はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国内初、仮想通貨取引所BITPointに上場したエイダ(ADA)とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

エイダ(ADA)が日本上陸

2021年8月25日、Coinmarketcap(CMC)時価総額ランキング3位の暗号資産(仮想通貨)エイダ(ADA)が、国内で初めて上場しました。

上場先は、リミックスポイント傘下の国内仮想通貨取引所ビットポイント(BITPoint)です。

関連:国内初、エイダ(ADA)がビットポイント上場

エイダとは

暗号通貨の設計と開発における既存のブロックチェーンの課題に対処するために2015年に開始されたオープンソースのプルーフオブステークブロックチェーンプロジェクト(カルダノ)の基軸通貨です。

ユーザーや統合を求める他のシステムのニーズをより適切に説明する、よりバランスの取れた持続可能な第3世代のエコシステムを提供することを目的としており、2017年10月にローンチされました。

ADAは、以下の法人によって運営されております。

カルダノ財団:

コミュニティ管理・育成規制や規格の整備を行っています。

Inout Output Global:

CMC時価総額2位のイーサリアムの共同創業者兼元CEOでも知られているチャールズ・ホスキンソン氏が率いるIOGによってCARDANOプロトコル(ADA)の研究・開発を行なっています。

EMURGO(エマーゴ):

ミドルレイヤー、アプリケーションレイヤーの開発・投資などの通じ、ブロックチェーンの商業化を行なっています。

カルダノの主義・思想

カルダノ財団は2021年4月にアフリカでのパートナーシップ締結を相次いで発表。エチオピアとタンザニアで、教育やネットワーク提供に貢献することを表明しました。

関連:カルダノ、アフリカで新たなパートナーシップ続く 教育やネットワークインフラを支援

その際、チャールズ・ホスキンソン氏は、次のように抱負を述べました。

「私たちは、ブロックチェーンを社会の利益に貢献するための力と見なしています。Atala PRISMという仕組みを通じて、医療などのアクセスが難しかった人々を支援したい。地理的な場所や文化、出自に関係なく、誰もが平等にアクセスできる国際的なマーケットプレイスを作成したいと考えている。」

透明性の高さ

また、エイダ(ADA)の合意形成アルゴリズムは、学会にて暗号学者の査読(Peer Review)を受けた論文に基づいて設計されており、進捗や開発中のコードはカルダノ公式サイトの技術レビューやGitHubのパブリックリポジトリで公開されるなど、透明性の高い開発プロジェクトの一つとして評価されています。

PoSの仕組みにより、ADAの保有量に応じたブロックチェーンネットワークへの貢献により、一定の報酬(リワード)を受け取ることが可能な「ステーキング」が可能です。ADAネットワークでは、ステーキングプール数、ステーク委任されたプールの飽和度、ブロックの生産効率などにより、ステーキング報酬が決定されます。

大型アップデート「アロンゾ」

ADAの時価総額は、2021年9月6日時点でCoinmarketcap(CMC)ランキング3位の約10兆円。前月比+96%、年初来騰落率+1,550%の2.9ドルを付けるなど、中・長期的に上昇基調にあります。

出典:Messari

出典:Messari(ADA/USD 日足)

上昇の背景にあるのが、大型アップデート「アロンゾ(Alonzo)」への期待と思惑です。

アロンゾでは、イーサリアム(ETH)と同様のスマートコントラクトが導入され、NFT(非代替性トークン)生成やブロックチェーン上でのDeFi(分散型金融)やdApps(分散型アプリケーション)が実装可能となります。

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、あらかじめプログラムされた内容に従って、自動的に契約を執行する仕組みを指す。この仕組みがDeFi(分散型金融)を生み出した。

▶️仮想通貨用語集

今年5月にテストネットがローンチされ、以降アロンゾ・ブルー、アロンゾ・ホワイト(6月~7月)、アロンゾ・パープル(7月~8月)を経て、メインネットが日本日付で9月13日についにローンチとなりました。

ADAの開発は、Byron(バイロン)、Shelley(シェリー)、Goguen(ゴーグエン)、Basho(バショウ)、Voltaire(ボルテール)の5段階に分かれており、アロンゾはGoguenの一環です。

9月25日〜26日には、バーチャルイベントとライブイベントを組み合わせたカルダノの国際カンファレンス「Cardano Summit 2021」が開催予定となっており、高い関心を集めています。

ビットポイントの特徴とサービス

ビットポイントは今年5月、金融庁より「第一種金融商品取引業者」の登録を獲得しました。金融庁のライセンスは、世界的にも特に厳しい基準が定められています。

ビットポイントは、顧客の資産管理を重要視しており、セキュリティ対策では、異常を即座に検知できるよう24時間の監視体制を敷いています。

1. BITPOINTとBITPOINT PRO

ビットポイントでは仮想通貨の売買手段として、「BITPOINT」と「BITPOINT PRO」の2種類のサービスを提供しています。

「BITPOINT」では、売買したい銘柄の数量を入力するだけで簡単に売買ができるため、取引初心者に向いています。一方、「BITPOINT PRO」では、レバレッジ取引や板取引で成行・指値・逆指値(成行)の注文ができるため、株式投資経験などがある中・上級者向けのサービスとなっています。

2. 「貸して増やす」レンディングサービス

「貸して増やす」は、同社とユーザー間で暗号資産貸借契約を締結し、ユーザーが保有する仮想通貨を貸し出すことで、貸借料を受け取ることができるサービスです。貸出時に「自動更新」を選択することで、更新前の貸借料を含めて再契約が可能。

同サービスを利用するには、公式サイトやアプリ上での募集に対し応募する必要があり、応募多数の場合は抽選となります。

3. 仮想通貨即時出金サービス

手数料無料でリアルタイム出金できるというメリットがあります。

取扱い銘柄一覧

ビットポイントでは、以下の8銘柄を取扱っています。

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • イーサリアム(ETH)
  • ライトコイン(LTC)
  • リップル(XRP)
  • ベーシックアテンショントークン(BAT)
  • トロン(TRX)
  • エイダ(ADA)
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
20:00
Aptosのエコシステム責任者が語るエコシステム戦略|独占インタビュー
Aptosのグローバルリーダーが語る、エコシステムの成長戦略と日本市場への本格参入。DeFi、AI、クリエイターエコノミーなど注目分野や、10億ユーザー規模を見据えた技術開発について聞いた。
16:51
NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に
11月19日NVIDIA決算発表後、Nasdaq総合指数0.6%高。マイニング企業株(IREN10%高など)がAIシフト恩恵で買われ、BTCは89,000ドル安値から91,000ドル回復。専門家は電力供給の重要性を指摘、関連投資機会を分析した。
16:44
米民主党議員がトランプ一族関与のワールドリバティに調査要請 国家安全保障への懸念示す
エリザベス・ウォーレン上院議員らが、トランプ大統領一族が関与するDeFiプロジェクト「ワールドリバティ・フィナンシャル」に対する調査を要請した。北朝鮮・ロシア関連団体へのガバナンストークン販売が国家安全保障リスクになると指摘し、利益相反の懸念も表明した。
16:00
米大手取引所クラーケン、SECにIPO申請を提出 評価額3.1兆円
米仮想通貨取引所クラーケンが米SECにIPO申請を提出。評価額は200億ドル(約3.1兆円)で、2026年第1四半期の上場を目指す。トランプ政権の友好姿勢を背景に、仮想通貨企業の上場ラッシュが続く。
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧