はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

GASトークン、有資格のイーサリアム利用者へ無料配布

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム利用者へエアドロップを実施

新たに誕生した自律分散型組織(DAO)の「Gas DAO」は29日、条件を満たした暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のアクティブユーザーに、トークンをエアドロップ(無料配布&ガス代必要)すると発表した。

配布されるトークンの名称は「Gas DAO(GAS)」で、これは同組織のガバナンストークンだと説明。しかし現時点では、このプロジェクトがどのようなプロダクトやサービスを開発しているのかは明らかにされていない。

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略で、自律的に機能する分散型組織を指す。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。

▶️仮想通貨用語集

Gas DAOのプロジェクトの目的は、ガバナンスの仕組みを活用して、イーサリアムのアクティブユーザーの「声」になることだという。現時点で具体的なプロダクトやガバナンス以外のトークン用途には言及していないが、10億GASを保有するユーザーは、プロジェクトについて提案をすることができると説明している。

先週には同様に、「OpenDAO(SOS)」というトークンの無料配布が発表された。これはNFT(非代替性トークン)プラットフォーム「OpenSea」のユーザーに配布すると説明。OpenSeaでNFTを売買したことのある対象ユーザーは、ウォレットを接続させて配布数を確認し、「Claim(受け取る)」することでトークンを受け取ることができる。OpenDAOはコミュニティ主導のNFTエコシステムになることを目指している。

関連OpenSea利用者にエアドロップのSOSトークン、時価総額300億円に接近

GASトークンについて

今回のGASトークンも同様の仕組みで、対象ユーザーはウォレットを接続してClaimすることで、エアドロップを受け取ることが可能。イーサリアムブロックチェーンのブロック高1,388万時点で、1,559ドル(約18万円)以上のガス代を支払ったユーザーを対象にトークンを配布するという。

エアドロップの対象となるウォレット数は63万超。GASトークンの総供給量は1兆枚で、その内55%を対象ユーザーに無料で配布するとした。

出典:Gas DAO

Claimは2022年5月1日まで受け付けており、受け取られなかった分はプロジェクトの資金(DAO Treasury)に回すと説明。上述した通り、現時点では資金の用途には言及していない。今後については、数日以内にガバナンスの構造について発表すると述べた。

GASトークンはすでに分散型取引所(DEX)のUniswapやSushiSwapなどに上場。CoinGeckoのデータによれば、上場時の価格は0.05円超だったが、本記事執筆時点では0.009円の水準まで下落しており、24時間で80%以上値を下げている。

関連初心者でもわかる「SushiSwap」とは|特徴と仕組みを解説

一方で、トークン保有者の数は、日本時間の今朝の時点で33,000を超えたもようだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/21 木曜日
17:48
シンプレクス、ステーブルコイン参入を支援へ アバランチ実証実験を受け
シンプレクスが金融機関のステーブルコイン事業参入支援を本格化。Ava Labsとの実証実験でアバランチ基盤の高性能インフラを実証し、参入障壁の解消を目指す。
17:23
カニエ・ウェスト、仮想通貨YZY発表
カニエ・ウェスト(Ye)が暗号資産(仮想通貨)「YZY」をソラナ上で発行し、発表直後にバイナンスに上場。YZY Moneyエコシステムの中核トークンとして決済サービス「Ye Pay」やYZYカードを展開予定。
16:39
メルカリとソニー、NFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意 Soneium活用へ
メルカリとソニーグループがNFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意。ソニー独自ブロックチェーン「Soneium」を活用し、メルカリの月間2300万人ユーザー基盤でWeb3技術の大衆化を目指す。アイドル関連NFT販売を皮切りに新エコシステム構築へ。
14:00
米上院議員、仮想通貨市場明確化法案の年内成立を目指す
シンシア・ルミス米上院議員は、仮想通貨規制の明確化を図るクラリティ法案の年内成立を目指すと発表した。先月発表された上院の独自案ではなく、超党派の支持を得た下院案を基本法案とする方針に切り替え、11月末にはトランプ大統領への提出を見込んでいる。
13:40
ゴールドマンサックスとベッセント財務長官、ステーブルコイン急成長を予測
米財務長官とゴールドマンサックスがステーブルコイン市場の急拡大を予測。規制整備により数兆ドル規模の成長期待が高まる中、JPモルガンは慎重姿勢を示す。
12:50
「ビットコインは2030年までに100万ドルへ」コインベースCEOが強気予想
コインベースCEOが2030年のビットコイン価格を100万ドルと予想した。機関投資家流入など強気シナリオの要因を挙げている。仮想通貨の今後のユースケースについても話した。
12:00
「多様なイノベーション促進へ」金融庁・今泉参事官が語る、暗号資産規制やETFの展望
金融庁の今泉宣親・暗号資産ブロックチェーンイノベーション参事官が語る、ビットコインETF、制度改革、ステーブルコインの展望。利用者保護とイノベーション両立への取り組みを詳述。
12:00
ビットバンク廣末社長が語る、ビットコインとの出会いと今後の展望|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、ビットバンク廣末紀之社長独占インタビュー。オリコン顧客満足度2年連続1位の暗号資産取引所が語るWeb3時代の資産形成戦略とWebX2025への展望を聞く。
11:30
明日にジャクソンホール会議パウエル講演控える中、仮想通貨相場反発
ビットコインが前日比1.17%上昇する中、機関投資家によるイーサリアム大量購入が継続。Bitmine Immersionが52,475ETH追加で総保有額66億ドル近くに。一方、個人投資家のアクティブアドレス数は8月に28%減少し、ビットコイン・イーサリアム現物ETFからも大幅流出。ジャクソンホール会合でのパウエル議長発言が今後の相場を左右する見通し。
10:50
アーサー・ヘイズ、幹細胞事業に投資
ビットメックスの創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏が幹細胞クリニック事業に大規模投資し取締役就任。先週売却した仮想通貨を1050万ドルで買い戻し、「利益確定はもうしない」と方針転換。
10:05
イーサリアム財団、セキュリティ強化の行動指針発表
イーサリアム財団は、Trillion Dollar Securityのプロジェクトについて行動指針を発表。仮想通貨イーサリアムの広範な調査を経て、まずはユーザー体験の安全性を強化する。
09:40
米ブロックチェーン協会ら、ステーブルコイン利回りに関する「ジーニアス」改正案に反対
米ブロックチェーン協会らが、銀行協会提案のステーブルコイン利回り規制強化に反対している。「ジーニアス」法案の改正案にいくつかの論点から異議を唱えた。
08:35
米ナスダック、BNB保有企業WINTの上場廃止決定 株価75%超暴落
米ナスダックがBNB投資企業ウィンドツリー・セラピューティクス(WINT)の上場廃止を決定。株価が最低価格1ドルを下回り、今年99%以上下落。
08:00
RWAトークン取引所「DigiFT」、計37億円の資金を調達
RWAトークンの取引所DigiFTは、現在までで合計約37億円の資金を調達したことを発表。直近の資金調達ラウンドはSBIホールディングスが主導している。
07:45
トークン化株式「xStocks」、トロンのブロックチェーンに拡大へ
クラーケンとBackedは、TRON DAOとの協業を発表。株やETFをトークン化して取引できるようにするサービスのxStocksを、仮想通貨トロンのブロックチェーンに対応させる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧