はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン巨額投資のMicroStrategy社「長い時間軸であるほど投資先として適している」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「ビットコインは理想の長期投資手段」

4.25億ドル(444億円相当)ものビットコイン(BTC)を購入して話題となったMicroStrategyのCEOが、BTCは理想的な長期投資手段だと発言、ゴールドよりビットコインを選択した理由を語った。 また同社の巨額BTC投資により、ノルウェー政府年金基金も間接的にBTCを保有することとなった。

Michael Saylorは次のようにツイート。

会社の資産を法定通貨、債券、株式、スワップ、インデックスファンド、オプション、不動産、コモディティ、貴金属、アート、無形資産に投資することを検討したが、最終的にビットコインを選択した。

ビットコインは理想的な長期資産と考えられる。

取引するよりも、手元にホールドすることが推奨されると示唆した格好だ。

また、別のツイートでは「投資期間が1年なのであれば、どんな資産も機能するが、もし投資期間が1世紀(100年)ならば、ビットコインの方が適しているだろう」との見解を示した。

ゴールドではなくビットコインを選択する理由

Michael SaylorがBTCの長期的価値について信念を持つ背景としては、BTCに発行上限が定められていることが大きいようだ。

投資調査企業Stansberry Researchのインタビューで、Saylorは「なぜゴールドではなくビットコインを選ぶのか」と聞かれ、ゴールドは毎年新たに採掘されており、その価格が上昇すると共に、採掘にも資金が投入されることで結果的に供給量が増える可能性に言及。

一方でBTCの供給量は、ソフトウェアコード上ですでに、2100万の上限が定められており、マイニング事業に投資してもこの最終的な供給量が変わることはないとして、BTCの希少性に期待する姿勢を見せた。

ノルウェー政府年金基金も間接的にBTC保有へ

MicroStrategyのBTC巨額投資は、間接的な影響についても注目される。

同社の筆頭株主は、運用資産規模世界最大のBlackRockであり、運用資産額世界第2位のVanguard Group、政府系ファンドで世界最大のノルウェー政府年金基金も、MicroStrategyの株主であることから、これらの機関も間接的にBTC投資を行っていることになる。

ノルウェー政府年金基金はMicroStrategyの発行する株式のうち2%を保有しており、このことは、ノルウェー国民が間接的に一人当たり、1.72ドル(181円)のビットコインを所有している計算になるとされる。

仮想通貨調査企業Arcaneのノルウェー人ソフトウェア開発者Torkel Rogstadは、政府は興味深い前例を作ったかもしれないと語る。

政府は利益最大化を目指しており、企業への投資を通じてビットコインのエクスポージャーを獲得した。今後も、ビットコインを購入する企業が増えることで、政府のビットコインへのエクスポージャーが増えるのではないか。

Torkel Rogstadの作成した、ノルウェーが保有するビットコイン量の計算機によれば、同国政府は米国ソフトウェア企業Squareの株式0.83%も保有しており、2社合わせて、ノルウェー政府年金基金は現在、間接的に811.73BTCを持つことになるという。

Squareは、ツイッター創設者で暗号資産(仮想通貨)支持者のJack Dorseyが経営している企業で、今月8日、5000万ドル(53億円)相当のBTC購入を発表している。

関連:Willy Woo、Square社53億円相当のビットコイン購入から見る重要性

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/13 月曜日
23:13
米マイニング企業CleanSpark、ビットコイン保有量1万BTCを突破 
米マイニング企業CleanSparkのビットコイン保有量が1万BTCを超え、前年比236%増を達成。米国内の施設拡大と効率的なマイニング運営により、創業4年で2万BTCのマイニング成功という節目にも到達するとともに、さらなる戦略的目標の実行に向けて、1,000億円規模のゼロクーポン転換社債発行も完了した。
13:00
ビットコイン現物ETFの上場承認から1周年 累計取引高は100兆円規模に
米国ビットコイン現物ETFが運用開始1年で累計取引高が約104兆円を超えた。専門家が今後の見通しなどを語っている。
12:27
シンガポール政府、予測市場ポリマーケットへのアクセス制限
シンガポール政府が仮想通貨を入金して取引できる予測市場ポリマーケットへのアクセスを制限した。違反者には罰金などの可能性もある。
01/12 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン急落やAIエージェントの新規上場
時価総額上位の仮想通貨ビットコイン、イーサリアム、XRPなどの価格変動と関連ニュースをまとめている。ビットコインの米司法省とロシア政府による売却懸念、イーサリアムのフィデリティによる2025年展望分析、XRPのChainlink提携、新興銘柄SEIの国内上場、AIエージェント関連銘柄の上場など。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米司法省へのBTC売却許可に高い関心
今週は、米司法省に与えられた1兆円相当のビットコイン売却許可、フィデリティの仮想通貨相場分析、リップル社幹部とドナルド・トランプ次期大統領との会談に関するニュースが最も関心を集めた。
10:30
ビットコイン10万ドル回復後に急落、米雇用統計控え9.2万ドルのサポートライン注目|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが解説。ビットコインは週明けに10万ドルを回復するも米経済指標の上振れで下落基調に転換した。米司法省の1兆円規模のBTC売却許可も警戒材料に。9.2万ドルのサポートラインが焦点となる中、米雇用統計とトランプ政権発足を控え、相場の方向性を探る展開に。
01/11 土曜日
13:02
アルトマン氏のワールドコイン、認証ユーザーが世界で1000万人突破
OpenAIのアルトマン氏が立ち上げた仮想通貨ワールドコインで、本人確認が1,000万人に到達した。プライバシー保護技術の強化も進めている。
13:00
DeFiの基本から実践まで|初心者向けに分かりやすく解説
仮想通貨のDeFi(分散型金融)の基本から実践まで、初心者向けに分かりやすく解説。貸付・借入、取引、ステーキング、ステーブルコイン、エアドロップなど、主要サービスと特徴や活用方法、リスクを分かりやすく紹介します。
11:00
Virtuals Protocolとアニモカ、自律型AIゲームエージェントに共同投資へ  次世代ゲーム開発支援
Virtuals ProtocolとAnimoca Brandsは10日、自律型人工知能(AI)エージェントとゲームアプリケーションの融合を促進するための共同投資イニシアチブを発表した。
10:25
ブラジル規制当局、仮想通貨キャピタルゲインへの課税方法を変更へ
ブラジルの連邦歳入庁が仮想通貨取引への課税方法変更を発表した。新税制への変更は2025年3月までに行う予定だ。
07:30
アービトラム、新プロトコル導入に向け投票開始
仮想通貨イーサリアムのL2「アービトラム」は、新プロトコルBoLDを有効化するための最終投票を開始。今回の提案が承認されれば、ネットワークの安定性やセキュリティの向上につながる。
07:15
リミックスポイント、5億円分のビットコインを追加購入
リミックスポイントは10日、仮想通貨ビットコインを33.34 BTC追加購入したことを発表した。これによって、保有するビットコインは333.189 BTCとなり、48.9億円の時価評価額が記録された。
06:50
グレースケール、複数のAIエージェントやDeFi銘柄の投資信託を検討 
仮想通貨投資企業グレースケールは10日、複数のAIエージェントやDeFi銘柄の投資信託を検討していることを発表した。
06:30
ブロック社、ビットコイン戦略を明示した初のS&P500構成企業になる可能性 VanEck責任者が見解
金融サービスおよびデジタル決済企業であるBlock Inc.が、S&P500指数に上場する企業として初めて明確なビットコイン財務戦略を持つ企業となる可能性が浮上した。
06:15
バイナンス、3つのAIエージェント仮想通貨を新規上場 価格高騰
仮想通貨取引所バイナンスは10日、3つのAIエージェント仮想通貨銘柄を新規上場する予定を発表した。発表を受けて各銘柄の価格は高騰。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧