はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨テゾス(XTZ)コミュニティ、色をNFT化するプロジェクトを始動

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTは単なるおもちゃにあらず

デジタルアーティストBeepleの作品が75億円で落札されるなど、大きく盛り上がりを見せているNFT(非代替性トークン)市場に対し、PoS系ブロックチェーンの一つ、テゾスも参入しようとしている。

テゾス(XTZ)では、NFTに取り組む実験的なプロジェクトが誕生しているという。テゾスコミュニティのTezos CommonsはNFTへの取り組みを紹介するレポートを公開した。

関連:最終落札価格75億円、Beeple氏のNFTオークション──「ファースト5,000日」

NFTはおもちゃ以上のものか

NFT(非代替性トークン)は、アート作品など一点しかなく替えが利かないもの(非代替性がある)をデジタル上で流通させることを可能にする。反対となるFT(代替性トークン)は、「お札」など共通の価値を持つものを指す。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

Tezos Commonsの記者であるWilliam McKenzie氏は、検証可能な所有権、希少性の保証、デジタル化、マーケットプレイスの4点をNFTの特性として紹介している。

これらの特性より、Beepleを始めとしたアーティストがその恩恵を受けつつあるが、NFTの取引は暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)を利用するものが大半となっている。例えば、人気NFTマーケットプレイスのOpenSeaでは、イーサリアムのトークン規格(ERC1155、ERC721)のアイテムを取扱っている。

クリエイターやアーティストにとってテゾスを利用するメリットは「実行可能で安価、環境にやさしく技術的に健全なプラットフォーム」であることだとレポートは主張した。

PoSをコンセンサスアルゴリズムに利用するテゾスは、電力の消費量が少ないことが特徴で、レポート内の資料によると、テゾスの年間電力消費量は、米国の1,900家庭分に相当するという。

テゾス上のNFTプロジェクトの一つであるtzcolorは、色をNFT化して流通させる試みで、3つのレアリティに分けられた1690色のNFTが取引される。

プロジェクトではテゾスで実装されている最新の技術を実利用することも目的の一つになっている。

tzcolorを開発したPapersの共同創設者PascalBrun氏はレポートで以下のように説明した。

私たちは、実験でありながらこれらの標準(技術)を紹介できる、何かシンプルなものを構築するべきだというアイデアを持っていた。

PascalBrun氏によると、tecolorsでは既に27,000以上の操作(トランザクション)が行われており、テゾスエコシステムでも特に活発なプロジェクトとなっている模様だ。

利用されている技術の一つ、「FA2」は、非代替性トークンと代替性トークン(イーサリアムのERC20やERC721)の両方を発行できるだけでなく、マルチアセットのコントラクト(ERC1155)にも対応するテゾスのトークン規格となっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
16:45
なぜSBI新生銀行は投資家に選ばれる? 圧倒的優位性を持つ「SBI証券」との連携メリットを解説
SBI新生銀行が投資家に選ばれる理由は、SBI証券との圧倒的な連携メリットにあります。預り金自動スィープサービスで入金操作不要、年4.2%の高金利預金で待機資金を運用。IPO投資、NISA口座、資産一元管理まで、他の銀行では実現できない理想的な投資環境を徹底解説。
14:36
リップル決済、欧州初の銀行採用 スイスのAMINA銀行と提携
リップルがスイスのAMINA銀行と提携し、欧州初のリップル決済導入を実現。ブロックチェーンと従来の銀行システムを統合し、ほぼ即時の国際送金サービスを提供。両社の協力関係はステーブルコイン保管から決済へと拡大。
13:44
イーサリアム「フサカ」実装直後にPrysm障害、1.8億円の報酬損失が判明
イーサリアムの大型アップグレード「フサカ」実装直後、Prysmクライアントでバグが発生し382ETH(約1.8億円)の報酬機会が失われたことが判明し、ネットワークの堅牢性においてクライアント多様性の重要性が再確認された。
13:22
英国、2027年に仮想通貨規制を本格導入へ 政治献金も禁止方針
英国財務省が2027年施行予定の仮想通貨規制案を策定中。英国金融行動監視機構の監督下で取引所やウォレット企業に透明性基準を義務付け、消費者保護を強化。仮想通貨による政治献金も禁止へ。
10:50
ストラテジー、ナスダック100指数への残留決定 ビットコイン買い増しの意欲示す
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーのナスダック100指数への残留が決定した。セイラー会長はビットコイン追加購入への意欲を示唆している。
10:41
日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?
日本銀行が12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる方針。30年ぶりの高水準となる利上げが、円キャリートレード巻き戻しを通じてビットコインなど仮想通貨市場に与える影響を分析。米FRBのQT終了による影響緩和の可能性も解説。
10:10
2025年末までに済ませておきたい仮想通貨に関する税金と確定申告への準備|Gtax寄稿
仮想通貨の税金の仕組みと、年末までにできる節税対策を解説。損益圧縮やふるさと納税・iDeCoの活用法、確定申告に向けた取引履歴・経費の整理ポイントをまとめています。
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧