CoinPostで今最も読まれています

ナスダック上場企業4億ドルのビットコイン購入、CEOが理由と方法を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

MicroStrategyのCEOが語る戦略

米ナスダック上場企業MicroStrategyが先日、総額4.25億ドルで合計38,250の暗号資産(仮想通貨)ビットコインを資本配分として購入したことが業界で話題になっている。

関連米上場企業、報告通りビットコインを追加購入 『投機でなく、企業戦略』

CEOを務めるMichael Saylorは仮想通貨投資企業モルガン・クリーク・デジタルのAnthony Pompliano(通称Pomp)のポッドキャストに出演し、ビットコインを大量に購入した新たな企業戦略について語った。企業として大量な現金(米ドル)を長期的に持つことが一つの問題点だったという。

まず、我が社は一つの大きな問題を抱えていた。それは、多く余っている現金だ。しかも、その価値が段々と失っているのを目撃している。

一方、株市場や債券市場が3月のコロナショックからV字回復しているのを見て、気が付いた。中央銀行(FRB)の「米ドル無限印刷」によるインフレのリスクだ。

先日、役員会でビットコインを企業の主要な準備資産とする方針を伝える時にも、通貨インフレの懸念がビットコインに資金を移す主な理由とした。

また、ポッドキャストで仮想通貨市場の現段階を10年前の「ブルーチップ株」と比較した。

私が求めているのは、株式分割(1:2)で10倍の上昇の可能性だ。

2011年のアマゾン株や、iPhoneがリリースされた時のアップル株と同じで、賢明な投資家ならこのようなパフォーマンスを望むだろう。

仮想通貨セクターには、様々な銘柄があるが、ビットコインは「王様」だ。

この業界では、DeFi(分散型金融)など様々なイノベーションが進められているが、「価値の保存」を維持するのは、最終的にはデジタルゴールドにたどり着くと考えている。

ーMichael Saylor

BTCの購入方法

14日の買い増しにあたる16,796BTCを購入するために、Saylorはどのように市場への影響(ボラティリティ)を抑えつつ買いを実行したのか、SNSでその方法を明かした。

継続的に74時間、88,617回の取引を行なっていた。

〜0.19BTCを約3秒ごとに購入し、1分間で平均39,414ドル分のBTCを購入。

当時、仮に1〜2%ほど下落すれば、数秒以内に3,000〜5,000万ドルに相当する分を買う準備も整えた。

ツイッター社が購入する可能性は?

MicroStrategyの動きを受け、業界の多くの有識者は上場企業が一部の資産をビットコインに充てる戦略を取るべきだと論じていた。

著名投資家・起業家のWilly WooはPompのポッドキャストに出演し、MicroStrategyのビットコイン投資戦略について見解を話した。米国にある35,000企業の持つ合計5兆ドルの準備資産は活用されていないため、その1%でもビットコインに移せば、時価総額は約2兆ドルに膨らむと計算。

また、インフレヘッジとして、ビットコインは流動性が高いため、不動産やその他の資産よりも多くの資金を投入しやすいと説明した。

Wooは、ビットコイン支持派のJack Dorseyが率いるツイッター社およびSquare社が所有する合計100億ドルほどの現金の一部をビットコインに変える可能性を予測する。

Jackはその100億ドルの現金のアロケーション権限を持っている。

また、Jackのツイッタープロフィールには1つだけのワードが書かれている。それは、「bitcoin」だ。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
15:15
bitFlyer、トラベルルール導入に伴う対応内容を発表
国内大手の仮想通貨取引所であるbitFlyerは、「トラベルルール」の導入に伴う対応策を公表した。MetaMaskなどの仮想通貨ウォレットは今後も利用が可能だが、国内で送金や預入が可能な暗号資産交換業者としては、Coincheckだけという状況が生じる格好だ。
15:07
群馬県沼田市、歴史文化保全のためNFTアート返礼品の「ふるさと納税」受付開始
群馬県沼田市は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクやCoinBestと提携し、「ガバメントクラウドファンディング」を利用したNFTを返礼品とする寄付金の受付を開始した。
13:50
米債務上限合意で仮想通貨業界に朗報 マイニング増税案は見送り
バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長は、連邦政府の債務上限引き上げで最終合意に達し、米国政府によるデフォルトが回避される運びとなった。合意を反映した法案では、マイニング企業に対する新たな課税提案は阻止され、仮想通貨業界にとっては朗報となった。
13:20
BNBチェーンNFT市場Tabiが14億円を調達
BNBチェーンに注目したNFTマーケットプレイスであるTabiは、大手Web3企業Animoca Brandsが主導するエンジェルラウンドで約14億円の資金調達を果たしたと発表した。また、コミュニティ向けの報酬プランを5月29日からスタートさせている。
12:29
ソーシャルとライフスタイルの融合「BOOOST」 旅行先でトークンを貯めて大切な人に会いに行こう
徒歩や車移動といった日常生活とソーシャルアプリを融合させたweb3アプリ「BOOOST」利用のメリットを初心者向けに解説。 旅行先で暗号資産(仮想通貨)トークンを貯めて、友達と交流を図ることができます。
12:28
ビットコインは上昇一服、米債務上限法案の行く末見守る
米債務上限問題を巡り基本合意に達したとの報道を受け買われたビットコインは30日までに上昇を一服した。議会で可決するまで史上初のデフォルトリスクが燻っており、米債務上限法案の行く末を見守るため様子見基調が根強いか。
12:05
Geminiら、米SEC提訴の棄却を求める申し立て
米国の仮想通貨取引所であるGeminiと、融資企業の Global Capitalが米証券取引委員会が起こした訴訟の却下申立書を提出したことが、裁判所の公開文書を通じて明らかになった。訴訟の却下申立書が認められた場合は、訴訟は棄却される。
11:35
Bybit、カザフスタンで仮想通貨事業の原則的な承認を取得
ビットコインなどを扱う仮想通貨取引所Bybitは、カザフスタンで事業について原則的な承認を得たと発表。規制整備の進む同国から旧ソ諸国へサービスを展開していきたいと述べた。
10:50
エヌビディア、AI向けのスパコン発表
エヌビディアは、AIのためのスーパーコンピューターDGX GH200を発表。ゲーム領域などでの活用を想定しており、Google Cloud、メタ、マイクロソフトといった大手企業も利用する予定だという。
10:03
オアシス(OAS)、SBI VCトレードに上場へ
ゲーム専用ブロックチェーンプラットフォーム「Oasys」のネイティブトークン「オアシス(OAS)」の上場が、国内の暗号資産取引所SBI VCトレードにて確定したことが明らかとなった。予定上場日は5月31日、OASトークンの国内での取り扱いは、bitbankに次いで2つ目の取引所となる。
10:00
ロシア、国営仮想通貨取引所の設立計画を取り下げ=報道
ロシアは国営の仮想通貨取引所を設立する計画を取り下げたと伝えられる。その代わりに民間の仮想通貨取引所規制などに関する実験的な法的体制を導入することを検討している。
07:30
デジタル円、日銀がパイロット実験
日銀は、CBDCに関する実証実験の概念実証フェーズ2の結果報告書を公開。概念実証では、分散型台帳技術との連携も想定している。一般的に分散型台帳技術には、ブロックチェーンが含まれる。
05/29 月曜日
14:35
JPモルガン、金融系AI(人工知能)「IndexGPT」の商標登録を申請
米JPモルガンは金融システムに活かすための人工知能「IndexGPT」の商標登録を申請した。株指数の作成や投資コンサルティングなど様々な金融サービスに使うことを念頭に置いている。
13:25
JPモルガンのアナリスト、ビットコインが45000ドルに達する可能性を指摘
JPモルガンのアナリストは顧客向けの相場予想で、暗号資産(仮想通貨)ビットコインが45000ドル(630万円)に到達する可能性を示唆した。
12:31
中国北京市、Web3産業の政策支援強化へ 年20億円以上の投資計画 
中国北京市の科学技術委員会は、Web3イノベーションの開発をテーマとした白書を発表。北京市がWeb3産業育成のため政策支援を行っていくと述べた。朝陽区は毎年20億円以上を投資する計画だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア