はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米プロスポーツ界で相次ぐNFT発行、MLB選手も参入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

MLB選手らもNFT発行に乗り出す

3月に入り、米国のプロスポーツ選手が独自でNFT(非代替性トークン)を発行して販売する事例が増える中、メジャーリーグ(MLB)選手も時流に乗り始めた。

ニューヨーク・メッツのピート・アロンゾ選手が30日、コロナ禍で苦しむマイナー選手の支援を目的としたNFTの販売を行うことがわかった。

アロンゾ選手はルーキーシーズンの2019年に53本塁打を放ち、ナリーグの新人王を獲得したメッツの若き主砲。新オーナーのSteve Cohen氏への買収が決定し、新たな時代の幕開けを試みるナ・リーグ東地区所属のメッツの将来を担うスター選手だ。

NFTマーケットプレイスのBlockpartyで販売するAlonzo選手のNFTの落札額は、マイナーリーグの野球選手を支援するNPO団体の「More Than Baseball」やAlonzo選手の慈善団体「Homers for Heroes」に寄付される。

MLBのNFT動向

MLB選手がNFTを発行する事例はまだ少ないが、Alonzo選手が初めてではない。

Alonzo選手と同様、メッツに所属する右腕のTaijuan Walker選手は3月中旬にNFTを販売。メジャーリーグ選手としては初めてNFTをリリースした事例となった。

Walker選手の野球カードをデジタル化したNFTはOpenSeaで販売され、2.35ETH(執筆時点で約40万円)で落札。NFTセールによる収益はメッツの慈善団体「Amazin’ Mets Foundation」に寄付された。

NFTのアートはマイナー選手でクリプト・アーティストでもあるTommy Wilson選手が作成。コロナ禍でマイナーリーグは2020年シーズンが打ち切りとなっていたため、経済的に苦しい状況が続いたマイナー選手を支援するためにコラボが実現した。

また米国最大手のスポーツメディアESPNのJeff Passan氏は選手個人のNFTが行われる中、MLBもリーグとしてNFTゲームの開発が大詰めを迎えていると言及しており、リーグ全体での動向を示唆した。

さらに今月15日には、ア・リーグ西地区所属のオークランド・アスレチックスがシーズンを通してアクセス可能な「フルシーズン・スイート」の契約を1ビットコイン(BTC)で購入できると発表。

27日時点では暗号資産(仮想通貨)ビットコイン決済を行うユーザーは現れていないものの、アスレチックス球団はビットコインで支払いを受け取った場合は現金に換金せず保有する姿勢を示しており、注目を集めた。

米プロスポーツ選手で進むNFT発行の風潮

各国でNFTブームが到来している最中、米国のプロスポーツ選手がNFTを個人で発行して、慈善団体に収益を寄付する事例が目立つ。3月にはNFTを発行して販売するNFL選手が3人ほど確認された。

カンザスシティ・チーフスのQBであるパトリック・マホームズ選手は、NFTの販売から得た収益を慈善団体に寄付した。

スポーツ別で見ると、昨秋にNFTゲーム「NBA Top Shot」がリリースされヒットしたNBAが一歩先を行っている格好だ。

またアメフトの最高峰とも言えるNFLもリーグ全体でチケットのNFT化やコレクタブルの発行を検討していることが報道されていた。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

関連:NFLがNFT(非代替性トークン)などブロックチェーン構想を検討、選手のNFT発行事例も相次ぐ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧