はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社が東南アジア事業拡大へ、Uberやゴールドマンサックスで勤務経験のあるベテランを雇用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社がベテランを雇用

米リップル社は18日、東南アジア地域のマネージングディレクターとしてBrooks Entwistle氏を雇用したことを発表した。

Entwistle氏は金融やITの業界で30年のマネージメント経験を持つベテラン。Uberやゴールドマン・サックスでの勤務経験を活かし、急速に成長を続ける東南アジアの事業をさらに拡大できるように主導する。デジタル資産とブロックチェーンを普及させるというミッションを推進することが目的だ。

リップル社に入社する前、Entwistle氏はUberで、国際部門の最高業務責任者(CBO)として東南アジア地域の成長戦略チームを率いていた。Uberは配車サービスや「Uber Eats」というフードデリバリーサービスなどで知られる企業。その前には米大手投資銀行のゴールドマン・サックスに20年勤務し、東南アジア事業のトップを務めていた。

リップル社で国際送金ネットワーク「リップルネット(RippleNet)」を担当するAsheesh Birlaゼネラルマネージャーによると、東南アジアの決済システムはかなり複雑で、国ごとの違いもあり、事業を行うには非常に深い知識が必要になるという。そのため経験豊富なEntwistle氏の手腕には、期待がかけられている。

現在東南アジアでリップルネットに加わっているのは14カ国。より多くのフィンテック企業、決済サービス企業、中小企業にRippleNetに参加してもらうことで、東南アジアをさらに大きなマーケットにする狙いだ。

Entwistle氏は今回の発表に際し、以下のようにコメントを寄せている。

 

業界のリーダーであるリップル社に加わり、重要地域の事業拡大に携われることを嬉しく思う。

決済のイノベーションが加速している最先端の地域で今までの経験を活かし、リップルネットを東南アジアの外にも広げ、未来の金融サービスを構築したい。

東南アジア市場について

リップル社の説明によると、2020年の東南アジアにおけるリップルネットの取引は前年比で10倍に増加した。新型コロナの影響でデジタル決済が普及し、マーケットとして急速に成長しているという。

リップル社は2020年第4四半期(10月から12月)レポートで、暗号資産(仮想通貨)XRPの大きな導入事例として、東南アジア最大手銀行「DBS銀行」を挙げた。同行は機関投資家や適格投資家に、デジタルアセットへの投資を可能とする仮想通貨取引所のローンチを発表。シンガポールドル、香港ドル、日本円、米ドルの法定通貨に対応し、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、XRP(リップル)の4銘柄の取り扱いを表明した。

関連「SEC訴訟でXRP市場参加者に計り知れない影響」米リップル社が20年Q4レポート公開

今回の発表では、東南アジアにおける成長は、タイ最大級の銀行「Siam Commercial Bank (SCB)」らのリップルネット利用企業が牽引したと説明している。

関連:仮想通貨XRP(リップル)とは|関連プロジェクトと今後の将来性

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/20 月曜日
19:26
FRB、21日開催の暗号資産・決済会議の詳細を公表 サークル・コインベースら登壇へ
米FRBは10月21日開催の「Payments Innovation Conference」詳細を公表。ChainlinkやCircle、Coinbaseなど暗号資産関連企業が登壇予定。
17:47
AIフュージョンキャピタル、ビットコインを追加購入 保有量30 BTCに
AIフュージョンキャピタルグループは10月、約1億円分(6.13BTC)のビットコインを追加購入。累計購入額は約4億円、保有量は30.76BTC(時価約5億円)に到達。BitGoや博報堂と連携し、暗号資産運用を拡大している。
16:13
コンヴァノ、ビットコイン売買で7億円の利益確保
コンヴァノ(6574)はBTC高値売却・安値買戻しのトレーディング戦略で約7億円の利益を確保。保有量は665BTCに増加し、累計投資額は約114億円へ拡大。
14:25
NY市長選クオモ候補、仮想通貨振興へ新ポスト創設を公約
ニューヨーク市長選候補のクオモ氏が暗号資産振興へ新ポスト創設を公約。最高技術革新責任者とイノベーション評議会を設置し、AI・ブロックチェーン・バイオテクノロジーの3分野で市を先導する方針を表明。ウォール街を擁するニューヨークの暗号資産政策に注目集まる。
12:04
仮想通貨マイナー株価、ビットコイン上回る上昇 AIシフト背景に
仮想通貨マイニング企業のパフォーマンスが年初来2.5倍超上昇しビットコインを上回っている。アイリスエナジーやサイファーマイニングなどAI・HPC事業への転換が株価上昇の背景だ。
10:40
中国IT大手、当局介入でステーブルコイン計画を中断=FT紙
中国政府が複数のテック大手による香港でのステーブルコイン発行計画に介入。人民銀行は民間通貨発行やデジタル人民元への影響を懸念。香港は5月に世界初の包括的規制を施行したばかり。
10:15
仮想通貨トレジャリー企業の”錬金術”時代は終焉か=10x Research見解
10x Researchが仮想通貨トレジャリー企業のNAV暴落を分析した。ストラテジーやメタプラネットなどのDATは新たなビットコイン戦略への転換を迫られていると解説している。
10/19 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン市場回復の鍵やリップル社の事業拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、XRPなどの主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:55
金融庁、銀行の仮想通貨投資解禁を検討=報道
金融庁が銀行によるビットコインなど仮想通貨の投資目的での取得・保有を可能にする制度改正を検討しているようだ。銀行グループの仮想通貨交換業者登録も可能にし、個人投資家の環境整備を図る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|バイナンスのユーザーへの救済金配布に高い関心
今週は、トランプ・ショックを受けた仮想通貨取引所バイナンスによるユーザー補償、メタプラネットの企業価値指標mNAVの低下に関する記事が最も関心を集めた。
10/18 土曜日
13:55
OneKeyが12万件のビットコイン秘密鍵脆弱性を報告、トラストウォレットに影響か
ワンキーがリブビットコイン・エクスプローラー3.xの脆弱性により約12万件のビットコイン秘密鍵がクラッキング可能になると報告した。トラストウォレットなど複数の製品が影響を受けている模様。
13:50
オープンシーが2026年1QにSEAトークン発行予定、供給量の50%をコミュニティへ配布
オープンシーCEOが2026年第1四半期のSEAトークン発行を発表した。総供給量の50%がコミュニティに配分され、収益の50%が買い戻しに使用される。ステーキング機能も実装予定だ。
13:05
G20、グローバルな仮想通貨規制の不足を指摘 ステーブルコインの課題も
国際的な金融監督機関FSBが、ビットコインなど仮想通貨の規制実施状況を評価する報告書を発表。各国規制の断片化と一貫性の欠如を指摘し、ステーブルコイン監督の課題も述べた。
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧