CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨 Nano(ナノ)とは/今後の将来性について

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

手数料無料や高速送金の仮想通貨 Nano(ナノ・XRB)
DAGと呼ばれる技術(IOTAなどでも利用されている)により、手数料が無料となり、送金などが高速で実現できること、2018年2月2日にBinanceに上場したことから注目されています。
Nanoの今後と将来性
IOTAなどDAG技術通貨の注目が集まる事で、ゼロフリー・スケーラビリティの実現ができる仮想通貨として、今後将来的に注目が集まり続けることが考えられます。
目次
  1. 仮想通貨 Nano(ナノ・XRB)とは?
  2. 仮想通貨 Nano(ナノ・XRB)の特徴
  3. 仮想通貨 Nano(ナノ・XRB)の今後と将来性

仮想通貨 Nano(ナノ・XRB)とは?

Nanoは、2018年1月31日にRaiBlocksがリブランディングにより通貨名を変更して誕生した仮想通貨です。

新しいロゴとなる「N」の文字は、ノードを意味します。

DAGと呼ばれる技術により、手数料が無料となり、送金などが高速で実現できることから注目されています

2018年2月2日には、バイナンスに上場しており、これによる資金の流入が予測されており、昨年12月の大幅な上昇傾向から、安定化への値動きが続くなかで、今後Nanoの価格上昇が期待されています。

Nanoは、スケーラビリティ(拡張性)のある仮想通貨として、P2Pに最適な信用のある取り引きと裁定取引のための迅速な資金の転送を目的としています

またNanoは、資金転送においてリップルなどよりも高速になることを公表しています。

仮想通貨 Nanoの特徴

Nanoの特徴についてまとめました。

特徴的な強みであるDAG技術により、ゼロフリー・スケーラビリティ・送金の高速性を実現

Nanoの特徴的な強みと言えるゼロフリー(手数料が無料)、スケーラビリティを実現するのは、DAG(有向非巡回グラフ)という技術によるものです。

Nanoにおいては、それぞれのアカウントに独自のブロックチェーンを置くことによるラティス構造が採用されています。

トランザクションは、各アカウントのチェーンとして、アカウントの所有者が更新します。

これにより、ほかのネットワークの部分とは、非同期で、即時的に更新されるアカウントチェーンが実現できます。

具体的に送金の時は、送信側と受信側のそれぞれのアカウントの所有者が署名したブロックによりトランザクションが成立します。

このようなDAG技術により、マイニングなどのコストが必要なくなり、手数料が無料となるわけです。

また、この独自のDAGが、スケーラビリティの確保を可能にします。

安全性能の実証性において歴史的に浅いNanoの対応策は?

ホワイトペーパーにおいては、DAGという新しい技術が安定的に機能する実証例として、IOTAにおいて積みあげられてきた取引の累積額をあげています。

さらには、安全性を守るための対策が採用されています。

仮想通貨 Nanoの今後と将来性

Nanoの今後や将来性について考察するため、価格形成の要因や流出事件の内容をまとめました。

Nanoの価格形成の要因について

Nanoは、中国の仮想通貨取引所バイナンスでの投票で、1位の座を獲得して、上場が確定している点からも、多くの人からNanoが高く評価されていることがわかります。

バイナンス上場での資金の流入もあり、今回の事件における問題が解決すれば、昨年12月に、大きく上昇してきたIotaなどとともに、Nanoは今後将来的に再び上昇傾向に向くことが期待されてくると思われます。

年初には、時価総額で17位にまでのぼってきているNanoは、DAG技術によるゼロフリーやスケーラビリティの実現ができる仮想通貨として、今後も注目が集まり続けることが考えられます。

「BitGrail」の約211億円流出における問題は、いつ判明するのか?

イタリアのフィレッツェに所在する仮想通貨取引所「BitGrail」は、Nano1700万XRBの盗難被害にあったことを2月9日(現地時間)に公表しました。

現在、同市場においてNanoは、取引と入出金を停止にしており、警察が捜査にあたっています。流出したNanoの総額は、直前の価格1250円/XRBで換算すると約211億円となります。

創業者でCEOであるFirano氏はツイッターにおいて、全額の補償は、不可能であることを言明しています。

BitGrail側は、「解決に向けて、できることすべてに取り組んでおり、再開するために懸命に働いています」と表明しています。

公表前日の8日(現地時間)には、Firano氏がNanoのコアチームのメンバーと連絡をとり、技術的な検証方法などの話し合いが、行われました。

しかし、双方の見解などに違いがあることから、今後については、協力的な事態の収拾は見込めないようです。

BitGrail側は、盗難に関する詳細な技術情報は公表しないとしており、事件における技術面などの問題の所在が判明してくるのは、警察の捜査結果の公表を待つことになるようです。

仮想通貨:時価総額ランキングTOP50(投資初心者向けの解説あり)

仮想通貨時価総額ランキングTOP50|将来性と最新ニュースを徹底解説
ビットコイン、リップル、モナコインなど仮想通貨(暗号通貨)の「仮想通貨時価総額ランキングTOP50」です。通貨の特徴などポイント解説、前週比の相場変動まで一覧表で掲載。最新の海外ニュースや2017年仮想通貨ランキングもあるので、将来性の確認や参考投資情報としてお役立て下さい。
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/01 金曜日
17:41
「暗号資産の投資状況と確定申告」に関する調査、年内取引で約7割が利益
Aerial Partnersが2023年の暗号資産取引調査結果を公開。ビットコインなどの現物取引だけでなく、PoS銘柄のステーキング利用度が高まりつつあり、利益を出している投資家増加に伴い「確定申告」の必要性も上がっている。
16:03
米投資会社タイガー・グローバル、BAYCやOpenSea投資の評価額を大幅下方修正
タイガー・グローバル・マネジメントが、有名なNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)と主要なNFTマーケットプレイスであるOpenSeaへの投資により、大幅な含み損を抱えていると報じられた。同社の直近の投資動向と報告内容についてまとめる。
16:00
「ビットコインがもたらす革命をSNSへ」Nostrasia特集を配信
第10回のGM Radio:Beyond The Priceは11月22日に公開。今回は11月に東京などで開催されたイベントNostrasiaを特集した。
14:00
「イルビウム」、eスポーツチームTeam Liquidと提携
Web3ゲームIlluviumは、世界最大級のeスポーツチーム「Team Liquid」と提携すると発表した。独自NFTのリリースやトーナメント開催を予定している。
13:21
4年越しの復帰、bitFlyerの加納CEOが“世界と戦う”ために求める人材は?
国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するbitFlyer HD加納裕三CEOに独占インタビュー。bitFlyerの強みや求める人材、ビットコインETFの影響について注目される暗号資産市場の展望について伺った。
12:52
BAYCバーチャルバンド「KINGSHIP」、大手ゲーミングプラットフォームRobloxでデビュー
高級NFTコレクションBAYC(Bored Ape Yacht Club)キャラのバーチャルバンド「KINGSHIP」をフィーチャーした「KINGSHIP Islands」が、大手ゲーミングプラットフォームRobloxでプレイ可能になった。
12:40
ビットコイン38000ドル台復帰で年初来高値更新うかがう、ビットコインETF巡る報道続く
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインETF承認期待やFOMCの金利据え置き予想を背景に、BTCが高値更新を目前にしている。日足でアセンディングトライアングルを形成しており、ブレイクすれば4万ドルの心理的節目が視野に入る。
11:26
ビットコイン先物ETF「BITO」、運用資産額が過去最高値更新
米国初のビットコイン先物ETF「BITO」が運用資産で歴史的高値を更新。今年のBITOへの純流入額は11月24日時点で4億3,800万ドルであり、特に11月10日までの2週間で2億2,400万ドルが流入した。現物ビットコインETF承認への期待が高まり、BTC市場への機関投資は9週連続で純流入を記録している。
10:45
ビットコイン取引手数料で4億円超の過払い アントプールが返却へ
アントプールは、あるユーザーが過大に支払った83ビットコインの手数料を返却すると発表した。
09:45
大和証券ら4社、イーサリアムでST発行へ
大和証券グループは、パブリックブロックチェーン上でセキュリティトークンを発行するPOCを実施すると発表。基盤には仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンを活用する。
08:30
NYダウ今年の高値更新 10月PCEがインフレ鈍化示唆
米株指数NYダウは本日+520ドル超と大幅続伸。11月には今年の高値を更新し2022年1月以来の高値をつけた。一方、仮想通貨ビットコインの11月の上昇率は8.8%だった。
07:30
バイナンス、新たな機関投資家向けソリューション提供へ
仮想通貨取引所バイナンスは、機関投資家向けの新たなソリューショーンを発表。開発の目的やプロジェクトの現状を説明している。
07:15
韓国Upbit、仮想通貨「SPACE ID」新規上場 一時30%高
韓国最大手仮想通貨取引所Upbitは30日、銘柄SPACE ID(ID)をBTC建て通貨ペアとして新規上場した。上場ニュースを受けてIDは一時30%急騰。
06:30
米SEC、フィデリティのイーサリアムETF上場申請で審査開始
米SECは新たに、フィデリティの仮想通貨現物イーサリアム(ETH)のETF上場申請について、パブリックコメントを募集し始めた。
05:30
約6億ドル分のビットコイン買い増し、マイクロストラテジー
米マイクロストラテジーは30日夜、再びビットコインを買い増ししたことを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア