はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

4/26(木)|Zaifでロスカット連鎖・MtGoxの残るBTCに動きか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨はBTCが1万USDを目前で下落に転じた後、26日も継続して下落相場となりました。26日に差し掛かる時間、Zaifで大きなロスカット連鎖が確認され、60万円代を記録し、同時刻にbitFlyerでは価格が反発したことで取引所間で大きな価格乖離が生まれました。
日米株価市場
米国で長期金利が3%を超える状況が継続。しかし、決算内容が良好となりNYダウは結局プラス圏で引けた事で、東京市場も主要指数揃って上昇。決算発表ウィークという事もあり、日米ともに決算内容が市場の動きを左右する相場が続いております。

仮想通貨市場

本日の仮想通貨は、昨日の流れを引き継ぐ形で下落相場となり、BTC/JPYは一時約95万円代を記録しました。

現在(21時時点)は、複数のファンダメンタルズ要素が出る中で、小反発し97万5000円で推移しています。

4月11日以降BTCの値動きだけでなくアルトコインのドミナンスが上昇する強気相場でしたが、BTCが100万円を超え、次の壁である1万ドルを目前に下落相場に転じました。

25日から26日に差し掛かる11時45分地点でbitFlyerの取引高が急増していますが、同タイミングで取引所Zaifでは異常な取引が約1時間に渡って記録され動きとして真逆の状況となりました。

bitFlyerBTC/JPY

この地点でbitFlyerでは相場が反発していますが、大きな取引量が記録されたことがチャートからわかります。

逆にZaifはこの時点から異常な取引が観測され、日本の他取引所価格から離れて下落しました。

他の取引所が97万円近くで推移する中で、65万円あたりまで価格を下落させました。

Zaifチャート:異常取引時

状況としてその時刻まで続いた下落相場によりロスカットが始まりましたが、新規の注文が入らない事態が起こりロスカットの連鎖につながった可能性があります。

同社は注文が通りづらい事態が起きたことを認めたものの、システムの不具合ではないと発表しています。

マウントゴックスのウォレット残高が動く

MtGox社の管財人を務める小林信明氏が、2017年の9月から断続的に保有していたMtGox社が保有していた20万ビットコインそして、それに付随するビットコインキャッシュのうち400億円相当を売りに出していたことが3月7日に東京地裁に提出した報告書で明らかになりました。

2017年の年末にかけて起こった、ビットコイン価格の急騰、そして急落の流れに沿っており、価格に影響を与えたのではないかという疑惑につながった事件ですが、これで終わりではありません。

現在まだ残っているMtgox社の保有数はビットコインとビットコインキャッシュをそれぞれ約16万BTC、BCH分(現在の相場で約1200億円以上)保有している状況にあります。

日本の破産法の仕組み上、債権者への支払いが完了後に残った資産は株主へ分配されると述べ、そのことについて以下のように言及していました。

「マウントゴックスの株主が16万BTC以上を持ち去るのは不愉快な結末だ。私はそんなことは望んでいないし、この10億ドルを欲していない」

本日このウォレットに動きがあったことが確認され、再度市場の売り圧力として懸念材料となるか、または相場に大きな動きが確認されるのか注目される状況に突入しています。

XRPマーケットレポート

決算報告が各企業から発表される中で、リップル社が1月から3月までの第1四半期のXRPマーケットレポートを発表しました。

そのレポートの中で、リップル社は第1四半期の売却高合計が1億6,770万USD(約183億円)相当になったことを公表しています。

ロックアップから解除された30億XRPの内利用されるのは約3億XRPで、残りの約27億XRPは再度エスクローアカウントに戻る模様です。

また下落相場にあった第1四半期ですが、XRPの市場シェアは昨年11月24日から倍になっていることや、出来高が過去最高となり約17兆円の取引が行われたことも発表されました。

リップル社:1月から3月のXRP売却高は約183億円|2018年Q1XRPレポートを発表
リップル社は2018年4月25日にXRP Market Report 2018年Q1(第1四半期)の公開を行い、同レポートにて第1四半期のXRPの売却高を発表しました。2018年第1四半期に当たる1月から3月の間での売却高は、1億6,770万USD(約183億円)相当となりました。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄では、「マネックスグループ(8698)」が、前場引け後に出した決算での「クリプトアセット事業」業績開示を受けて後場から買い注文が殺到、制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる前日比約18%高の670円で引けました。

決算資料によると、18年3月期の連結税引き前利益は前期比8.1倍の86.3億円に急拡大、1-3月期(4Q)の連結税引き前利益も前年同期比11倍の31.9億円となったほか、従来未定としていた前期の期末配当を6.3円(年間配当10円)で実施するとしています。

さらに、決算資料で開示した「クリプトアセット事業」におけるコインチェックの業績見込みでは、年間売上高を前期比63.9倍の626億円、営業利益を前期比74.7倍となる537億円となったことで、2017年以降の「仮想通貨市場」の急成長ぶりを鮮烈に印象付ける形となりました。

なお、2018年1月26日のハッキングで不正流出した仮想通貨NEM(ネム)の補償対応分は特別損失として473億円を計上、税引前利益を63億円としています。

現在のコインチェックは、管理体制やセキュリティの見直しなどから、取り扱いアルトコインの売買を全面停止(事実上の開店休業状態)しており、金融業界の雄であるマネックスグループの再建支援と、金融庁の認可を受けた「正規の仮想通貨交換事業者」としてのサービス全面再開が、国内外の仮想通貨市場からも強く待ち望まれています。

より詳しい情報と、仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄の最新情報一覧はこちら。

CoinPostの関連記事

マネックス決算でコインチェックの業績開示:営業利益は前期比74.7倍の537億円と急成長
2018年3月期の業績を初開示 年間売上高は、前期比(概算)63.9倍の626億円。営業利益は前期比(概算)74.7倍と...
仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

NY市場

  • NYダウ 24,083.83(+59.70)
  • NASDAQ 7,003.74(-3.62)
  • S&P500 2,639.40(+4.84)

日本時間26日早朝(米国時間25日)に引けたNY株式市場は高安まちまち。米国長期金利が取引時間中に3%を上回る状況が続いており、相場の重しとなり、一時200ドルを超えて下落する場面もありましたが、ボーイングの決算発表が良好な内容となった他、通年予想を上方修正した事でダウを牽引。

NYダウは結局、6日ぶりの反発となる59ドル高で引けました。

ボーイングの他にも個別ではテキサス・インスツルメンツも決算内容が良好な結果となったことで上昇した他、コムキャストがイギリスの衛星テレビ大手会社に買収提案を提示したことで買われた一方で、ゼネラル・エレクトリックがレーティングを下げられた事で下落。

Twitterも決算は好調だったものの、売上高が伸び悩みやコスト増加などの見通しが嫌気され、2.4%安となりました。

引け後に決算発表をしたフェイブスックは売上高や一株利益などが市場予想を上回り、時間外取引などで上昇しております。

東京市場

  • 日経平均22,319.61(+104.29)
  • TOPIX 1,772.13(+4.40)
  • マザーズ 1,141.02(+0.32)

26日の東京株式市場は主要三指数揃って上昇。NY市場が6日ぶりの反発した事や、前日好決算を発表した東京エレクトロン1銘柄だけで日経平均を約60円押し上げるなど、半導体関連銘柄への買いなども追い風に日経平均は終値ベースで2万2300円台を回復しました。

為替市場においてもドル高円安が進行し、輸出関連銘柄も買われ、東証一部売買代金も約1ヶ月ぶりの高水準となる2兆7856億円となった他、個別では日本電産が4.2%上昇し、ロームや川崎重工なども買われました。

一方でアステラス製薬、ソフトバンク、ファナックなどが下落し、日経平均の足を引っ張りました。

市場の注目は引き続き決算となりそうで、市場の期待通り内容や、それを超える内容が続けば、市場のセンチメントは改善し再び日経平均が上昇に向かう可能性もあるでしょう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
07:25
仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
06:55
リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
06:35
イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
06:15
米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。
05:45
カザフスタン、仮想通貨の国家準備金創設へ 犯罪没収資産と国営マイニングで調達
カザフスタン中央銀行のスレイメノフ総裁が30日、犯罪事件で押収した資産と国営マイニング事業で得たビットコイン・仮想通貨を原資とする国家準備金創設計画を発表した。
05:30
ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも
米ストラテジー社は30日夜、6月22日から6月29日の間に総額765億円を投じて、4,980 BTCを購入したことを報告。前週購入数の20倍となった。
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧