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仮想通貨投資企業Three Arrows、450億円相当のETHを購入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

波紋を呼ぶ、Zhu Su CEO発言

シンガポールの大手仮想通貨ヘッジファンドのThree Arrows Capitalは12月6〜7日の間、91,477ETH(450億円)のイーサリアムを購入したことがわかった。

Three Arrows Capitalの大口購入はブロックチェーンデータサイトetherscanで確認されたもので、FTX、バイナンス、及びコインベースで購入されたようだ。

Three Arrows CapitalのZhu Su CEOは大量購入について、「イーサリアム(レイヤー1チェーン)は今も使いにくいが、先週末のような暴落が起こればいくらでも押し目買いする。これからもっと買うつもりだ」と話した。

Three Arrows Capitalは以前からイーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)など、いくつかのレイヤー1ネットワークに積極的に投資していたが、先日Zhu Su氏の心移りとも取れる発言が波紋を呼んでいた。

Zhu Su氏とイーサリアムの背景

Zhu Su氏は11月21日、イーサリアムネットワークの高いガス代(取引手数料)がユーザーのアクセス(利便性)を阻害しているとして、「イーサリアムを捨てる。現在のイーサリアムカルチャーは富裕層に傾き過ぎている」と発言し、イーサリアムコミュニティや一部投資家にショックを与えた。

一方、Three Arrows Capitalは最近、アバランチ(AVAX)やソラナ(SOL)といった高速レイヤー1に投資のフォーカスを移している。

「イーサリアムを捨てる」発言に対するコミュニティの反発を受け、Zhu Su氏はその後「少し言いすぎたかもしれない。確かにイーサリアムでは、(ポリゴンなど)素晴らしいレイヤー2(補佐的)ソリューションも構築されている」、「しかし、ホルダーよりもユーザーの有用性にもっとフォーカスしてほしい」と態度を軟化させた。

ドイツ銀行やFlow Traders社でトレーダーとしてのスキルを磨いたZhu Su氏、及びヘッジファンドのThree Arrowsは、主にトレードによる利益をもたらしている。そのため、「イーサリアムを捨てる」発言や、今回の大量購入の動き、以前から2020年末に始まった強気相場を「スーパーサイクル(持続的成長周期)」と呼んでいることなどから、ポジトークに過ぎないとの指摘も見受けられる。

仮想通貨投資企業(VCなど)とプロジェクトが向かう目標が異なることについては、これまでも多くの議論がなされてきた。Zhu Su氏はイーサリアムに対する自らの批判について、「私はビルダー(開発者)ではなくトレーダーだが、当社が投資しているネットワークはすべて実際に利用しており、私は1ユーザーでもある。ユーザー視点で意見を述べたまでだ」と弁解した。

Three Arrowsは現在、イーサリアムやアバランチのほかにも、ポルカドット(DOT)、クサマ(KSM)、Aave、Ardana、dydxなど、さまざまなプロジェクトにも投資している。

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