はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨業界でDeFi銘柄のリターンが大きい理由=Synthetix CEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFiのリターンが大きい理由

イーサリアム上に構築されたデリバティブプラットフォームSynthetixの創設者でCEOのKain Warwick氏が10日、最近急成長を見せているDeFi(分散型金融)の利回りの大きさについての解釈を一連のツイートで語った。

Warwick氏はツイートで、今年第2四半期から人々がDeFiに熱狂するようになった大きな理由は「イールドファーミング」と「流動性マイニング」にあると指摘。DeFiの従来マーケットメイカーが供給していた流動性をユーザーが提供し、対価として利息を得る仕組みにハイリスクハイリターン投資の背景を説明した。

イールドファーミングとは需給バランスによって常に変化する利率に応じて流動性の提供先を変え、もっとも大きなリターンを得る取り組みのこと。

流動性マイニングはイールドファーミングを行う人達を惹き付けるために、流動性提供の対価として利息の他にガバナンストークン(ガバナンスへの参加権を表現するトークン)が付与されることを指す。

関連急成長するDeFi(分散型金融)をデータで読み解く|寄稿:CoinGecko

ハイリターンの理由

Warwick氏はハイリターンの理由をリスク以外に2つ提示した。

  • 市場の非効率性、情報の非対称性
  • ガバナンストークンの価格についての想定

効率的市場とは商品の価格が、すべての情報を反映している市場のことだ。

イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏も「サステナブル(持続的)ではない」と語っていたように、多くの人は情報が十分に行き渡れば利回りは低下していくと考えていたが、新たに立ち上がるプロジェクトや流動性提供の選択肢が爆発的に増え続け、情報が十分に反映されていない状態が今も続いているという。

これは、情報強者が市場を勝ち抜いている傾向を示す。実際の見通しとしては。利回りの低下がおこらず、十分に反映されるまでにはかなり時間を要するとしている。

熱狂はいつまで続くのか?

Warwick氏は現在の状況について「正のフィードバックループに入っている」と説明した。

より多くの知覚がより多くの需要を生み、それがより多くのプロジェクトを立ち上げさせる。そうすると総利回りと需要がさらに高まる

このような状況がどのくらい続くのかは不明だが、今回のDeFiのプロトコルの多くは実際に稼働して実用性を提供しているので、(実態の無いバブルであった)2017年の状況と比較しても役に立つかどうか分からない、と結んでいる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
07:25
仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
06:55
リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
06:35
イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
06:15
米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。
05:45
カザフスタン、仮想通貨の国家準備金創設へ 犯罪没収資産と国営マイニングで調達
カザフスタン中央銀行のスレイメノフ総裁が30日、犯罪事件で押収した資産と国営マイニング事業で得たビットコイン・仮想通貨を原資とする国家準備金創設計画を発表した。
05:30
ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも
米ストラテジー社は30日夜、6月22日から6月29日の間に総額765億円を投じて、4,980 BTCを購入したことを報告。前週購入数の20倍となった。
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:27
コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順、アプリ活用法を解説
東証1部上場企業マネックスグループ傘下の仮想通貨取引所コインチェックについて、投資家目線でオススメする3つの注目ポイントを紹介。ビットコインのほかリップル(XRP)やネム(XEM)など多数のアルトコインを取り扱うなど、サービス充実度は目を見張るものがある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧