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中国・上海市、大規模実証実験で「デジタル人民元」を35万人に配布へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

上海でデジタル人民元の実証実験へ

CBDC(中銀デジタル通貨)開発で先行する中国政府が、主要都市の上海でデジタル人民元の大規模実証実験を予定していることがわかった。

CoinPost提携メディアのThe Blockによれば、上海で35万枚の紅包(日本のお年玉に相当)として総額3.4億円以上に相当する2,000万デジタル人民元を35万人に配布するための抽選を先週末に実施した。

6月上旬に北京で行われた実証実験では、総額6.8億円が配布されたが、配布された紅包数(人数)は過去最高となった。

1つの紅包には、940円相当の「55デジタル人民元」が含まれる予定で、6月11から20日までの期間、上海や隣接する蘇州で利用が可能になる見込みだ。中国の四大伝統行事である端午節にちなんだ祝日を機に、DCEP(Digital Currency/Electronic Payment)やe-Yuan、e-CNYなどの呼称を持つデジタル人民元の認知・普及を図る。

中国では、昨年から深センや蘇州、成都、長沙、北京など国内の至る所で実証実験を繰り返しており、日本のお年玉に相当する紅包(ホンパオ)として抽選形式でデジタル人民元を市民に配布。期限内に対象施設でデジタル人民元を利用してショッピングができる実証実験を度々行なってきた。

中国各地で実証実験が進むデジタル人民元だが、配布される額も最近増加傾向にある。2月時点では3都市で総額18億円が配布されたが、6月時点では6都市で約42億円を配布している。

上海市では21年1月、市内の病院で医師らを対象にデジタル人民元専用のカード型ハードウォレットの実証実験が行われ、3月にはニューワールドシティ、ニューワールド大丸デパート、タイカン食料品店という3つの大きな小売店で決済の実験が行われた経緯がある。

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