はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NY最大投資プラットフォーム連携発表Algorand 7月レポート|公式寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アルゴランドの7月における活動報告

コロナ禍で経済が止まりつつある中でも、アルゴランド(Algorand)の活動は止まることがありません。

米国を拠点とする開発会社アルゴランド・インク(Algorand Inc.)と、シンガポールを拠点とするアルゴランド財団(Algorand Foundation)は、国籍や居住地に関係なく誰でも自由に参画できるパブリックでパーミッションレスのブロックチェーンを開発・展開しています。

そのネイティブ・トークンALGOは世界中の取引所に上場していますが(日本では未上場)、7月は米国最大の取引所コインベース、そして韓国大手ビッサムへも上場しました。その他、世界中で様々な取組みやイベントのニュースがありましたが、その中から特に注目のものをご紹介します。

投資プラットフォームRepublicが、独自トークンをアルゴランド上でローンチすることを発表

NYに本拠地を置くRepublicは、70万人のユーザーを持つ投資プラットフォームです。Republicは収益をシェアするトークンを、アルゴランドブロックチェーン上にローンチすることを発表しました。

Republicを利用するユーザーは、最低10ドルからスタートアップに投資することができます。過去4年で200のスタートアップに1.3億ドルを投資実績があります。

Republicが発行するトークンはRepublic Noteといい、同社が運営する投資プラットフォームを通じて資金提供されている新興企業が買収されたり、プライベートエクイティが公開されると、その利益がトークン保有者に分配されます。支払いはステーブルコインの形で行われ、受け取るトークン量は、投資家が保有する額に比例します。7月16日に予定通りローンチされたRepublic Noteは、1週間で1000万ドルを超える注文がありました。当初は800万ドル分を発行する予定でしたが、1600万ドルに増額しています。

Republic Noteは、投資バウチャー、ウェイティングリストの優先順位、その他のプラットフォームのメリットなど、参加している投資家への特典としても機能します。

元記事:Republic Note, a Next-Generation Profit Sharing Token, Will Launch on Algorand

公式サイト:Republic

Pocket Networkの次世代分散インフラストラクチャにネイティブサポートを提供

p2Pアプリケーション開発のための分散型インフラストラクチャ・プラットフォームであるPocket Networkが、7月7日よりアルゴランド・ネットワークでサポートされるようになりました。これによりアルゴランドは、PocketのAPIプロトコルをネイティブにサポートする、世界初のブロックチェーンとなります。これにより、媒介するソフトやハードを導入することなく、アルゴランドブロックチェーンのデータを活用できるようになります。開発者をノード・オペレーターとインフラストラクチャ・プロバイダーの分散型リレーネットワークに接続することで、ブロックチェーンアプリケーション開発の障壁を低くします。

元記事: Algorand Provides Native Support of the Pocket Network’s Next-Generation Decentralized Infrastructure

公式サイト:Pocket Network

アルゴランドのエコシステム参画プロジェクトとのウェビナー開催

アルゴランドのエコシステムに参画するプレイヤーの中でも特に注目を集めるプロジェクトとともに、ウェビナーを開催しました。

『ブロックチェーン技術、新しいファイナンス、そして「革新か、取って代わられるか」の競争』と題した本ウェビナーには、以下のプロジェクトが登壇しました。

  1. Circle:
    P2P決済アプリを開発する米企業。USDC発行をアルゴランド上で実施

  2. Blockstack:
    新スマートコントラクト言語Clarityをアルゴランドと共同開発

  3. Republic:
    スタートアップへの投資収益をシェアできるトークンをアルゴランドブロックチェーン上で発行

  4. Wall Street Blockchain Alliance:
    世界でのブロックチェーン技術の普及を目指す非営利団体

これらのプロジェクトに加え、アルゴランド創設者、CEO、事業開発責任者が集結し、ブロックチェーン技術の現在の状況、アルゴランドのこれまでの進捗、そしておそらく最も重要なアルゴランドの今後の方向性について語りました。

元記事:WEBINAR: Blockchain Tech, New Finance, and the Race to Innovate or Be Replaced

その他の活動

コロナ禍の中、オンラインで様々なイベントが催され、アルゴランドもパネリストとして財団COOの参加、そしてコード・キャンプも開催しました。また先月開始したばかりのアクセラレータ・プログラムのプロモーションも強化。ウェビナー開催や既にアルゴランド上でサービスを構築しているデベロッパたちによるプロモーション・ビデオの展開も開始しました。

その他、創設者シルビオ・ミカリによる「忘れられる権利」に関する論文発表、Blockchain Game Alliance(BGA)への加入、国際スワップ・デリバティブズ協会(ISDA)との金融アプリケーション共同開発など、この記事では伝えきれないほどの活動を今月も展開しました。

最新情報は、アルゴランド日本語サイトをご参照ください。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧