はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

時価総額4位の仮想通貨ポルカドット(DOT)が大幅続伸、価格上昇の続く背景は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DOT最高値更新

暗号資産(仮想通貨)市場では、時価総額4位の仮想通貨ポルカドット(DOT)が再び過去最高値を更新。一時21ドルを超えた。DOTは昨年末から大幅に続伸し、前月比+123%上昇している。

出典:Tradingview

DOT高騰の背景には、何があるのか。

ステーキング価値の高さ

異なるブロックチェーンの相互運用性を強みとするクロスチェーンプロジェクトのポルカドット(Polkadot)は、NPoSというステーキングメカニズムを利用し、ネットワークを維持する一種のPoS系プロジェクトと言える。

ステーキング関連銘柄を追跡するサイト「stakingrewards.com」のデータによると、現在ステーキングバリューの高いのがポルカドットで、計130億ドル分のDOTがステークされている。この金額は、DOTの時価総額=200億ドルの65%を占める規模となる。

ポルカドットに次ぐPoS関連銘柄には、カルダノ(90億ドル)やイーサリアム2.0(40億ドル)、Avalanche(39億ドル)などがある。

出典:文章 https://www.stakingrewards.com/

ネットワークはステーキングのほか、ガバナンスやパラチェーンにおける「担保(ボンド)」においてもDOTが利用されるため、DOTに対する需要は高まった格好だ。

関連ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

関連プロジェクトの資金調達

上述のようなネットワークエフェクトのほか、ポルカドットのネットワークを利用する関連プロジェクトManta Networkの資金調達と事業計画も注目を集めた。

Mantaはポルカドット上で、完全なプライベート分散型取引所(DEX)を立ち上げるために、計110万ドルの資金調達を行った。出資したのは、取引所FTXを運営するAlameda Researchや、ポルカドットの初期投資企業Three Arrows Capitalなどの業界関連企業だ。

MantaはZcash(ZEC)が利用するプライバシー技術zk-SNARKsを利用し、ポルカドット初のプライベートスワップ取引所を作ることを目的とする。一方、ポルカドットで今後予定される「IPO(イニシャル・パラチェーン・オファーリング)」にて1つのパラチェーンをオークションで獲得する必要がある。

PolkaBTCの動向

さらに、ビットコインブロックチェーンとの互換性を実現させるため、ポルカドットは21年第1四半期にBTC-パラチェーンの開発を終え、PolkaBTCの発行を可能にする道を進んでいる。

「ラップビットコイン」という、ビットコインネットワーク以外のブロックチェーンで運用できるビットコインの代替トークンはこれまで、WBTCやrenBTCなどの例があり、主にDeFi(分散型金融)で利用されるなど重宝されている。

ポルカドットも、基軸通貨であるビットコインとのブリッジングを計画中だ。PolkaBTCの有用性を拡張するため、ステイクテクノロジーズが開発するPlasm Networkも自身のdApps(分散型アプリ)でPolkaBTCを提供するなど、利用拡大のポテンシャルが期待されている。

関連:大幅続伸のイーサリアムが新高値1700ドル、ビットコイン400万円回復で強気トレンド回帰なるか

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧