はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

日本政府、73兆円規模の追加経済対策を閣議決定 「デジタル戦略」も支援

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本政府が大規模追加経済対策へ

菅政権は8日の臨時閣僚会議で、総額73兆円を超える巨額の追加経済対策を閣議決定した。

世界的な感染拡大がつづく新型コロナウイルス(COVID-19)対策や、DXなどデジタル市場、脱炭素をはじめとする成長戦略が含まれる。日経新聞の情報によれば、菅首相は経済財政諮問会議で「経済効果として、GDP換算3.6%程度を見込んでいる」と強調した。

官民を上げて推進する「デジタル改革」に対する1兆円規模の予算のほか、環境問題を考慮した「グリーン投資」のための2兆円規模の基金創設、最重要と位置づける新型コロナウイルス対策の一環として、最前線で奮闘する医療機関への大型支援などがこれに含まれる。

財政投融資など国や地方からの財政支出は、40兆円に上る見込みで、中小事業者の業態転換や事業再編の促進を目的とした「事業再構築補助金」の創設、GoToトラベルの21年6月末までの延長、GoToイート食事券の追加発行なども組み込まれた。

追加経済対策をもとに編成される第三次補正予算案と2021年度の予算案は、21年1月に召集される通常国会にて提出される見込み。

菅政権が掲げる2つの成長戦略

菅首相は10月末、就任後初の国会演説で、2050年までの「二酸化炭素排出量ゼロ」(脱炭素)を宣言していた。

4日の記者会見では、ポストコロナ時代の成長戦略の軸として、デジタル戦略とグリーン戦略(環境対策)との2点を挙げていた。

環境対策に着手する企業に対し今後10年間支援する2兆円規模の基金創設を表明したほか、「デジタル庁」の新設など政権が国策と位置づけるデジタル関連に1兆円規模の予算を確保する意向を示している。

デジタル領域には、他国に遅れをとるキャッシュレス分野のほか、デジタル通貨やブロックチェーン業界なども視野に入ってくるものと思われる。

「脱炭素」企業の税負担軽減へ

税制面でも「脱炭素」を促進する狙いがある。

自民党・公明党の与党は、2050年までの「カーボンニュートラル」実現に向けて21年度の税制改正大綱について、「脱炭素」に貢献し、温室効果ガスを削減する最新設備導入する企業への税額控除案を盛り込む意向を明らかにしている。

米国もグリーン戦略に本腰を入れる。バイデン次期大統領は選挙公約の一つとして、2050年までの「二酸化炭素排出量ゼロ」を掲げており、パリ協定への復帰する意向を示していた。

すでに世界中で120カ国以上が2050年までの脱炭素宣言を表明しており、中国の習近平国家主席も今年9月に2060年までに実質ゼロを目指す方針を発表している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧