CoinPostで今最も読まれています

創業者レターでメッセージ、仮想通貨オントロジーの歴史と今後の展望

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「オントロジー」に込められた意味

2017年にオントロジーが設立されてから3年が経過し、オントロジーの創業者は、過去の歴史と2020年の展望について、コミュニティに対するメッセージを発信した。

オントロジーは高性能なパブリックブロックチェーンを持つ分散型協業プラットフォームで、個人情報と資産を一元管理できるONTOアプリなど、信用問題を解決する様々なプロダクトを提供している。

そもそも「オントロジー」という言葉は複数の意味を持つ。オントロジーは複数の存在(Entities)の関係の形式的な表現であり、哲学や、意味を考える言語学の一分野であるデータ意味論、コンピューターサイエンスにも登場する。

そして、これらの概念は「エンティティ」と「データ」に関するオントロジーの長年の信念とも歩みを同じくするものだ。

オントロジーはバックエンドのインフラプラットフォームであり、相互連携的な取り組みのための分散型プラットフォームでもある。他にもオープンな身分証明、評判、自律型プロトコルなど、オントロジーの仕組み、機能は多様でありながら、一貫した思想を共有していることが分かる。

偉大な哲学者の名を冠するロードマップ

オントロジーという言葉が哲学に関係していることから、オントロジーのロードマップには、古代ギリシャの著名哲学者の名前が付けられている。

ソクラテス(2018年)

チェーンネットワークと信用エコシステムという基礎的な部分の構築が行われた。独自のコンセンサスアルゴリズム「VBFT(Verifiable-random-function delegated Byzantine Fault Tolerace)」や、分散型IDであるONT IDなどもこの年に実装された。

プラトン(2019)

前年に実装されたものを基盤として、分散型金融サービス(DeFi)や分散型アプリ(dApps)をリリースした。技術面ではシャーディング、クロスチェーンのテストネットを公開している。

アリストテレス

2020年は、アリストテレスの名が付けられ、開発が行われている。

関連:2020年ロードマップ『アリストテレス』を解説

オントロジーチームの活動

ONTチームは、ブロックチェーンの国際標準策定の動きにも積極的に関与している。その中にはIEEEやブロックチェーン・DLTに関する会議への参加が含まれる。

開発者・コミュニティ支援

開発者の参入を容易にするため、複数の開発言語がサポートされた環境を用意している。また、コミュニティ支援に関してはハーバード大学やシカゴ大学、ソウル国立大学などの世界的に著名な大学でワークショップを行い、ブロックチェーンに興味を持つ学生と交流しており、未来の開発者を育てている。

今年2月に始まったオントロジーのグローバル・コミュニティ・コントリビューター(GCC)プログラムでは、オントロジーを普及させる活動を行う貢献者を援助している。

また、3月の月次レポートではオントロジーのローカルコミュニティが23個に達したことが報告されている。

アプリについて

公式ウォレットのONTOはすでに身分証明(ONT ID)から、資産の管理まで様々な機能が搭載されている。今後、ファッション、グルメ、住宅、交通機関などに関するアプリが登場予定だという。最終的にはONTOが単なるウォレットではなく、日常的に使われる機能的なアプリになることを目標としている。

関連:オントロジー公式アプリ『ONTO』、BCゲーム対応でデジタル資産の売買可能に

公式情報

参考:オントロジー創業者からのメッセージ

日本版公式ツイッター:https://twitter.com/OntologyJP

公式サイト:https://ont.io/

ブロックチェーンエクスプローラー:Blockchain Explorer

ソース:日本語版ホワイトペーパー

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧