Vitalik氏が「イーサリアム2.0」の詳細なロードマップを公表
イーサリアム創始者のヴィタリック・ブテリンは19日、自身のツイッター上で、イーサリアム2.0(ETH2)ローンチ後の5年から10年後までのロードマップを公表した。
同氏が示したロードマップは2018年11月に開催されたイーサリアム開発者会議「Devcon 4」で発表されたロードマップをより詳細に可視化したものだ。
This is my approximate view of what the next ~5-10 years of eth2 and beyond might look like.
— vitalik.eth (@VitalikButerin) March 18, 2020
Roadmap below reflects my own views, others (including future versions of me) may have different perspectives! Details may of course change as we discover new info or new tech. pic.twitter.com/wynMVC04Ag
新たに公開されたロードマップの内容によると、直近ではPoWからPoSへの移行に伴って必要となるコンセンサスアルゴリズム「Casper」の実装が完了する予定。現時点では、PoSをスタートさせるための「フェーズ0」のローンチを伺う状態にある。
その後は、スケーラビリティ問題を解決する技術「Sharding」が実装される「フェーズ1」に移行することになる。
また、将来的にゼロ知識証明システム(ZK STARK/SNARK)の実装やPoSプロトコルの改善(CBC Casper)などが行われる予定など、その後の開発の流れについても示した。
このロードマップ詳細はヴィタリック氏自身の考えに基づき作成されたもの。開発や監査の状況によって修正される可能性はあるが、今後のスケジュールが詳細になっており、実現に向けた期待にユーザーからの反響が相次いでいる。