CoinPostで今最も読まれています

人気NFTゲーム「アクシーインフィニティ」、分散型取引所をローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

分散型取引所「Katana」を立ち上げ

人気ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」は4日、分散型取引所(DEX)「Katana」を立ち上げたと発表した。同時に、独自トークンRONの発行についても説明している。

分散型取引所では、中央機関や中間業者を介さずに、ユーザーが提供する流動性プールを通じて取引が行われる。

DEX(分散型取引所)とは

ブロックチェーン上に構築される非中央集権型取引所。「分散型取引所」の英訳である「Decentralized EXchange」から「DEX」とも呼ばれる。中央管理者を介さずに当事者間で直接取引を行うため、管理者に支払う手数料が不要で、その他に流動性が低い、秘密鍵をユーザーが管理するなどの特徴がある。

▶️仮想通貨用語集

Katanaでは初期の取り扱い資産として、以下のトークンが取引可能だ。

  1. スムース・ラブ・ポーション(SLP)
  2. アクシーインフィニティ・シャード(AXS)
  3. ラップド・イーサリアム(WETH)
  4. USDコイン(USDC)

SLPとAXSは、アクシーインフィニティ固有のトークンだ。SLPは、プレイヤーがゲーム内バトルに勝利した際に入手できるトークン。AXSは、アクシーインフィニティのガバナンストークンである。

Roninチェーンの独自トークンRON

これに加えて、アクシーインフィニティの開発スタジオSky Mavisは、Roninブロックチェーンのエコシステムで使われる独自トークンRONも発表した。

Roninは、アクシーインフィニティ用のイーサリアム・サイドチェーンで、分散型取引所Katanaもこの上に構築されている。

RONトークンは将来的に、Roninネットワーク上の取引における手数料の支払いにも使われるようになる見込みだ。また、この先Roninチェーンに構築されるゲームや製品の安全性を確保するためにも使用されるという。

現在、ユーザーは1日あたり100回まで、無料でRonin上の取引を行うことができるが、今後はRONを手数料として使用するような仕組みに移行する計画だ。手数料は非常に安価なものになると予測されている。

ユーザーは、Katana上のSLP/ETHまたはAXS/ETHプールに保有トークンを預けてステーキングすることで、取引所に流動性を提供し、報酬を得ることが可能。総供給RONの10%が、今後90日間に渡って、2つのプールへの流動性提供者に与えられる形だ。

アクシーインフィニティは、「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」という、仮想通貨で収入を得ることができる仕組みなどにより、急速に人気を博している。トークン情報サイトCryptoSlamによると、これまでにアクシーインフィニティでは、合計28億ドル(3,180億円)相当ものNFT(非代替性トークン)取引が行われてきた。

関連大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

Axie Infinityとは

ベトナムのゲームスタジオSky Mavisが開発。プレイヤーがゲームで仮想通貨を獲得し、それを現地の法定通貨に変換できる「Play-to-earn」という仕組みが備わっており、フィリピン、インドネシア、ブラジルなどの国々で参加者が増えている。ゲームに参加するには、最初にNFTキャラクターを入手するためにETHを支払う必要がある。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア