NFTプラットフォーム提供へ
メッセージアプリを提供するLINEは19日、グローバルなNFTプラットフォーム「DOSI」をリリースすると発表した。LINEブロックチェーンもメタバース参入を目指す格好だ。
📢 DOSI at LINE TAIWAN TECHPULSE 2022
— LINE Blockchain (@LINEBC_Global) January 19, 2022
LINE's Global NFT Platform – #DOSI was introduced today at the keynote of LINE TAIWAN TECHPULSE 2022. Meaning that #LINEBlockchain meets the Metaverse era, DOSI will be available in 180 countries by no later than the first quarter of 2022. pic.twitter.com/AqdblR9vd7
サービスは2022年の1Q(1月〜3月)中に、世界180か国で利用可能になる予定。なお、DOSIの利用規約によれば、日本や中国、香港、フィリピン、ロシアなどの国々・地域のユーザーは、同プラットフォームを使用できない。
なお、日本市場向けのNFTプラットフォームとしては、LINEの「NFTマーケットβ」が存在しており、今後さらにサービスが拡充されるとした。
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LINEグローバルは、公式フェイスブックで次のように投稿した。
DOSIは、韓国語で「都市」を意味し、LINEとLINEブロックチェーンを活用したオールインワンのNFT発行プラットフォームだ。DOSIはあらゆる人のために構築されており、NFTの店舗を開設し、世界中のファンと関わりたいと考えるすべてのブランドを歓迎する。
DOSIは、ウェイティングリストへの事前登録の受付をすでに開始している。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
▶️仮想通貨用語集
企業やクリエイターは、DOSIのプラットフォーム上で、簡単にブランドの店舗やグローバルコミュニティを構築することが可能。さらに、NFT専用ウォレットを通じて、一般ユーザーはクレジットカードや、ビットコイン(BTC)など数種類の暗号資産(仮想通貨)を利用して決済を行うことができる。
サービス内容
DOSIは、まずサービスの第一段として「DOSIストア」、「DOSIウォレット」、「DOSIサポート」の3つを用意している。
「DOSIストア」は、企業が、独自のNFTブランド市場をすみやかに構築し、NFTを自由に作成するためのテンプレートやAPIを提供するもの。
「DOSIウォレット」は、ユーザーコミュニティのプラットフォームとも接続していて、ユーザーはこれを利用してLINEメタバース上の、様々な活動に参加する。
「DOSIサポート」では、LINEの技術チームとマーケティングチームが、企業向けに技術・製品を提供し、NFT店舗の企画・運営を支援するサービスとなる。
日本では「LINE NFT」を開設へ
なお、LINEは21年12月、日本市場向けのNFTプラットフォームを拡充した「LINE NFT」を2022年春にリリースする予定だと発表したばかり。
「LINE NFT」の新機能により、知的財産権所有者は、LINE Blockchain上で発行したNFTの一次販売から二次流通までを行うことができる。一般ユーザーも、NFTを日本円で簡単に購入し、ユーザー同士で手軽に交換したり、売買することが可能になるという。