はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム保有者の6割、ETH2.0移行後にステーキングを予定=ConsenSys調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ETH保有者の3分の2がステーキングを検討

イーサリアムの次世代ブロックチェーン『ETH2.0』に移行した際に、「自身のETHをステーキングする」と回答した保有者が全体の約66%を占めていたことが分かった。

イーサリアムのブロックチェーン技術を専門に扱うConsenSysが実施した、ETH保有者のステーキング・カストディ機能に関する調査レポートで明らかとなっている。

関連仮想通貨のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは|2020年以降に注目が集まる理由

イーサリアム保有者287人を対象に行われた今回のオンライン調査では、全体の内、65.9%が「ステーキングを予定している」と回答。14.6%は「まだ分からない」とし、2.8%が「ステーキングは行わない」とした。

出典:ConsenSys

「ステーキングを予定している」とした回答者の内、約半数が自身でバリデータ・ノードを起動すると話し、残りの半数はステーキングサービスを提供する第三者機関を利用する予定と答えている。

第三者機関を利用する場合に予想される年利は7.6%で、自身でノードを立てステーキングを行った場合に予想される年利は5.8%と減少している。

同調査によれば、自身のノードでステーキングを行うと答えた層には、以下のような傾向が観察されたという。

  • 比較的、多くのETHを保有している
  • イーサリアムの経済的なエコシステムに深い理解がある
  • 保有するETHの大部分をハードウォレットに保管している

一方で、ステーキングを行わないと答えた回答者は、前述した回答者とは対照的に、他のグループと比べETH2.0のエコシステムへの理解度が最も低いことが指摘された。

ステーキング割合

自身のノードを立てるとした回答者の42.5%は。保有するETHの50%以上をステーキングする予定だと話した。また5人に1人の回答者は保有ETHの90%以上をステーキングするとしている。

ほかに、35.1%は保有するETHのうちステーキングするコインは50%以下と回答し、7.4%は考えを明かさなかった。

ETH2.0のステーキング報酬

先月には、「ETH2.0」へ移行後のステーキング報酬を算出する計算機がリリースされた。現在から10年後までのステーキング報酬の推移がチャート形式で表示される仕様となっている。

現在、イーサリアム2.0において各バリデータは最大32ETHのステークを可能としているが、それを基に、この計算ツールを使用すると、以下のような値が算出される。(ETH金額は執筆時点の価格を利用)

  
ステーク量 ETH報酬(日本円表記)ROI(%)
0 32.00 (¥726,045)
1 36.56 (¥829,508) 4.5600 (¥103,463) 14.25%
2 41.76 (¥947,715) 5.2098 (¥118,207) 30.53%
3 47.72 (¥1,082,766) 5.9522 (¥135,051) 49.13%
4 54.52 (¥1,237,062) 6.8005 (¥154,296) 70.38%
5 62.29 (¥1,413,346) 7.7695 (¥176,284) 94.66%

一年目の年間利回りは14.25%で、10年間で278.94%の利回りに達する計算だ。

注意すべき点として、上述したように、各ノードの最大ステーク量は32ETHと決定されているものの、複数のノードを使うことで、実質的には32ETH以上のステークも可能となっている。ステーキングメカニズム(PoS)となるのは、ETH2.0の最初段階「フェーズ0」だ。

ConsenSysの調査によれば、自身でノードを立てステーキングを行うと答えた回答者の内、59.3%が2つ以上のノードを立てるとしており、41以上のノードを立てるとした回答者が全体の6.8%を占めている。

出典:ConsenSys

また、eth2calculatorは、「ステーク数/供給数の割合が高ければ高いほど、利回りが低くなるが、524,288ETHのステーク数に達していないと、報酬は発行されない仕組みとなる」と、説明。つまり、ステーキングの運用では常に一定数以上のETHがロックアップされる必要があり、PoW版ETHとは根本的に異なる需給関係になる。

参考:Ethereum 2.0 Staking Ecosystem Report

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/23 木曜日
18:00
CoinPost求人案内|BD(ビジネスディベロップメント)事業部
Web3メディア国内No.1のCoinPostで、営業や新規事業開発の担当者を募集する。アジアを中心に世界各地での商談・イベント参加(年5-10回の海外出張)を通じ、新規事業の立案から実行まで担当いただき、英語力を活かしグローバルに活躍できる環境です。ストックオプション制度あり。チャレンジ精神のある方歓迎。
13:45
米民主党議員、トランプミームコインを批判 「国家安全保障を危険に晒す恐れ」
米民主党の幹部議員が、トランプ大統領夫妻によるミームコイン発行は利益相反と国家安全保障リスクを含む可能性があると批判した。業界からも、大統領とミームコインの密接な関係を懸念する声が上がっている。
12:55
LINEメッセンジャー基盤のDappポータルが世界同時リリース Kaiaブロックチェーン使用
LINE NEXTが、Dappsポータルを提供開始。ユーザーが報酬を獲得できる数々のWeb3ゲームが世界中のLINEユーザーに解放される。
12:38
期待感剥落のビットコイン冴えない値動き、トランプ新政権の見通し掴めず
米株式市場が堅調な中、ビットコインは10万ドル台で軟調な展開。CMEのFedWatch は今月のFOMCでの据え置きを予想する一方、ブラックロックは6億ドル相当のビットコインを追加購入。2月にはXRPとソラナの先物取引開始も予定され、機関投資家の動向が注目される。
11:05
米地裁、トルネードキャッシュへの制裁は違法と判決 価格は2倍高騰
米テキサス州地裁が仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」への制裁を違法と判断した。米財務省の権限超越行為としている。
09:22
XRPのイベント開催へ リップル社が内容を発表
リップル社は、XRP Community Day 2025の開催と内容を発表。仮想通貨XRPの世界的な影響力、拡大するユースケース、イノベーションにスポットを当てることなどを説明している。
08:24
ビットワイズ、ドージコイン現物ETF立ち上げの関連書類を提出
米仮想通貨投資企業ビットワイズはデラウェア州当局にドージコインに関する「Bitwise Dogecoin ETF」を登録するための書類を提出した。
07:25
アルトマン氏のAI銘柄ワールドコインが大幅高、トランプ政権支持の大規模な人工知能投資を受け
仮想通貨Worldcoinの価格が22日、前日比25%上昇して2.4ドルを記録。トランプ米大統領がOpenAIを中心とした5,000億ドル規模(77兆円)までのAIインフラ投資構想「Stargateプロジェクト」を発表したことを受けたものだ。
06:50
ブラックロックCEO「BTCは約70万ドルまで上昇する可能性」
ブラックロックのCEOは、仮想通貨ビットコインの価格は50万ドルから70万ドルぐらいまで上昇する可能性があると発言。ビットコインの強みについても語っている。
06:38
K33リサーチ、トランプミームコインの設計を批判も供給懸念は否定
K33リサーチのデファイアナリストはTRUMPコイントークノミクスはミームコインとしては時代遅れであり、市場は発行時に全量が流通する形態を好む傾向にあると指摘。「このトークノミクスは最悪と言わざるを得ない」と厳しい評価を下している。
06:10
米CME、XRPとソラナ先物取引を提供開始予定 現物ETF実現に向けた動き
仮想通貨ソラナETFに関するSECの審査タイムラインに関しては、VanEckの申請が先行しており、1月25日に最初の判断が下される予定だ。また、8月8日までに最終判断が行われる見込みである。
01/22 水曜日
18:15
SBI VCトレード、大口取引者向けにビットコインなど6銘柄の貸コイン優遇レート募集
SBI VCトレードが機関投資家向けに優遇年率の貸コインサービスを開始。BTCで年率5%、ETHで10%など、最大年率30%の高利回りを提供。1月23日より募集開始。資産1000万円以上が対象。
17:32
Solana News 24年12月 Recap|Soylana Japan寄稿
ソラナ(Solana)の12月を総括。AIエージェント開発が活発化し、Solana AI Hackathonには400以上のプロジェクトが参加。SanctumのCreator Coin、KaminoのDEX展開など新サービスも続々登場。EthereumのPudgy PenguinがSolanaでトークン発行するなど、エコシステムの拡大が進む。
13:30
「公正価値は3000万円超」、ビットコインは国家債務危機に対する有効なヘッジ手段=Bitwiseリサーチ
Bitwiseのリサーチ部門が、G20国債のデフォルトリスクからビットコインの公正価値を試算し、1BTCあたり約21万9,000ドル(約3,400万円)と発表した。
13:10
Osprey Funds、「TRUMP」など7銘柄のETF申請 新政権下のSECに期待か
トランプ政権発足を受け、Osprey Fundsらがミームコインを含む7つの仮想通貨ETFを申請した。新体制のSECの動向に期待が集まっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧