ユーザーにBMEXトークンを配布へ
暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXは21日、独自のBMEXトークンを配布する計画を発表した。
BitMEXは2017〜2019年の間ビットコイン(BTC)の大手デリバティブ取引所として注目を集めたが、米国や日本などの規制当局の取り締まりを受け、サービス対象国の範囲を縮小し、CEOを含む経営陣も一新した経緯がある。また、バイナンスやBybit、FTXなどの取引所の台頭で市場占有率を失ってきた。CoinGeckoのデータによると、BitMEXの出来高は現在17位だ。
関連:『一時代の終焉か』米当局に告発されたBitMEXアーサーヘイズがCEO退任
以前はビットコインやイーサリアム(ETH)のデリバティブ取引だけ提供していたが、今や多くアルトコイン銘柄の現物取引にも対応している。
関連:BitMEXに100億円超の罰金、米CFTCらとの和解で
BitMEXはBMEXトークンを配布することで個人投資家の利用率を強化する狙いがある。
We’re thrilled to announce the minting of our token, BMEX 🔥
— BitMEX (@BitMEX) December 21, 2021
The Token for True Believers!
Learn how to be eligible for our #BMEX #airdrop here: https://t.co/obpUxHySmJ pic.twitter.com/9naBGT08wM
トークンの配布については、2022年に既存ユーザーのBitMEXウォレットに送付。BMEXトークンの総発行数が4.5億枚で、大部分はユーザーの取引高に応じて配布し、20%はBitMEXの従業員用に、25%はトークンの長期的エコシステムの発展に充てるという。
また、今後はトークンユースケースを拡大していくとした。