業に対して、電力消費量に一定の制限を設ける方向性も打ち出すという。

ジョージアは諸外国に比べ法人税や所得税などの税金も比較的安く抑えらるほか、物価も安く、治安も良好なためビジネス環境に関する順位でも常に上位にランクインしており、仮想通貨系企業も多く集まる地域だ。

マイナーによる電力消費量は、現時点でジョージア全体の電力供給量の約10%に達しており、電力不足の問題と密接に関わっているという。電力の供給量に対して一般人の電力コスト高に繋がる可能性がある。

特に問題となっているのが、前述したジョージア北西部に位置するスヴァネティ地方だという。その理由は、この地域では住環境の厳しさから電気料金が無料になっており、その環境を好機と見たマイニング業社が多数流入しているという。要するに住民用に無料で解放した電力が、マイニングに転用されていることを意味する。

ジョージアは仮想通貨と法定通貨間の取引において付加価値税を免除するなど、仮想通貨業界に寛容的な姿勢を示し続けていたことで知られているが、このような問題が長引いた場合、政府の態度がさらに厳しくなる可能性もある。

CoinPostの関連記事

米不動産王、新たにビットコインの購入を報告 寄付領域でも仮想通貨技術に期待
億万長者として知られるBill Pulte氏がビットコインを新たに購入したことを報告。米国の超著名人である同氏のツイッターは大きな反響を呼んでいる。仮想通貨技術のさらなる普及に寄与する意向も示した。
東欧ジョージア、仮想通貨マイナーが国全体の10%分の電力を消費
仮想通貨マイニングの消費する電力がジョージア国全体の電力供給の10%を占め、国は電力の不足に直面する事態となっている。同国に山岳地帯が多く、国の電力の多くは水力発電に頼っている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧