はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン・イーサリアムが6日未明に高騰した理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

6日の仮想通貨(暗号資産)市場で、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が前日比10%高と高騰している。

1月4日に50万円幅暴落を機に、地合いの悪化も一時懸念されたビットコイン市場は、その後の大幅反発で、押し目買い(買い戻し)意欲の旺盛さを確認。米グレイスケールのファンド資産の一部がBTCやETHなどに再投資されることが発表されると更に騰勢を強めた。

グレイスケールは日本時間5日22時、提供する投資信託「Digital Large Cap Fund」からXRP(リップル)を除外し、ビットコイン、イーサリアムなど4銘柄に再投資する方針を発表した。

Digital Large Cap Fundは、時価総額上位の銘柄で組成される投資信託で、BTC・ETH・XRP・BCH・LTCの5銘柄をルールに則った組成比率で運用するファンド。今回、同ファンドが運用するXRPの全ポジションを清算し、当該4銘柄に再投資した。

対象となったファンドの最新運用額は、2.8億ドル前後(287億円)。除外前のXRPの運用比率が1.46%。同社の資産分配が時価総額が拡大するBTC・ETH市場への影響はキッカケとなり、機関投資家の相次ぐ参入報道でグレイスケールの影響が意識付く中で、同社の発表を市場が好感した。

Digital Large Cap Fundの組成銘柄の最新割合はBTC(81.63%)、ETH(15.86%)、LTC(1.43%)、BCH(1.08%)とビットコインやイーサリアムに高い比重が置かれており、6日に高騰した4銘柄の中でも、特にBTCとETHが高パフォーマンスを示している。

一方、下落に転じたXRP市場は、米SECの訴訟から、下落基調の波を抜け出せずにいる。

市場は、訴訟の進展の不透明性を嫌気するほか、相次ぐ取引所のXRP取引停止報道を受け、マーケット流動性の一時的な低下を懸念している。

XRPの保有状況が変化しているのは個人投資家だけではない。データサイトCoinMetricsのデータによると、100万XRP以上を保有する大口アドレス数が過去2週間で約8%減少した。

12月22日の1,705から、1月4日の1,562と、約2週間で143アドレス減となった。タイミングは、SECがリップル社を提訴した時点(12月23日)と傾向に一致する点がある。

出典:TheBlock

なお、XRP市場の取引ポイントになり得る動きとしては、XRP基軸採用のBitrueのSparkトークンの事前取引(IOU)がある。

将来的にFLRトークンと1:1で交換可能なIOUの取引を対XRPペアで提供を6日より開始する予定で、他の取引所に移管できるXRPへ利確する動きが見られる可能性も指摘される。

リップル訴訟に関する国内外仮想通貨取引所のXRP対応は、以下の記事で一覧で確認できる。

リップル訴訟に関する国内外仮想通貨取引所・ファンドのXRP対応一覧
米証券取引委員会(SEC)のリップル社提訴を受け、XRPを取り扱う国内・国外仮想通貨取引所、ファンド、マーケットメイカーの対応をまとめた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/15 金曜日
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。
13:50
シティ、ステーブルコインとビットコインETF向けカストディを検討
シティグループがステーブルコインの裏付資産カストディや仮想通貨ETF関連サービスの提供を検討。議会法案成立を受け大手金融機関の参入加速。
13:20
今秋はアルトコインシーズン本格化か=コインベース分析
コインベースが今後本格的なアルトコインシーズンへ移行すると予測。個人投資家のキャッシュ蓄積や、イーサリアムへの関心の高まりなどを分析した。
11:46
ビットコイン一時急落、米財務長官の方針転換で市場動揺か
スコット・ベセント財務長官の相次ぐ発言変更でビットコイン市場の混乱を招いた。13日の購入否定から14日の取得検討表明まで24時間で方針転換となった。機関投資家のコインベース購入比率75%も話題に。
11:25
イーサリアム、BTC建てで強気転換も売り圧力増加の兆候=クリプトクアント分析
イーサリアムがビットコインに対して強気サイクル入りし投資家需要が急増。一方で取引所への流入増加により利確の動きが活発化し警戒感高まる。
10:55
楽天、NFTチケットでスポーツ観戦チケットの公式リセール開始
楽天グループが運営するRakuten NFTは、楽天イーグルスとヴィッセル神戸の公式チケットリセールにNFT技術を導入。ブロックチェーンによる偽造防止と取引透明性を確保し、出品者による自由な価格設定が可能に。2025年9月から順次開始。
10:02
仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの材料とは? Bitwise分析
Bitwise最高投資責任者が、仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの要因を指摘した。今後ビットコインなど市場の価格を押し上げる可能性があるとしている。
09:45
トルコの仮想通貨取引所BtcTurk、70億円超相当の資産が不正流出か
仮想通貨取引所BtcTurkは、ウォレットで異常が検知されたとして仮想通貨の入出金を一時停止。70億円超相当の資産が不正流出した可能性が指摘されている。
09:10
カインドリーMD、「中本」と合併完了 800億円調達でビットコイン財務戦略開始
カインドリーMDがナカモト・ホールディングスとの合併を完了し、5億4000万ドルを調達。デビッド・ベイリー氏がCEOに就任し、ビットコイン財務戦略を本格展開。
08:50
米財務長官の発言でビットコイン急落、準備金政策の行方と市場の反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは14日夜、ベッセント米財務長官が連邦政府のビットコイン準備金について、150億〜200億ドル相当と評価される没収資産のみで構築し、新規購入を否定すると発言したことに加え、FRBへの利下げ要請を行わない方針を示したことから急落した。
07:30
コインベース、デリビット買収完了で仮想通貨デリバティブ最大手目指す
コインベースがデリビット買収を完了し、590億ドルの建玉と年間1兆ドル超の取引量を統合。仮想通貨デリバティブ市場のグローバルリーダーへ。
07:20
イーサリアム、ステーキング解除待ちの数量が4500億円相当に
仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンは、ネットワークからの退出を待つバリデータのETHの数量が増加傾向に。売り圧増加の可能性など背景の分析が行われている。
07:05
イーサリアムICO時代の大口投資家が大規模利確か、1週間で30億円相当を取引所へ送金
イーサリアムICO参加者が仮想通貨取引所へ大量のETHを送金。4日間で2000万ドル以上の利確行動が確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧