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「上値重かった先週のビットコイン、来週の雇用関連指標に要注意」bitbank寄稿の仮想通貨週次市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の相場の動きは

ビットコイン(BTC)市場は25日、一時50,300ドルまで続落。テスラ社によるビットコイン決済の導入発表などの好材料もあり、一時反発もみられたが、全体的には一週間を通して上値の重い展開だった。


目次
  1. 各市場の騰落率
  2. bitbank寄稿

各指標の騰落率一覧

3/26(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。

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月初来騰落率

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年初来騰落率

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(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)

(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照、各銘柄の価格はTradingviewを参照)

3/20〜3/26のBTCチャート

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bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週のビットコイン(BTC)対円相場は上値の重い展開。

先週は1時間足の200本移動平均線(MA)や対ドル2月高値を巡る攻防が続いたが、週明け22日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の「ビットコインは投機的資産」という発言を嫌気し下落。

その後は16日安値をサポートに下げ止まり、24日のテスラの米国でのBTC決済導入を切っ掛けに反発するも、1時間足の200MAが走る620万円で戻り売りが入り反落。この日は軟調な米株もビットコインの重石となり16日安値を明確に割り込んだ。

足元では、25日の米実質国内総生産(GDP)確定値の改定値からの上方修正や、新規失業保険申請件数の減少と強気な経済指標を受け550万円で下げ止まると、米政府系ファンドがビットコイン投資を検討しているとの報道や、エバンズ・シカゴ地区連銀総裁の「2024年まで利上げ条件を満たさないだろう」との発言を追い風に小確りで推移している。

第1図:BTC対円チャート(1時間足) 出所:bitbank.ccより作成

今週の下落で相場は直近安値に加え1月27日安値(305.8万円)と2月28日安値(460万円)を基点とする中期上昇トレンドラインを割り込み(第2図)、中期的な上昇トレンド終焉が示唆されている。

ただ、これにより相場が下降トレンド入ったとは限らない。

今週はリスクオフムードが広がり、ビットコインにも波及しているが、25日の米指標上振れや、バイデン大統領が4月末までの米ワクチン接種目標を倍に引き上げるなど、経済回復への期待感がリスク選好度の改善に繋がりつつある。

来週は水(ADP雇用統計)、木(新規失業保険申請件数)、金(労働省雇用統計)と米国の雇用関連指標の発表があり、雇用市場の回復(=インフレが進行しやすくなる状態)が確認されれば、ビットコイン相場の復調シナリオも視野に入る。

第2図:BTC対円チャート(日足) 出所:bitbank.ccより作成

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

前回レポート:終値で史上最高値のビットコイン、様子見ムード広がる市場の注目点とは|bitbankアナリスト考察

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

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