はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

DEAとSun Asteriskが資本提携、ゲーム×DeFiの「GameFi」プロダクト共同開発へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Sun*とDEAが提携

株式会社Sun Asterisk(以下、Sun*)とDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (以下、DEA社)は24日、NFT(非代替性トークン)を含めたブロックチェーン開発およびエンターテイメント事業の拡大を図り、資本業務提携を締結したことを発表した。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

背景にNFT・GameFi市場の活況

今回の発表に際し、Sun*は、イギリスの有名オークションハウスでBeepleのNFT作品が高額で落札されたことや、大企業などの相次ぐNFT参入に触れ、NFT市場が世界中で活況を呈している状況に言及。そうした現状を踏まえたうえで、今回の発表について次のようにコメントを残した。

両社が持つ開発・運営ノウハウ、技術力やソースを活用しながら、ブロックチェーンゲーム及びNFTを活用したプロダクト開発や新規事業開発での協業を通じて、NFT市場領域でスピード感を持ってサービスを生み出していくことを可能にし、グローバルな事業拡大を目指していきます。

DEA社は、最近急速な発展を見せる、ゲーム領域とDeFi(分散型金融)を融合した「GameFi」に言及している。

DEA社は、企業のDX、事業開発支援をグローバルに展開し急成長をとげているSun*社との協業により、GameFi市場におけるスピード感を持ったプロダクトの開発や、新しいサービスのローンチを企図し、この資本業務提携を決めました。

Sun*は、2013年3月に設立された企業で、世界4ヶ国・6都市で計1,500名以上のエンジニアやクリエイターが在籍。新規事業創出やDX推進を図るデジタル・クリエイティブスタジオであると説明されている。最新技術の研究を行うR&D Labを設立し、これまでもブロックチェーン、AIや機械学習などの技術を活用したプロダクト開発支援を提供している。

GameFiプラットフォーム事業を手がけるDEA社は、シンガポールで2018年8月に設立された企業。ブラウザゲーム「JobTribes」「Puzzle×JobTribes」「Lucky Farmer」のβ版、NFTマーケットプレイス「NFT Marketplace by DEP」を事業展開している。

同社が立ち上げた、ゲームをプレイするなどして暗号資産(仮想通貨)DEP(DEAPcoin)を報酬として得ることができるGameFiプラットフォーム「PlayMining」では、現在、ID登録者は170万人を超えている。

また、同社は2020年にNFT特化型プラットフォーム開発で知られるEnjinと「NFT Awards」を共催したことで知られる。NFT Awardsとは、世界の優れたNFT作品やその作者を称え、ブロックチェーンの画期的なユースケースであるNFTを周知・促進するために、DEA社とEnjinが立ち上げたコンテストのことだ。

DEA社CSO山田氏は、仮想通貨メディアCoinPostが以前行ったインタビューにおいて、注目しているNFT関連分野について次のように話していた。

アートが先に盛り上がった後は、ユースケースの話になってくると思います。ここからは、あらゆるものと結びつくNFTの進化を見る場所であるものの、多分一番キャッチーに理解されるのはゲームなのかなと思っています。

私としては8月、9月頃にはいわゆるブロックチェーンゲーム、その頃はNFTゲームと呼ばれているかも知れませんが、今アートに訪れているような波が来るのではと思っています。

GameFi市場は、例えばブロックチェーンゲーム『Axie Infinity』では、ガバナンストークン(AXS)やゲーム内通貨の「Small Love Potion(SLP)」が急騰。ブロックチェーン分析プラットフォームTokenTerminalによると、6月から7月にかけて3,340万ドル(37億円)の収益を生み出したという。これは、2位のバイナンスチェーン基盤の分散型取引所であるPancakeSwap(CAKE)の約3倍だ。月間取引量はNBAトップショット、CryptoPunksと大手NFTマーケットプレイスOpenSeaの合計に匹敵する規模まで膨れ上がっている。

ブロックチェーンゲームが大変な盛り上がりを見せている現状を言い当てていたと言えるかもしれない。

関連:DEA、Enjin共催「第2回 NFT Awards」開催へ──DEA社CSOインタビュー

GameFi

DeFiの分野の一つで、ゲームをプレイすることでお金を稼ぐことが出来る「Play-to-Earn」を特徴とするプロジェクト・ゲームなどを指す。ブロックチェーン技術などを基盤にする。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧