はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アグリゲーターのOpenOcean、ポリゴン(MATIC)を統合

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引がよりシームレスに

7月9日、OpenOceanは自社のアグリゲーターエコシステムにポリゴン・ネットワークを追加したと発表した。

OpenOceanとポリゴンは、DeFiユーザーがデジタル資産を完全に所有すること、そしてそれらの移動をDeFiとCeFi間でもシームレス、かつ低い取引手数料で可能とすることを今回の統合の目的としている。

OpenOceanは5月、Twitter上で新たな仮想通貨ネットワーク追加に関する投票を実施していた。その結果、44,000を超える投票のうち48.7%がポリゴン追加を選択。今回の統合は、このユーザーの要望にOpenOceanが応じた形となった。

ポリゴン統合がユーザーにもたらすメリット

OpenOceanのアグリゲーション・プロトコルは、イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ、トロンなどの主要なパブリックチェーン上で、DeFiやCeFi(中央集権型金融)の流動性を調達し、取引を最適化するものだ。

今回の統合により、トレーダーはOpenOceanを利用してポリゴンが提携する取引所から流動性を確保し、デジタル資産を低スリッページかつ最良の価格で取引することができるようになる。

スリッページ

為替などの取引実施時に、注文レートと約定レートの間に乖離が生じること。

金融用語集

近い将来、OpenOceanはクロスチェーンアグリゲーションをリリースし、ユーザーが異なるチェーンやペアの資産を低スリッページで最良の価格で取引・転送できるようにする予定とのことだ。

OpenOcean共同設立者であるCindy Wu氏は、こう述べている。

当社のDeFiユーザーやトレーダーは、より安価で高速な取引を提供する、よりオープンで強力なイーサリアム互換のブロックチェーンネットワークを強く希望していることがわかりました。ポリゴンの統合後、トレードマイニングを実施します。ユーザーがOpenOceanを介してポリゴン上で取引を行う際、OOEトークンが提供されることになります。詳細は今後、公式SNS上で発表致します。

ポリゴンとは

ポリゴンは、イーサリアムチェーンのレイヤー2ソリューションにあたり、ネットワーク手数料のGAS代高騰問題を解消する開発者向け開発フレームワークだ。

混雑の続くETHチェーンのメインネットとは異なる拡張を持たせることで、スケーラビティ問題を緩和。ポリゴンのスケーリング・ソリューションは、400以上のdAppsや、約150万人以上のユーザーに広く利用されている。

OpenOceanとは

OpenOceanは、世界初のDeFiとCeFiの両領域をカバーするアグリゲーター。最適化されたルーティングアルゴリズムを採用することにより、主要DEX(分散型取引所)およびCEX(中央集権型取引所)の流動性を一ヶ所に集約することにより、ユーザーへ最も良いレートを、低スリッページかつ低手数料で提供する。

ユーザーは、アルゴリズムで計算された最良レートを、CEXで提供されているレートと比較した後、DEXまたはCEXのどちらでトレードを実行するか選択可能だ。OpenOceanにはクラシック版とPro版があるが、Pro版ではサービス手数料としてプロトコル利用料金を追加徴収しない。Pro版ユーザーであれば、元々のトランザクション実行にかかるガス代や手数料のみでOpenOcean利用のメリットを享受できる。

OpenOceanは今後、仮想通貨以外にも、DeFiとCeFiの双方でデリバティブ、イールド、レンディング、保険商品などのアグリゲーションを行い、独自の複合マージン商品やウェルスマネジメントサービス(資産管理)を開始する予定だという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧