はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

楽天、NFTマーケットプレイスを計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

楽天がNFT参入へ

楽天グループ傘下のコミュニケーションズ&エナジーカンパニーは、2022年初頭にNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの立ち上げを計画していることが分かった。

先日、ビジネス特化型SNS「Linkedin」で関連人材の募集を行っており、サービスや業務内容についての詳細が確認された。なお、現在は募集は締め切られている。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

事業内容と募集する人材

Linkedinの募集ページを確認すると、楽天グループ傘下で携帯事業やデジタルコンテンツ関連のサービスを展開するコミュニケーションズ&エナジーカンパニーは、ブロックチェーンコンテンツマーケット事業部において、2022年初頭にNFTマーケットプレイスの立ち上げに向けて求人募集を行っていた。

同事業部は、「ブロックチェーン技術を活用した革新的な技術をコンテンツビジネスに適用し、魅力的で使いやすいNFT市場の構築と一般化を推進」するとしており、業務内容は「開発、法務、渉外との連携の補佐。業務プロセス構築の補佐、営業および営業管理の補佐」とされている。

さらに具体的に見ていくと、以下の6つの業務に分かれている。

  • 営業──コンテンツホルダー(プロスポーツチーム、クリエイター、ゲーム会社など)に対する営業活動のサポート
  • 営業管理、営業サポート──上記の業務を行うための、アポイントメント調整などのサポート(英語使用)
  • 進捗管理──DU、BU両面の業務の管理を行い、進捗の可視化をサポート(英語使用)
  • 法務調整──業務プロセス構築において、法務との調整を補佐
  • 渉外調整──渉外と連携し、関係省庁や外部団体との調整を補佐
  • 新規企画立案──新サービス企画の立案(英語使用)

募集の必須要件としては、ビジネスレベルの英語力、経理・法務・営業・開発などの各領域における一般的な業務知識などが、歓迎要件としてはプロスポーツ・アニメ・マンガ・アイドル・ゲーム・音楽などのコンテンツに対する関心、知識などが挙げられている。

同プロジェクトは複数の国を拠点としている。フロントエンドの開発は東京、シンガポール、バンガロール(インド)、ブロックチェーンは東京およびベルファスト(英国)で開発が行われる。

過去にも関連人材を募集

楽天は2016年8月に英国・ベルファストにブロックチェーン技術に特化した開発チーム「Rakuten Blockchain Lab」を設立しており、2か月前の2021年6月より同プロジェクト内にコミットする人材を募集している。

入社した場合、「東京にて、楽天グループの各事業との接点となり、ベルファストの開発チームと連携しながら、ブロックチェーン技術や開発プラットフォームを活用したプロジェクトの提案や推進」する業務を行うことになる。

具体的な業務内容としては、同プロジェクトが開発を行っているブロックチェーン技術を活用できるプラットフォーム「Rakuten Blockchain Platform」を活用したプロジェクトに関するプロモーションやコンサルティング、外部企業との協業機会の検討などを挙げている。

必須要件には、ブロックチェーン技術および仮想通貨に関する強い興味関心、プロジェクトの立案から完遂まで一貫してリードした経験などを列挙している。

募集背景の項目では、セキュリティトークンやNFTなどについても言及されている。

暗号資産領域の成長はもちろんのこと、セキュリティトークンやNFTなどの新しいマーケットが立ち上がり、また、各国におけるCBDCの検討や発行、サプライチェーンやIDにおける活用など、ブロックチェーンが急速にメインストリームに近づいてきています。

それに伴い、さらなる楽天グループ内でのプロジェクト促進のため、本ポジションを募集します。

楽天ウォレットとのシナジーは

NFTマーケットプレイスをローンチ予定であることが判明した楽天グループだが、暗号資産(仮想通貨)取引所楽天ウォレットとの連携の有無は現時点では明確ではない。

楽天ウォレットは、楽天ポイントを仮想通貨に交換できる点や楽天ウォレットで保有している仮想通貨を楽天キャッシュにチャージすることで、楽天市場での買い物や楽天ペイでの決済に利用できる点など、楽天経済圏の強みをいかしたシナジーを生み出しているが、NFTマーケットプレイスとの連携も期待されるところだ。

関連:初心者向けの仮想通貨取引所、楽天ウォレットの特徴とおすすめポイントを紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧