CoinPostで今最も読まれています

マネックスクリプトバンク|マネックスの仮想通貨取引所が開設間近か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マネックスクリプトバンクの関連情報
ネット証券大手の「マネックス証券」などを運営するマネックスグループは、仮想通貨取引所を新たに開設予定です。関連性が高いと予想される、2017年末に設立した「マネックスクリプトバンク」に関する情報をまとめました。
名だたる大企業が続々と参入
仮想通貨関連の法規制やセキュリティ問題について、世界各国で国際的な関心が強まる中、巨大な資本力と高度な金融ノウハウを持つ”東証一部上場企業”が仮想通貨取引事業への参入を続々と表明しています。

4/3追記:コインチェック買収の可能性

コインチェック社買収の可能性があることを、日本経済新聞が報じました。詳細は、以下の記事を参考にどうぞ。

マネックスがコインチェックに買収案提示|経営陣一新で子会社化か
日本経済新聞にて、買収額数十億円、コインチェックの議決権を過半数握り経営陣派遣、和田晃一良社長と大塚雄介取締役を取締役から外す(株主としては残る)、などの内容が報じられています。

マネックスグループと仮想通貨事業

マネックス証券株式会社、およびマネックスクリプトバンク株式会社は、「仮想通貨交換業」の開始に向け準備を進めており、”グローバルに展開する仮想通貨取引所との提携”を計画中と表明しています。

競合他社となる他のネット証券会社では、東証一部上場企業の「GMO Internet, Inc.(9449)」が、仮想通貨FXおよび仮想通貨の売買サービスを提供する仮想通貨取引所『GMOコイン』を2016年10月に設立、運営開始しています。

また、ネット証券最大手の「SBI証券」を運営する東証一部上場企業「SBIグループ(8473)」でも、『SBIバーチャルカレンシーズ』が仮想通貨取引所を開設予定、安心感や利便性を求めてユーザーからの待望論が強まっています。

2018年1月30日には、仮想通貨関連の事業を担う「SBIクリプトカレンシーホールディングス」が、仮想通貨を用いた資金調達「ICO(Initial Coin Offering)」を2018年度中に実施予定として準備を進めていることを明らかにしており、数百億円規模になるのではと見られています。

CoinPostの関連記事

SBIバーチャルカレンシーズは夏を目処に開業を目指す?取扱通貨は4種?
2月26日、日刊工業新聞はSBIバーチャル・カレンシーズがオープン日を夏頃目標としている事、取扱通貨はBTC、BCH、XRPの3つだけではなく、ETHも追加されていることを報じました。

ほかにも、国内を代表するIT企業として知られる「株式会社サイバーエージェント(4751)」や「LINE株式会社(3938)」なども、仮想通貨取引事業に続々と参入予定です。

金融庁の認可を受けた「仮想通貨交換業」と認可前の「みなし事業者」の違いや、今後参入予定の企業一覧などの詳細は、以下の記事をご確認ください。

CoinPostの関連記事

国がみなし事業者にメスを入れる|仮想通貨取引所のセキュリティー徹底比較
金融庁は2月14日、「登録仮想通貨交換事業者」の認可を得ずに営業している「みなし業者」15社に、集中して立ち入り検査を行う方針を固めました。コインチェック事件でハッキングや不正流出被害への関心が強まる中、セキュリティに定評のある「仮想通貨取引所」3選を理由付きで紹介しています。

マネックスクリプトバンクとは

マネックスグループが2017年12月15日に設立した新会社のため、マネックスの仮想通貨取引所を運営する会社ではないかと予想されています。

マネックスグループCEO「松本大」氏が、2017年11月10日に「週刊ダイヤモンドのインタビュー」で語ったところによると、

過去にはFX黎明期の参入で普及を後押しした経緯があり、仮想通貨も一定の認知度がある会社が入ることで一気に裾野を拡大できる可能性がある。

ブロックチェーンは「登録や管理の革命」で、ITによるデータ活用革命同様、金融取引に大きな影響を与える。

(金融庁の認可が下りれば)仮想通貨の売買サービスは、2017年度中(2018年3月まで)にスタートさせたい。

といった考えを明らかにしています。

マネックスクリプトバンクが求人募集中

マネックスグループは、公式サイト上で

  • プロジェクトマネージャー(募集終了)
  • 仮想通貨ビジネスカスタマーサポート(募集終了)
  • 仮想通貨ビジネス 経理財務

の求人を行なっていることも確認されており、仮想通貨取引所の開設に向けて、着々と準備を進めているものと思われます。

ブロックチェーン技術を使用したサービスやICOも視野に

マネックスグループによる決算説明資料(2018年3月期第3四半期)によると、『新しい時代の金融を再定義する』としており、

その一環として

  • ブロックチェーン技術を活用し、世界中のあらゆる商品取引、お金を伴う取引を安全かつ低コストで実現
  • ブロックチェーン技術を用いた新サービスの開発
  • ブロックチェーンに関する「ICO」

も視野に入れる、としています。

また米国セグメントでは、子会社のTradeStation社が、CME/シカゴ・マーカンタイル取引所ですでに「ビットコイン先物取引」の提供を開始。

2018年1月31日のIRでは、子会社の株式会社トークンズによる「マネックス仮想通貨研究所」の創立を発表。マネックス証券の執行役員「大槻奈那」氏を研究所長とし、新しいトレーディング対象・資産クラスである仮想通貨を研究、最新でわかりやすい情報を提供するとしています。

さらに、DMMやGMO同様、「マイニング事業」への参入についても、決算資料で言及していることから、仮想通貨関連事業への多角的な進出を推進していることが伺えます。

CoinPostのマイニング関連記事

世界の仮想通貨マイニング事情と日本のクラウドマイニング
ビットコインマイニングのエネルギー消費量は増加の一途を辿り、専門家は「年間消費量が世界159ヶ国の消費電力を上回る」と指摘。日本でも話題のプールマイニングやクラウドマイニングについて、比較・解説しています。

マネックス証券とは

個人投資家から高い支持を受けている「マネックス証券」は、マネックスグループの主力事業の一つで、株式取引を行うための口座を開くことができます。

創業者は、元ゴールドマン・サックス パートナーで、日本のオンライン証券業の草創期から業界を牽引してきた証券会社です。

グローバルな顧客基盤を持っており、日本だけで「174万口座」を有しています。

マネックスグループとブロックチェーン

マネックスグループは、時代の最先端を行くフィンテック企業として、仮想通貨やブロックチェーンに高い関心を持っており、数年前からさまざまな取り組みを行なっています。

ブロックチェーン企業:Orbへの出資

2015年には、ブロックチェーンスタートアップ企業の「Orb(オーブ)」に対し、金融機関としていち早く出資しています。

「Orb」のCEO仲津正朗氏は、ブロックチェーン協会(JBA)理事に就任しており、同社は、独自に研究・開発したブロックチェーンを基盤技術に用いた「非中央集権型クラウドコンピューティングシステム:Orb」を開発。

「Orb」は、この技術をベースにした仮想通貨の発行・運用プラットフォームとして「SmartCoin」などを提供し、三井住友海上キャピタルなどからも出資を受けています。

SBI Ripple Asia主導の金融コンソーシアムに参加

分散台帳技(「Distributed Ledger Technology:以下DLT)等に関する知見を保有するなど実績を持つ、「SBI Ripple Asia」が事務局として主導する「金融コンソーシアム(共同事業体)」は、分散台帳技術(DLT)等を活用した「証券コンソーシアム」を発足。

DLTは、リップルなどの中央集権型の仮想通貨であり、DLTに内包されるパブリックブロックチェーンは、ビットコインやイーサリアムなどの主に非中央集権型の仮想通貨で採用されています。

「証券コンソーシアム」では、国内外において、(ブロックチェーンなどの)先端技術を有する企業との提携を積極的に推進、業務効率化を実現するとともに、証券サービスの利便性向上を通じて「貯蓄から資産形成へ」の流れを促進するとしています。

この「金融コンソーシアム」には、株式会社SBI証券やマネックス証券など、証券会社を中心とする18社が名を連ねています。

CoinPostの関連記事

仮想通貨時価総額ランキングTOP50|将来性と最新ニュースを徹底解説
ビットコイン、リップル、モナコインなど仮想通貨(暗号通貨)の「仮想通貨時価総額ランキングTOP50」です。通貨の特徴などポイント解説、前週比の相場変動まで一覧表で掲載。最新の海外ニュースや2017年仮想通貨ランキングもあるので、将来性の確認や参考投資情報としてお役立て下さい。
SBIが独自通貨「Sコイン」を発表/リップルとの違いを詳しく解説
SBIが発表した独自仮想通貨「Sコイン」について、現状の情報をまとめました。Sコインとリップルの比較についても詳しく解説します。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/09 土曜日
12:35
米ブロック社、ビットコインマイニング部門の資金強化 7~9月期決算報告
米ブロック社が7~9月期決算を発表。仮想通貨マイニング部門への投資を強化し、音楽配信TIDALなどの投資縮小を表明した。
11:05
米大統領選で人気を博した予測市場ポリマーケット、今後エアドロップの可能性
今回の米大統領選で注目を集めた分散型予測市場「ポリマーケット(Polymarket)」は今後ユーザーへトークンのエアドロップを実施する可能性が浮上した。トランプ新政権の規制緩和が期待されるか。
10:05
テザー社の新事業、70億円規模の中東原油取引に資金提供 
ステーブルコインUSDT提供のテザー社が中東での原油取引に約70億円の資金提供。貿易金融事業への参入で新たな収益源を開拓している。
08:20
バイナンス、GRASSやDRIFTの永久先物取引提供 価格高騰
大手仮想通貨取引所バイナンスは8日23時ごろ、3銘柄の新規永久先物取引を提供開始した。対象となったのは、GRASS、DRIFT、SWELL。
07:30
仮想通貨取引所ビットバンク、投資子会社を設立
仮想通貨取引所ビットバンクは、投資活動を行う完全子会社Bitbank Venturesを設立。マネーのインターネット化を促進して、日本と世界の架け橋になるとしている。
07:00
イーサリアム財団が財務開示、資産の8割をETHで保有
イーサリアム財団は8日、2024年10月31日時点の財務状況を公表した。財団の資産総額は約9億7000万ドルで、そのうち7億8870万ドルが仮想通貨、1億8150万ドルが非仮想通貨(現金など)だった。
06:30
FOMC利下げが追い風、ビットコインが初めて77000ドル超え
仮想通貨ビットコインは日本時間9日4時30分ごろに史上最高値を更新し、77,312ドル(約1,180万円)に到達した。
11/08 金曜日
15:45
ソラナのリキッドステーキング大手Jito、10月のDeFi収益ランキングでトップに
ソラナの大手リキッドステーキングJitoは、10月に手数料として過去最高となる7,892万ドルの収益を上げ、LidoやUniswapなど分散型金融大手の収益を上回った。
13:30
イタリア、仮想通貨キャピタルゲインへの42%課税案を見直しか
イタリアの経済財務大臣がビットコインなど仮想通貨への増税案見直しを示唆。党内からも、戦略的な資産クラスになり得ると反対意見が上がっていた。
13:20
トランプ新政権、SEC委員長候補を物色 ロビンフッドCLOが有力に
アメリカの次期SEC委員長候補として、ロビンフッドのダン・ギャラガー氏や元SEC委員のポール・アトキンス氏が浮上し、トランプ政権下での規制緩和が期待されている。
10:35
イーサリアム、新テストネット「Mekong」をローンチ
仮想通貨イーサリアムは、次期大型アップグレードPectraのためのテストネットMekongをローンチ。イーサリアム財団がローンチの目的を説明している。
09:50
トランプ氏大統領再選でビットコイン政策はどう変わる? CoinShares分析
トランプ氏の大統領再選がビットコイン市場に与える影響をCoinSharesが分析。BTCの国家準備資産化や規制緩和の可能性を解説している。
07:50
ポリマーケットのクジラ、トランプ氏勝利で130億円超の利益か
ブロックチェーン分析企業Chainalysisはポリマーケットを分析し、米大統領選のトランプ氏の勝利に賭けていたTheo4というユーザーが合計で130億円超の利益を得ている可能性があると公表した。
07:30
米デトロイト市、仮想通貨での税金支払いを2025年開始へ
米ミシガン州のデトロイト市は7日、2025年半ばから市民がビットコインなどの仮想通貨を使って税金やその他の市の手数料を支払えるようになると発表した。
07:15
ビットバンク、ビットコインなど3銘柄で信用取引開始へ 現物市場の流動性強化
ビットコインなど3銘柄の信用取引 国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクは7日、2024年11月11日より信用取引サービスの提供を開始すると発表した。開始当初はビットコイン…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧