
BitMEXのKYC強化
暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所BitMEXがユーザーの本人認証手続き(ID認証プログラム)を強化したことがわかった。米国の告発事例後に、KYC認証の期限を大幅に早めた格好だ。
BitMEXが発表した新規定では、本人認証確認を完了しなければ新たなポジション(建玉)を取ることができなくなる規定を日本時間今年11月5日の9時までと早める。また、12月4日の9時までに、手続きを完成しないユーザーは、BitMEXからの出金も制限されるとしている。
また、KYC強化にあたり、アフィリエイト口座で継続的にリファラル報酬を受けるケースも、同様にKYC認証手続きを終える必要がある。BitMEXがユーザー本人ID認証プログラムを導入したのは今年の8月、規制下の取引所のKYC基準に近い仕組みを強制する。
背景と見られる米国の告発事例については10月上旬、BitMEXやヘイズ元CEOらに対し「米国法逃れ」があるとして、米司法省(DOJ)と米商品先物取引委員会(CFTC)が告発した。本人確認(KYC)やマネロン対策(AML)などに関するCFTCのルールを守らず、またヘイズを含む4名は銀行秘密法(BSA)にも違反したと主張されている。
関連:BitMEXやアーサー・ヘイズらに新たな訴訟事例 マネロンや相場操縦などを指摘
参考:BitMEX

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