WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

分散型VPNを提供する「Mysterium Network」とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Mysterium Networkの分散型VPNとは

Mysterium Networkは、分散型VPN(dVPN)を提供するWeb3.0のプロジェクト。

Mysterium VPN(dVPN)はイーサリアム上に構築されており、その利便性を持ちつつVPNが抱える既存の課題解決を目指している。

VPN(Virtual Private Network)はインターネット上で仮想の専用線を構築することで、秘匿性やセキュリティ面などでメリットを得ることが出来るサービスだ。

機密性の高い(企業などの)情報のやり取りや、海外の制限されたコンテンツにアクセスする際の手段として一般に普及している。

dVPNでは、既存のVPNとは違いe-mailや契約、サブスクリプション、クレジットカードなどが要求されることはない。必要な際にのみVPNをオンにし、実際の使用量に応じて暗号資産(仮想通貨)支払うだけで済む。

しかし、dVPNの最も大きな利点は、現在の中央集権型のインフラストラクチャにおける課題を克服することだという。

MysteriumVPN

ノードとして参加、報酬を得る仕組みも

Mysterium Networkのサービスでは、ノードが従来のサーバーの役割を果たし、ユーザーは世界中に位置するIPのリストから選択し、ノードに接続、その地域のコンテンツにアクセスできる。

ユーザーはノードに対して、使用時間、帯域幅に応じた料金を支払う仕組みだ。

ユーザーはdVPNを利用するだけでなく、このノードを運営することでサービス提供側になることも可能になっている。つまり、余っているストレージや計算パワー、IPアドレスをシェアし、有効に活用することが可能だ。

例えば、中国のようなインターネットが制限されている国から、日本のような検閲の無い地域のIPアドレスに接続するといった使い方が考えられる。住居レベルのノードは検出・追跡が殆ど不可能だという。

既存のVPNの課題点を解決する仕組み

一般的なVPNは営利企業によって提供されている。そのため、商業用サーバーを借りるか保有する企業は、政府やISP事業者などから把握される存在であらざるを得ない。

また、サーバーの遅さや制限の存在のほかに、ユーザーの活動履歴を集権型のサーバーに残してしまうという懸念がある。そのため、ユーザーは情報を企業が悪用しないだろうと信頼するほかない。

ところが現実には、商業プロバイダー62社を対象にした研究(2018)で、多くのVPNが様々な方法でユーザーの履歴をリークしていることが分かっているという。

一方で、dVPNのノードはサーバーに代わってサービスを提供する役割を果たし、誰でもこのP2Pのシステムに参加し運用者になることが出来る。

コンピューターやRasberry Piのようなデバイスで参加し、帯域幅やIPアドレスをシェアすることが可能だ。また、ノードは暗号資産で即座に報酬が支払われる。

インターネットのセカンドレイヤーに

分散型インフラストラクチャであるため、データがそののまま保管されることはなく、ノードを通したトラフィックは暗号化される。

単一ノードが一人のユーザーを見分けることは不可能であり、当局やサードパーティーについても同じことが言える。ユーザーはトラフィックを、既知のウェブサイトのみを承認するホワイトリスト制にすることも可能だという。

分散型インターネットと同様に分散型VPNは単一障害点を持たないことが特徴でもある。そのため中央型のサービスに比べより堅牢(ロバスト)な選択肢となっている。

グローバルなノードのネットワークはインターネットのセカンドレイヤーとなって、インターネットが開かれた場所であり新しいアイデアやコラボレーション、接続が行われる場所であることを確保し続ける。

関連情報

VPN:http://mysterium.network/apps

Node Running Page:https://mysterium.network/node-runner-japanese/

Twitter:http://twitter.com/MysteriumNet

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:32
XRP不正生成の脆弱性、悪用防止で投票経ず修正 XRPL財団が説明
XRPレジャーで新たなXRPを生み出せる脆弱性が見つかった問題で、XRPL財団が12日に経緯を説明した。同財団によると、XRPは生成されておらず、悪用の形跡もない。修正版をアメンドメント投票を経ずに適用した理由も示した。
09:23
仮想通貨ウォレット大手レジャー、被害デバイス内に不正ハードウェアを確認
仮想通貨ウォレット大手レジャーは販売店クリプトビリス経由の被害者端末に不正ハードウェアを確認した。流出額は分析企業により約9,320万ドルとも推計されているところだ。
08:50
OKJ、NIGHTを13日に取扱い開始 板取引は「国内初」と発表
国内取引所OKJは10日、ゼロ知識証明を使うプライバシー特化型チェーン「ミッドナイト」のNIGHTを13日から扱うと発表した。板取引での提供は国内初(同社調べ)としている。仕組みと国内の取扱い状況をまとめた。
08:19
ビットコイン、8.5万ドル突破が焦点 最大の取得価格帯=アナリスト
クリプトクアント寄稿者のダークフォスト氏は、ビットコインの取得価格分布で8.4万から8.5万ドルが最大の価格帯だと指摘。8.3万ドル時点で投資資金の53%がこの水準より上で入ったとし、下値では7.7万から7.9万ドルを支持帯に挙げた。
10/11 日曜日
11:30
ビットコイン原油高・中東緊迫化で1300万円割れも、CPIと8万ドル水準が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は原油高・中東緊迫化を背景に一時1268万円まで急落。8万ドル近辺のサポート維持が焦点で、CPI・PPIの結果と現物ETFの資金フローが相場の行方を左右する。bitbankアナリストが週次分析。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/9)|米当局の証券性の共同解釈・10月の相場分析・メタプラネットの動向まとめ
今週は、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の証券性に対する共同解釈、10月の仮想通貨相場分析、メタプラネットの動向に関する記事が関心を集めた。
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧