はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

グレースケールのビットコイン巨額購入続く──米企業のBTC投資が後押しか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

グレースケールのビットコイン運用額が引き続き増加傾向

暗号資産(仮想通貨)投資信託を提供する米運用会社グレースケールを通じたビットコイン(BTC)の購入量が引き続き増加傾向にある。

新たに15,114BTC(252億円相当)の購入を報告、同社が運用する総数はグレースケールビットコイン投資信託(GBTC)の総額は481,711BTCを超え、価格上昇も影響して法定通貨建では1.3兆円相当になった。

(*追記情報): 17日、グレースケールはGBTCで50万以上のBTCを管理していることを公表した。

グレースケールビットコイン投資信託(GBTC)のドミナンス、上場企業に関連した保有ビットコイン総額(814,359BTC)の62%、BTC時価総額全体では約2.3%を占める比率となっている。

同社はビットコイン(BTC)の他にも、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC )など様々な銘柄の仮想通貨投資信託を提供しており、13日時点のデータによれば、その投資商品の総額も、98億ドル(約1兆250億円)に達するなど、アルト関連投信の取引も活況だ。

BTC投資信託の株価上昇

グレースケールがBTCの蓄積を進めるにつれ、グレースケールビットコイン投資信託(GBTC)の取引価格は、2020年の第4四半期にこれまで63%上昇。

10月1日に、GBTCは11ドルで取引されていたが、11月13日時点では、17.96ドルに値上がりしている。

ビットコイン価格が上昇する現在の局面で、保有リスク等を気にせずにビットコインの値動きに直接投資できる商品として、GBTCの取引も活発になった。BTCを投資信託の形で購入する場合、秘密鍵やウォレットの管理などの手間も省けることやクリアな規制面も、米国企業がビットコイン関連に資産を置く際の選択肢を広げた。

GBTCの取引額比率は公表値で7割が機関投資家や企業関連の取引であり、米国で高まる企業のビットコイン投資がGBTCの取引額をさらに引きあげた可能性が指摘されている。

10月にグレースケールは、GBTCに続いてイーサリアム投資信託(ETHE)についても、SEC(米証券取引委員会)に運営情報を報告するものとして正式登録、金融商品としての信頼性を向上させた。先に挙げた11月13日のデータでは、ETHEの運用総額は12億ドル(約1256億円)を突破している。

関連:ビットコイン投資信託への資金流入、ゴールドETFの勢い上回る

ハードフォークしたBCHの運用額は減少

グレースケールは、15日にハードフォークが完了したビットコインキャッシュ(BCH)の投資信託も提供している。

BCHハードフォークが行われるという発表以来、同社のBCH投資信託の運用資産額は減少している。11月9日時点から、13日のデータでは160万ドル減少して4680万ドル(約48億円)となり、投資家が不確実性を嫌気した。

BCHは、ビットコインキャッシュノード(BCHN)とビットコインキャッシュABC(BCHABC)に分岐、マイナーコミュニティが多く支持したのビットコインキャッシュノード(BCHN)が優勢となっている。

ハードフォークの背景には、BCHABC側が「マイニング報酬の8%を開発者資金に充当する」ルールの導入を提案したが、こうした開発手数料なしで資金を補えるとするBCHN側と対立したことがあった。

ハードフォークを受けて、日本の仮想通貨取引所もそれぞれ対応方針を発表している。

関連:明日ハードフォーク予定のビットコインキャッシュ、国内仮想通貨取引所の対応は?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:20
米仮想通貨現物ETFから資金大量流出、FRB政策に不透明感
米国の仮想通貨ビットコインETFから1日で5.23億ドル、イーサETFから4.22億ドルの大量資金流出。FRB利下げ期待後退とインフレ懸念で機関投資家がポジション調整か。
05:45
米FRB理事、ステーブルコインの可能性を評価
FRBウォーラー理事が仮想通貨決済技術を「新技術に過ぎない」と評価。ステーブルコインの小売・国際決済改善効果とドル国際化への貢献可能性を強調。
05:35
中国政府、人民元連動ステーブルコイン発行を検討=報道 
中国国務院が人民元連動ステーブルコイン発行を今月審議する予定。人民元の国際的地位向上と米ドル支配からの脱却を狙う。
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧