CoinPostで今最も読まれています

Uniswap創設者、2022年の計画を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Uniswapの計画

分散型取引所(DEX)Uniswapの創設者Hayden Adams氏は1日、2022年の計画を発表した。

Uniswapは2022年に累積の取引高が1兆ドル(約115兆円)を超える予定だが、ユーザーが安全でシームレスに安くトレーディングを行えるような方法をさらに増やしていくと説明。開発者にはより多くのツールを提供したり、ガバナンスにさらに容易に参加できるようにしたりする予定だと述べている。

Uniswapとは

イーサリアムのブロックチェーン上に構築されたDEX。取扱銘柄や出来高が多く、代表的なDEXの1つである。

▶️仮想通貨用語集

Adams氏は2022年の計画を述べる前に、2021年を振り返った。暗号資産(仮想通貨)全体の時価総額は一時3兆ドル(約340兆円)を超え、NFT(非代替性トークン)の需要が高まったり、DAO(自律分散型組織)が普及し始めたりするなど、2021年は仮想通貨にとって革新的な1年だったと述べている。

その上で、こういった成長を可能にした要因の1つはDeFi(分散型金融)のインフラの発展だと指摘。Web3.0プロジェクトやDAOの事例を挙げ、DeFiはマーケットや所有権の民主化に貢献しているとした。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

Adams氏はDeFiの発展に触れる中で、Uniswapの成長にも言及している。2021年5月には「Uniswap v3」をローンチし、DeFiの資本効率を1,000倍高めたと主張。また、イーサリアム(ETH)上のDEXにおけるレイヤー1の取引のうち、Uniswapが最大75%を占めることもあると述べ、自身のプロジェクトの成果もアピールした。

関連Uniswap v3、イーサリアムメインネット実装完了

そして、2021年には手数料を下げられるようにUniswap v3を「Polygon」や「Arbitrum」、「Optimism」に統合したことも説明。また、助成金プログラムで開発者をサポートした実績にも言及している。

関連Uniswap v3、ポリゴンで正式ローンチ

一方で、これまでの成長は始まりに過ぎないと説明。今年は現在の100万から200万のユーザー数で取引高が1兆ドルに到達する予定だが、中央集権型の取引所のユーザー数がおよそ100倍多いことを考えればDeFiにはまだ成長余地が残されているとし、「2022年もDeFiのイノベーションを主導していく」と意欲を見せた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア