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未来予測市場の需要とは? Gnosis:CTOにインタビュー

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Gnosis初の分散型取引所
以前はGNOトークンとイーサリアムトークンの交換のみでしたが、今後は全ERC20トークンも交換可能にする予定です。
ダッチオークションモデルを選んだ理由とは?
eBayのようなセカンドプライスオークションを実施すると、オークションに負けた人が出て、スマートコントラクトに余分な資金が送られる可能性があります。しかし、ダッチオークションでは払い戻しが必要ないため余分な手順がなくなります。
仮想通貨Youtuber、ビットコイナー反省会さんよりGnosisへインタビュー
今回は、Gnosisの独占インタビューをビットコイナー反省会さんより実施、CoinPostにて記事にさせていただきました。実際のインタビューyoutubeはこちらよりご覧ください。
ダッチオークション形式とは
売り手が高めに設定した価格から順に値を下げてゆき、最初に買い手がついた値段で商品を売るオランダの生花市場で採用されているオークション方式のことで、取引スピードの高速化が可能となり、米国財務省短期証券の入札方式にも使用されています。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨Gnosis

仮想通貨 Gnosis(ノーシス)とは?

Gnosisはイベントの結果を予測するオープンプラットフォームを展開する企業で「ダッチオークション形式」でICOを行った注目通貨です。

仮想通貨 Gnosis(ノーシス)とは?
Gnosis(ノーシスコイン)は、イーサリアムシステム(ERC20)を利用した「集合知による予測市場アプリケーションの作成」が特徴のアルトコインです。ダッチオークション形式のICOによりわずか10分で13億円の資金調達したことでも話題性があります。

今回は、そんなGnosisの独占インタビューをビットコイナー反省会さんより実施、CoinPostにて記事にさせていただきました。

インタビューにご協力いただいたステファン・ジョージ氏そして、ビットコイナー反省会さんに御礼申し上げます。

ステファン・ジョージ(Stefan George)

イーサリアム上に構築された分散型予測市場プラットフォーム、『Gnosis』の共同設立者兼CTO。Hasso Plattner InstitutでITシステムエンジェニア修士号取得。(ノーシス)Gnosisはあらゆるイベントの結果を予測できるオープンなプラットフォームを提供し、予測市場アプリケーションの作成やカスタマイズを単純化させることを計画している。

インタビュー内容一覧

―予測市場以外にもGnosisは何かされているのですか?

Gnosisは予測市場の創出や、誰もが予測市場を創造を可能にするフレームワークを作成することで知られていました。

ですが現在はこれらの予測市場で作成されたトークンを交換するための基盤技術についても取り組んでいます。

基本的に分散型交換技術を構築しており、このシステムに参加できるように暗号の知識が全く無いユーザーとのギャップを埋めようとしています。

私たちはまた、より使いやすく安全なウォレットを作成するように努めています。

ユーザーがプライベートキーを知る必要が無いほどに簡単なウォレットを作りたいと思っています。

―中央集権型と分散型予測市場の違い、重要性とは?

中央集権的な予測市場の仕組みは、投資家が私たちにビットコインを送って市場に投資させることです。

我々は与えられた資金を使いプレイヤーとして予測市場に参加し、生んだ利益を投資家に払い戻します。

しかしこのやり方ではビットコインを使ってでも、中央集権型になってしまいます。

それは通貨の変動を我々が起こしまっているからです。

しかし今のGnosisは中央集権型と二つの面で異なります。

一つが分散型になったため、投資家の資産をGnosisが管理する必要がなくなったため、信頼性および安全性が上がりました。

二つ目は予測市場の目標、つまり、グローバルな流動性プールを作ることである。

理想的には、1イベントにつき1つの予測市場が必要です。

誰もが同じ市場に参加するのは、プレイヤーにとって最大のインセンティブを与えるからです。

より多くの人々が流動性に参加すればするほど、実際に知識を持つプレイヤーのリターンやインセンティブが大きくなるからです。

Gnosisはこの市場で最も正確な予測を持っています。

もしこの目標を達成したいのであれば、コミッションではなく包括的なインフラストラクチャーを持たなければなりません。

そうしたい場合は、Ethereumのような分散型インフラストラクチャーが必要です。

―オラクル(Oracle)はデータを市場に供給する際に中央集権にて管理されています。Gnosisはどのようにその問題を解決しようとしていますか?

Gnosisはオラクルのプロバイダーではありません。

私たちが取り組んでいることは、オラクル標準です。

私達は標準化されたインタフェースを作ることでオラクルプロバイダーがGnosis予測市場を使えるようにしたいのです。

しかし、オーガー(Augur)のように分散型予測市場、要するに分散型オラクルを作っている人たちもいます。

需要はありますし、成功を祈っています。

ですがまだ実験段階なので使えるかどうかわかりません。

なのでGnosisではおそらくは分散型オラクルから始めるのではなく、既存のオラクルプロバイダーの評判や信頼性を活用することになります。

例えばブルームバーグ(Bloomberg)。

ブルームバーグは全ての取引デスクのオラクルであり、多くのトレーダーは彼らの情報を頼っています。

現在これらのプロバイダーはブロックチェーンを新しいビジネスに活用できるのか興味を持っているはずです。

―一部の人はオラクルの評判に懐疑的であったり、中央集権型オラクルが不正を起こす可能性があります。それについてどう思う?

確かにそういったリスクはあります。

オラクルの中には利用者からのフィードが見れないものもあります。

理想的には予測市場をより良くするため多くの人々に分権的な方法で協力してもらいたいと思っています。

今日本ではReality Checkという新たなプロジェクトが開発されています。

とても興味深いコンセプトで、オラクルが公表した内容にプレイヤーが同意しない場合には、お金をかけなくてはならないようなエスカレーションプロセスを作るという今までで無いコンセプトを利用してます。

Gnosisでもこういったプロジェクトと連携して、信頼性をあげたいと考えています。

―投票期間や投票プロセスはどうなっているのですか?

基本的に予測市場はイベントの結果が出るまで取引可能です。

我々の予測市場は現在、自動マーケットメーカー(Automated Market Maker)と呼ばれる仕組みを使用しています。

簡単に言えばスマートコントラクトと同じ仕組みです。

それは常に反対側をスマートコントラクトであり、特定な情報を得ることに関心を持っている誰かによって資金提供されています。

例えば予測市場でユーザーが結果Aに投資しようとした場合、自動マーケットメーカーは必ず結果Aの真逆の結果Bに投資します。

よって自動マーケットメーカーは必ず負ける仕組みでできています。

もし私がこの自動マーケットメーカに資金を提供しているのであれば、すでに十分な情報を持っていているので、予測が完結する前にこのマーケットメーカーの使用を止めるかもしれません。

その時点で取引終了ということです。

―Gnosisのプラットフォームはどれほどの規模になれば情報が正確だと言えますか?

それは見方によります。

Gnosisでは投票にどれだけの人数が参加したのではなく、誰が投票したかを重要視しています。

なぜかと言うと本当に重要なのは、参加したプレイヤーの知識だからです。

我々にとって、予測市場で一人でも正確な予測ができる人がいればそれで十分なのです。

なぜなら、この人は常にインセンティブがあり、予測市場が常に正しい結果を予測することができます。

もしそうでなくても、ユーザーは逆に投票すればお金を稼ぐことができるのでそれも問題ないのです。

Gnosisトークンについて

―Gnosisトークンの仕組みは?

GnosisにはGNOトークンとOWLトークンという2種類のネイティブトークンが存在します。

これらは、Gnosisプラットフォームにおいてネットワーク効果を生み出すことや利用手数料を効率的に支払うために存在します。

GNOトークンはGnosisプラットフォームで中心となるトークンで、ユーザーはGNOトークンで予測市場の報酬を受け取ったり、賭けをすることができます。

GNOトークンはGnosis外部でもトークンとして価値があり、取引所でイーサリアムなどの他のトークンと交換することが可能です。

OWLトーケンは手数料を支払うために作られています。

現金や他のトークンを使うより安くなります。

―もし私がこのトークンで一定のUSDを一定の時間維持したとして、どれほどの利子を期待できますか?

このトークンモデルはまだ開発中なため、はっきりとしたことは言えません。

ただ期間にもよりますが銀行のようにある程度の利子は期待できるはずです。

Gnosisはユーザーにトークンをロックダウンするようインセンティブを与えたいと思っています。

予測市場で勝ち取ったトークンをすぐ現金に変えてしまうのではなく、トークンを保持するユーザーを増やしたいからです。

もしその市場に流動性があり、保持するインセンティブが無ければ大体の場合現金に変えてしまうのが普通です。

ですがそれではトークンの価格を下げてしまったり、価格が安定しなかったりと悪影響を及ぼします。

それを防ぐためにこのモデルを考えました。

―同じようなモデルが出てきたらGnosisはどう対抗しますか?

それはGnosisだけでなく全てのプロジェクトにとっても重大な課題です。

それについて考えるならば、市場の周りにネットワーク効果を生み出している場合にのみ、料金を正当化することができます。

イーサリアムは、グローバル流動性プールを可能にするのに十分なネットワーク効果を生み出す機能を提供していないため、イーサリアムプラットフォーム上では不可能であると私は想定しています。

なので全くのコピーを作っても我々のネットワークをそのままコピーすることは出来ないのです。

それが私たちがスマートコントラクトに直接統合しない理由です。

なのでスマートコントラクトに手数料を払う必要がなくなります。

Gnosisは予測市場の結果をトレードするための特別な分散型取引所を使用するプロトコルを作成することで、イーサリアムプラットフォームの周りにネットワーク効果を生み出せると仮定しています。

―現在大部分のトークンをロックしていると聞いています。どう対処するおつもりですか?

それはまだお伝え出来ませんが、もし何かしらの対処をする場合三ヶ月前には発表する予定です。

―Gnosisでは予測市場以外にどのようなプロジェクトをやっているのですか?

現在取り組んでいるプロジェクトは分散型取引所です。

Gnosis初の分散型取引所でダッチエクスチェンジと言います。

トークン交換を容易にするためにダッチオークションモデルを使用しています。

以前はGNOトークンとイーサリアムトークンの交換のみでしたが、今後は全ERC20トークンも交換可能にする予定です。

ダッチオークションモデルを使う利点としては、フロントランニングを不可能にすることができるからです。

分散型取引所では以前からフロントランニングは問題視されていました。

ダッチオークションは、常に同じ価格を全員に与えることでそれを防ぎます。

―なぜダッチオークションを選んだのですか?

ダッチオークションを選んだ理由は単純にイーサリアムプラットフォームに組込みやすかったからです。

eBayのようなセカンドプライスオークションを実施すると、オークションに負けた人が出て、スマートコントラクトに余分な資金が送られる可能性があります。

しかし、ダッチオークションでは払い戻しが必要ないため余分な手順がなくなります。

「Gnosisが特徴的なのは、「ダッチオークション形式」でICO ダッチオークション形式とは、売り手が高めに設定した価格から順に値を下げてゆき、最初に買い手がついた値段で商品を売るオランダの生花市場で採用されているオークション方式のことで、取引スピードの高速化が可能となり、米国財務省短期証券の入札方式にも使用されています。」

―新しいウォレットも開発中とか?

また、パーソナライズされたマルチシグウォレットも取り組んでいます。

二重認証の機能が搭載されているイーサリアムベースのウォレットです。

―今後のプランをお願いします

今後の予定としてはまずGnosis初の分散型取引所をダッチオークション形式で作ることです。

リリースは1-2ヶ月後を予定しています。

他には次のバージョンの予測市場インターフェースをリリースすることと、AndroidとIOSで利用できるイーサリアムベースのmulitsigウォレットです。

インタビューにご協力いただいたステファン・ジョージ氏そして、ビットコイナー反省会さんに御礼申し上げます。実際のインタビュー映像はこちらよりご覧ください

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