金融大手JPモルガン、仮想通貨の「清算機関」を検討か=米フォーブス誌

JPモルガン、仮想通貨の清算機関提供を検討か

金融大手のJPモルガン・チェースが暗号資産(仮想通貨)事業向けの清算機関の提供を示唆したことがわかった。大手メディアForbesが報じた。

Forbesに対してJPモルガンの上級役員は以下の通り言及した。

(仮想通貨市場での)流動性を改善するめには、仮想通貨のクリアリングハウス(清算機関)が必要だ。これが実現すれば、銀行は流動性(≒資金)を流入させることができるようになる。

清算機関およびクリアリングハウスは、株式などの売買の履行を最終的に保証する金融機関。売買の際、どちらかが支払いできなかった場合に決済の支払いを保証する機関で、日本では日本証券クリアリング機構や日本商品清算機構がこれに該当する。

1月末に米投資アプリ「ロビンフッド」上でミーム株などと称されたゲームストップ株(GME)の大量な買い注文が入った際には、ロビンフッド社の流動資金が追いつかず、一時売買が中止になる事態が発生していた。このような事例を踏まえ、JPモルガンは「仮想通貨ブローカーや取引所もこのように流動性が不足する状況は避けるべき」と清算機関の必要性を強調した。

JPモルガンは、Dimon CEOをはじめ長らくビットコインに対して懐疑的な姿勢を示していたが、ブロックチェーン技術の将来性は高く評価していた。2020年初頭に公開したレポートでは、「ブロックチェーン技術は証券取引所などの企業でより広範囲に使用され始めたものの、広く普及するのはまだ数年先」だと予測していた。

だが2021年に入り、ビットコインをはじめとする仮想通貨が高騰すると、アナリストによる市場分析レポートなどが目立つ始めた。機関投資家による仮想通貨参入の観点から、グレースケール投資信託の現物価格に対する価格乖離のマイナス化やビットコインの上値予知に関するデータなどを分析している。

今年2月には、「ポートフォリオ」の1%を仮想通貨保有するよう推奨するJPモルガンのストラテジストらのレポートも確認された。

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また、21年2月末には人工衛星間でブロックチェーン決済を活用する実験に成功しており、IoT(モノのインターネット)技術におけるブロックチェーンの有用性を実証した経緯もある。

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