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米NVIDIA、メタバース開発プラットフォーム「Omniverse」の無料版を提供

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

オムニバース無料版をリリース

米大手半導体メーカーのNVIDIAは4日、メタバース開発プラットフォーム「Omniverse(オムニバース)」の無料版を提供することを発表した。同社は昨年、オムニバースのベータ版を公開し、11月より企業向けの有料版もリリースしていた。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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NVIDIAによると、オムニバースは、「リアルタイム3Dデザイン・コラボレーション」および「仮想世界シミュレーションプラットフォーム」で、様々な分野のデザイナー、クリエイターが3Dの構造物やシーンを作成することができるものだ。

ベータ版リリース以来、約10万人のクリエイターによってダウンロードされているという。今回の無料版は個人のクリエイターにも提供される。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

オムニバースの特徴

企業版は、自動車大手BMWや広告代理店WPPなど、多くの企業が採用しており、工場や建築のシミュレーションなどで活用している。一例として、電気通信企業Ericssonは、5G電波の伝わり方をシミュレーションし、過密な都市環境における電波同士の干渉を最小限に抑えることに使っている。

NVIDIAは、オムニバースの特徴の一つとして、高いシミュレーション能力を挙げている。粒子や流体、機械なども詳細にシミュレート可能だ。これにより、仮想環境でロボットアーム、自動車など様々な機械の知能をトレーニングすることもできる。

同社は昨年11月に、インタラクティブなAIアバターを生成するプラットフォーム「オムニバース・アバター」も発表。

仮想空間での共同作業、顧客サービス(例:仮想レストランで顧客とやり取りするアバター)、コンテンツ作成などの場面で活用が見込まれている。異なる言語で話す者同士のやり取りや、騒がしい場所でのやり取りも、スムーズに行える機能を備えているという。

NVIDIAは、今回の無料版リリースについての発表と同時に、オムニバースの新機能も紹介した。ライブラリーの追加や、オーディオトラックで3Dの顔をアニメーション化できるアプリ「Omniverse Audio2Face」の機能拡張などが挙げられた。

日本で、パートナー企業の組織を結成

NVIDIAは、昨年12月7日、日本で「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan(NVIDIAオムニバース・パートナーカウンシルジャパン)」を結成したと発表している。

オムニバース企業版の、導入支援を行うための団体で、関連ソリューションやサポートを提供するパートナー企業で構成される。参加企業は関連する知見の蓄積と向上、エコシステムの構築、プロモーションなどを行い、オムニバース企業版の市場開拓と普及に努めていく。

現在の参加企業としては、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、デル・テクノロジーズ株式会社、株式会社電通国際情報サービス、レノボジャパン株式会社、株式会社マウスコンピューター、株式会社エヌ・ティ・ティピー・シ-コミュニケーションズ、株式会社理経、その他合計24社が挙げられる。

カウンシルは、当面の主な対象業種と利用用途として、「メディア&エンターテインメント業界でのCG制作、ゲーム開発におけるマルチユーザー/リモートワークでのレビュー、建築および製品デザインでの3Dビジュアライゼーションとレビュー」の分野で普及に注力していく方針だという。

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