はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン採掘速度最高値も売り圧力目立つ、スクエニがNFTゲームや独自トークンに言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

年明け最初の取引となる「大発会」を迎えた国内株式市場は、日経平均株価が、前営業日比396円(1.38%)高の2万9千円台を回復した。

3日の米ニューヨーク市場では、オミクロン株への懸念後退などの影響で、ダウ平均株価が最高値を更新。これを受けて、幅広い銘柄が買われている。

一方、昨年末のリスクオフ局面で連れ安傾向にあった暗号資産(仮想通貨)市場は、一時は抵抗線上抜けで反転の兆しを見せていたものの、51,000ドルを抜け切らず大幅反落。短期下落トレンドを否定(転換)できずに2021年を終えた。

薄商いの年初も上値を売り込まれ、現時点では冴えない値動きが続く。

BTC/USD日足

2018年初頭(2017年相場の翌年)同様、前年の「仮想通貨バブル」の恩恵を享受した投資家も多く、年末の損益調整や確定申告(納税)に向けた利益確定売りの影響が考えられる。

売りが一巡すれば、段階的な買い戻しも想定されるが、国内確定申告期限の3月15日、米国のタックスリターン(確定申告)期日である4月15日前も、納税売りが強まる可能性があるため注意が必要だろう。

ハッシュレート過去最高値

ビットコイン(BTC)のハッシュレート(採掘速度)は2日、21年5月の過去最高記録を更新。一時200TH/sの大台を超えた。

BTC価格は弱含むなか、中・長期の展望を見据えるマイナー(採掘業者)の活動が旺盛なことを示唆しているが、4日にかけて前日比-12.59%の176TH/sまで下落するなど不安定な状況にある。

bitinfocharts.com

20年6月には、中国政府がマイナー規制をかつてないほど強め、世界シェアNo.1を占めていた同国内の大規模ファームが相次いで稼働停止を余儀なくされたことで、ハッシュレート(採掘速度)が一時68TH/sまで激減した経緯がある。

その後、大手マイナーが海外移転などを加速させ、結果的に分散化が進んだ。

関連:中国マイナー大量撤退で激変する勢力図、=英ケンブリッジ大学データ

NFTゲーム市場に大手参入

スクウェア・エニックス松田社長が、年頭所感にてブロックチェーン(NFT)ゲーム事業の本格参入に意欲を見せた。

メタバース(仮想空間)関連事業やNFT(非代替性トークン)市場、分散型のエコシステムや将来的な「独自トークン」発行にまで言及するなど踏み込んだ内容であり、業界内外から注目を浴びている。

関連:スクウェア・エニックス、ブロックチェーンゲーム事業本格化へ

ドラゴンクエストやファイナルファンタジーシリーズなどのIPホルダーで知られるスクウェア・エニックスは、先日の決算説明会でも「NFTとスクエニ事業アセットとの⾼い親和性」を認識。中期事業戦略の一環として、ブロックチェーンゲームの本格的な「事業化フェーズ」に移⾏することを発表した。

同社は、スマートフォンが普及し始めたばかりの時代、ソシャゲの有償ガチャが賛否両論を巻き起こし大手企業が足踏みする中、いち早くソシャゲ業界に参入して成功を納めてきた経緯があり、先進的な企業風土がうかがえる。

2021年3月には、2018年にローンチしたブロックチェーンゲーム「マイクリプトヒーローズ」などで国内NFTゲーム市場を先行するdoublejump.tokyoと提携。 「資産性ミリオンアーサー」のNFTデジタルシールの販売を手がけた。

関連:国産人気NFTゲーム「マイクリプトヒーローズ」、Polygonと提携

2020年には、ブロックチェーンVRゲームTheSandboxの親会社AnimocaBrandsの資金調達ラウンドにも出資。その後20年11月には、ソフトバンクのVCがTheSandboxの大型資金調達を主導した。

ソフトバンク、メタバースNFTゲーム「The Sandbox」で100億円規模の資金調達主導か

一方、「メタバース(仮想空間)」は、昨秋に旧Facebookが「Meta」に社名変更したことでバズワード化し、メガトレンドに急浮上した。暗号資産(仮想通貨)市場でもザ・サンドボックス(SAND)やディセントラランド(MANA)などのメタバース関連銘柄が物色され、数倍に値上がりした。

足元では過熱感から反落しているものの、メタバース自体は一過性ではなく中・長期的なテーマになると見る向きが強い。コロナ禍の影響で各国の政策でデジタル推進が加速する中、メタバースを活用したオンライン会議実用化など、世界的な潮流が見込まれる。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
20:05
Bybit、日本居住者向けサービス終了へ 2026年1月が最終期限
Bybitが日本居住者へのサービス終了を発表。2026年1月22日がKYC2完了の最終期限となり、未完了者は制限対象に。金融庁の規制強化を背景に、10月の新規登録停止に続く措置。世界第2位の取引量を持つ同社の撤退により、多くのユーザーへの影響が予想される。
18:00
Digital Space Conference 2026 無料チケット受付開始
ユーザーがメタディスクリプションを100文字程度で作成するよう依頼しています。DSC2026の記事内容に基づいて、SEOに適したメタディスクリプションを作成します。2026年2月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Digital Space Conference 2026」を開催。日本デジタル空間経済連盟主催、CoinPost企画・運営。AI、Web3、メタバース等を横断し次の社会像を議論。参加無料、チケット受付開始。
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧