はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

英中銀、デジタル通貨のタスクフォースを設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

英国政府、CBDCのタスクフォース設立へ

英国の中央銀行に相当するイングランド銀行と英大蔵省がCBDC(中銀デジタル通貨)の可能性を模索する共同タスクフォースの設立を発表した。英国におけるCBDCを導入した場合に想定されるメリットやリスクの策定などに取り組む。

共同発表の中で英国におけるCBDCについて、「イングランド銀行が発行するデジタル・マネー」と形容。既存の紙幣(現金)や銀行預金に代わるものではなく、「共存するもの」と説明した。

また、タスクフォースの設立は、英国政府およびイングランド銀行がCBDCを発行する方針を示すものではなく、幅広いステークホルダーとCBDCのメリットやリスク、並びに実用性を検討していく予定とした。

共同タスクフォースの目的は以下の通りであることが示された。

  1. CBDC発行に伴う目的の模索、活用事例、想定される機会やリスクの特定と調査
  2. 目標達成に必要なCBDCのデザイン機能の評価
  3. 英国版CBDCの総合的なユースケースについて、厳密で一貫性のある包括的な審査をサポート
  4. 国際的なCBDC関連の動向を監視

タスクフォースにはイングランド銀行の金融安定化担当のJon Cunliffe副総裁と英大蔵省フィナンシャル・サービス部門のKatharine Braddickディレクター・ジェネラルらが共同議長に就任。関係省庁も随時タスクフォースと連携することとなる。

CBDCフォーラム・CBDC部門

イングランド銀行は同時にCBDCに関連する二つのフォーラムとCBDC部門の設立も発表した。

CBDCエンゲージメントフォーラムでは、技術面以外の全ての側面に関する戦略的な意見を収集し、設計や導入および運用における実用的な課題、ユーザーにとっての機能的なニーズ、官民の役割や金融包摂の検討、プライバシーの問題などの理解に努める。メンバーは金融機関、市民社会グループ、商業者、ビジネスユーザー、消費者から選出される。

一方、CBDC技術フォーラムはCBDCの技術的な側面を多様な専門性と視点から意見を集める。CBDCの設計や導入および運用における技術的な課題の理解に貢献することとなり、メンバーは金融機関、学界、フィンテック企業、テクノロジー企業など様々な分野から招聘する。

CBDC部門では、(関係省庁や国際機関を含む)英国内におけるCBDC関連の外的エンゲージメントを担当し、イングランド銀行の金融安定化担当のJon Cunliffe副総裁が同部門の業務を監督する。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧