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ライトコイン創設者が語る「ミンブルウィンブル」導入の意義 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライトコインのプライバシー機能向上

ライトコイン(LTC)の創設者、Charlie Lee氏が、暗号資産(仮想通貨)アナリストScott Melker氏とのインタビューで、ライトコインのプライバシー機能を高める今後のアップデート「MWEB」について、その意義を語った。

「MWEB」は、「MimbleWimble Extension Blocks」の略称であり、「MimbleWimble(ミンブルウィンブル)」と呼ばれるテクノロジーを拡張ブロックとしてライトコインに組み込むことを目指している。

ミンブルウィンブルは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズムを改良したもので、スケーラビリティを向上させると共に、取引に関する情報について特定されないようにする技術だ。これにより「ライトコインのプライバシーと代替可能性が向上し、より優れたお金の形になる」とLee氏は語った。

Lee氏は、現在ビットコイン(BTC)やライトコインには法定通貨の場合のような「代替可能性」が欠けていると指摘。

「代替可能性」とは最近NFTについてよく使われる言葉だ。NFT(非代替性トークン)はそれぞれのトークンが他と代替できない唯一無二の価値を持っている。

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

Lee氏は、これとは反対に「20ドル紙幣は、他の20ドル紙幣と区別がつかない」、つまり他と代替可能なものだと述べた。

ビットコインやライトコインは、現状インターネット上で、個々のトランザクションについてウォレットのアドレスや残高などを閲覧できる仕組みを有している。このために、あるウォレットに入っているビットコインは、他のウォレットに入っているビットコインと、情報面では区別できるとLee氏は説明。

「MWEB」が立ち上がれば、ユーザーはこうした情報について、公開したくない場合は非公開にできるようになる。

透明性とプライバシー機能のバランス

モネロ(XMR)などの匿名通貨については、プライバシー性能が高過ぎるため、マネロンなどの問題から、取り扱う仮想通貨取引所が少ないという問題がある。これに関してLee氏は、ライトコインは取引所が取り扱える透明性を維持した上で、ユーザーがプライバシー機能を選択できるようにすると語った。

2019年に、ミンブルウィンブル機能の導入を決めた際にも、Lee氏は「規制への配慮から、利用者がプライバシー機能をオンにするかどうか選択できる」という方法を選んだと説明していた。

2019年時点でLee氏が大手取引所や関連企業と話したところでは、ライトコインに透明性の高いメインチェーンが存在することから、特にミンブルウィンブル拡張ブロックのことは問題視されなかったという。

関連:仮想通貨ライトコイン開発者チャーリー・リー氏 「ミンブルウィンブル」について語る

現在コードの監査中

開発者による6月3日の進捗状況報告によると、ライトコインのミンブルウィンブル・プロトコルは、2021年末頃のメインネットでの機能実装を目指して進められているところだ。

ミンブルウィンブルのコードは、レビューと監査を受けるためにGithubに掲載され、それ以降いくつか変更されている。また、現在このコードをレビューする開発者を集めるのに苦労しているという。

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